KAWASAKI KX450X 車両解説
2021年モデルでKX250のラインナップに新たに加わった“クロスカントリーレーサー”KX250XCに合わせて、KX450にもクロスカントリーレーサー仕様のKX450XCが誕生したのは2020年10月のこと。
世界各地のレースで数々の勝利を挙げているモトクロッサー、KX450をベースに、エンジン、サスペンション、シャーシの性能をクロスカントリーレース向けに専用チューニングを施す、と基本構成はKX250XCと同一。そしてホイールもフロント21インチのままだが、リアには新たに18インチホイールを採用しエンデューロタイヤと組み合わせている。サイトスタンドやスキッドプレートなどクロスカントリーレースで定番の装備を採用しているのもKX250XCと共通だ。
このKX450Xが2024年モデルでモデルチェンジ。名称もあらたにKX450Xとなった。
主な変更点は、実戦を考慮した工具が不要な“クイックリリースサイドカバーの採用、エンジン面では、新設計のダウンドラフトインテークを採用。フレームもアルミペリメターフレームを新設計とビッグチェンジだ。
今回はグラフィックと車両重量が微増(113.4→113.7kg)の変更を受けた。
★カワサキ ニュースリリースより (2023年6月20日)
2025年モデル KX450X 発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) KX450X
- モデルイヤー 2025
- マーケットコード KX450NSFNN
- 型式 –
- 発売予定日 2024年8月3日
- メーカー希望小売価格 1,110,000円
- (本体価格1,010,000円、消費税101,000円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン(GN1)
- 販売店 カワサキ正規取扱店、オフロードエントリーショップ
- ※メーカー希望小売価格は参考価格です。
- ※KX450は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- 【KX450X】
クロスカントリーやエンデューロで真価を発揮するKX450X。圧倒的な加速を生み出す4ストローク水冷DOHCエンジンは、エアクリーナーボックスからシリンダーヘッドまで直線的な吸気経路を形成し、エキゾーストポートも対称位置に配することで優れた吸排気効率を実現。スマートフォンアプリからエンジンマッピングにアクセスしてコースに応じたエンジン特性を選択できるほか、パワーモードやローンチコントロール、KTRC(カワサキトラクションコントロール)も搭載して、ハードなライディングシーンをサポートします。太いペリメターチューブをメインに構成されたアルミフレームは、俊敏なハンドリングと直進安定性を高い次元で両立。優れた走破性と接地感をもたらす足回りには、インナーチューブ径49mmの倒立フロントフォークとユニトラックリヤサスペンションという信頼性の高い組み合わせ。フロントブレーキにはブレンボのキャリパーとマスターシリンダーを採用し、コントロール性能を高めています。クロスカントリーモデルとして、フロント21インチ/リヤ18インチのエンデューロタイヤ装着ホイール、便利なサイドスタンドを装備。このほかライダーの動きを妨げないデザインのエンジンシュラウド、サイドカバー、リヤフェンダーや、工具なしでエアクリーナーにアクセスできる左サイドカバー、握り心地の良いODIグリップ、ハンドルとステップの位置を変えられるERGO-FITシステムなど、よりよいリザルトを獲得するためにデザインされたKX450Xは、カワサキならではのクロスカントリーモデルです。
- ■KX450Xの主な変更点
- ・グラフィックの変更
- ・車両重量の変更
- ■オフロードエントリーショップとは
- ・エントリーユーザーをはじめ幅広いお客様にオフロードの楽しさをお届けする「オフロードエントリーショップ」。取扱いモデルはカワサキの「オフロードコンペティションモデル」とし、新しいモーターサイクルライフをご提案、サポートいたします。
主要諸元
| 車名型式 | – | |
|---|---|---|
| KX450X | ||
| 発売日 | 2024年8月3日 | |
| 全長×全幅×全高(m) | 2,175×815×1,260 | |
| 軸距(m) | 1,480 | |
| 最低地上高(m) | 335 | |
| シート高(m) | 950 | |
| 車両重量(kg) | 113.7 | |
| 乾燥重量(kg) | – | |
| 乗車定員(人) | 1 | |
| 燃費(km/L) | – | |
| 登坂能力(tanθ) | – | |
| 最小回転小半径(m) | – | |
| エンジン型式 | – | |
| 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
| 総排気量(cm3) | 449 | |
| 内径×行程(mm) | 96.0×62.1 | |
| 圧縮比 | 12.5 | |
| 最高出力(kW[PS]/rpm) | – | |
| 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | – | |
| 燃料供給装置形式 | – | |
| 始動方式 | エレクトリックスターター | |
| 点火方式 | デジタル DC-CDI | |
| 潤滑油方式 | セミドライサンプ | |
| 潤滑油容量(L) | 1.0 | |
| 燃料タンク容量(L) | 6.2 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 1.750 |
| 2速 | 1.411 | |
| 3速 | 1.187 | |
| 4速 | 1.000 | |
| 5速 | 0.875 | |
| 減速比1次/2次 | 2.727(60/22)/3.846(50/13) | |
| キャスター(度) | 27.0 | |
| トレール(mm) | 118 | |
| タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
| 後 | 120/90-18 65M | |
| ブレーキ形式 | 前 | φ270mmシングルディスク |
| 後 | φ240mmシングルディスク | |
| 懸架方式 | 前 | φ49mm倒立テレスコピック式 |
| 後 | スイングアーム(ニューユニトラック) | |
| フレーム形式 | ペリメター | |


