★ホンダ モンキー125 車両解説
2017年7月の「モンキー・50周年スペシャル」の発売を最後に生産が終了したモンキー。まさに半世紀もの間「ご苦労様でした、ありがとうモンキー」。
モンキーの歴史もこれにて終了、かと思われていた中、2017年の東京モーターショーで新世代のモンキーとして参考出品されたのが、排出ガス規制や騒音規制をクリアできる余裕をもった125版のモンキーだった。
2018年4月に発売開始されたそれは、見た目はモンキーそのもの。しかし、そのサイズはなんと一回りどころか二回りも大きい“ビッグ・モンキー”で、多くのファンが驚いたことだろう。話題の中心は、とにかくそのサイズであったことは間違いない。
ただ新世代モンキー、サイズを除けば伝統のモンキースタイルを忠実にトレースしている。フロントサスこそ倒立式が奢られているが、前後のスチール製フェンダーやマフラーカバー、燃料タンク、シートなどどこをとってもモンキーなのだ。
2019年7月に新色「パールグリッターリングブルー」が設定されたのに引き続き、2020年4月には「パールシャイニングブラック」のニューカラーが設定されている。継続色の「パールネピュラレッド」「バナナイエロー」そして前回の「パールグリッターリングブルー」を合わせて全4色のカラーバリエーションとなっていた。
2021年9月27日には125ccモンキーとなって初のモデルチェンジで、ロングストローク化を図り圧縮比を高めるなどが行われた新エンジンを搭載して平成32年排出ガス規制をクリア。また5速ミッションを採用、ABSを標準装備とするなどレジャーバイクながら走りのグレードアップも行っている。
今回は車体色をミレニアムレッド2、パールカデットグレー、シーンシルバーメタリックに一新。オプションの純正アクセサリーとしてクロック&ギアポジションメーター(本体24,420円 アタッチメント5,280円)、USBソケット(Type-C)(本体7,700円 アタッチメント3,300円)、サドルバッグ(本体11,770円 サポート9,020円)が新たに設定された。
★HONDA ニュースリリースより (2024年6月27日)
原付二種レジャーバイク「モンキー125」のカラーリング設定を変更し発売
Hondaは、原付二種(第二種原動機付自転車)レジャーバイク「モンキー125」のカラーリングを変更し、7月25日(木)に発売します。
●全3色のカラーバリエーションを設定
●日常の利便性や、ツーリング時の快適性を高める純正アクセサリー(別売り)を設定
今回、モンキー125のカラーリング設定を変更。鮮やかな印象の「ミレニアムレッド2」、精悍な印象の「パールカデットグレー」と、落ち着いた印象の「シーンシルバーメタリック」の各色をフレームに施し、シンプルなカラーリングの燃料タンクとシートを組み合わせた全3色としました。
モンキー125は、初代モデル「モンキーZ50M」より連綿と引き継がれている「シンプル」「コンパクト」「愛らしさ」などの不変的な魅力を踏襲しつつ、剛性感のある倒立フロントフォークやクッション性に優れたシートを採用するなど、快適な乗り心地としなやかさを兼ね備えた操作感のあるモデルとなっています。
また、日常の利便性や、ツーリング時の快適性を高めるアイテムまで、使い方の幅を広げる純正アクセサリー(別売り)として、クロック&ギアポジションメーター、USBソケット(Type-C)、サドルバッグを新たに設定しています。
- ●販売計画台数
- (国内・年間) 4,000台
- ●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
- 451,000円(消費税抜き本体価格410,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
主要諸元
車名型式 | ホンダ・8BJ-JB05 | |
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モンキー125 | ||
発売日 | 2024年7月25日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.710×755×1.030 | |
軸距(m) | 1.145 | |
最低地上高(m)★ | 0.175 | |
シート高(m)★ | 0.776 | |
車両重量(kg) | 104 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※2 | 70.5(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 1名乗車時※3) | |
68.7(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※4)★ | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | – | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 123 | |
内径×行程(mm) | 50.0×63.1 | |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 6.9[9.4]/6,750 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 11[1.1]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 5.6 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.846 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.315 | |
4速 | 1.034 | |
5速 | 0.843 | |
減速比1次/2次★ | 3.040/2.642 | |
キャスター(度)★ | 25°00′ | |
トレール(mm)★ | 82 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/80-12 65J |
後 | 130/80-12 69J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク(ABS) |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd.
■製造国/タイ ■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※4 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます