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今シーズンも熱戦が繰り広げられるのが必至の全日本RR、2023年新チーム体制発表続報

「日本郵便 HondaDreamTP」

 全日本ロードレース選手権に参戦する「日本郵便 HondaDreamTP」が、2023年2月23日(ふみの日)に体制発表を行った。

 ST1000に参戦する高橋裕紀に加え、高橋 巧が加わることになった。高橋 巧は、2017年JSB1000のチャンピオンであり、長年ホンダのエースライダーとして活躍。2020年はスーパーバイク世界選手権(SBK)、2021年~22年にはブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に参戦、今季の活動について注目が集まっていた。

 手島雄介監督は高橋 巧について「3~4年前から日本郵便さんのサポートをしていた関係もあり、今季の活動の相談を受け、一緒にやることになりました。参戦クラスについてはJSB1000も考えましたが、ST1000参戦の方がファンの皆さんにレースを楽しんでもらえるのではと考えた」と語った。

 高橋 巧も「ST1000はBSBのレギュレーションに近く、自分の成長を見せることが出来るクラスだと思います。先輩の高橋裕紀さんと1、2を目指しタイトルを獲得したい」と決意を述べた。

 高橋裕紀は「強力なチームメイトが出来ました。モリワキで走っていた時に清成龍一選手とチームメイトでしたが、その時の関係性に似ていると思います。切磋琢磨して、お互いを高めあえたい」と語った。

 ふたりは、Honda CBR1000RR-Rを駆る。


 ST600には、引き続き小山知良がHonda CBR600RRで参戦する。過去2年はタイトル争いをするもランキング2位の小山は自虐的に「セカンドホルダーの小山です」と挨拶。今季は「ST600はタイヤ制限もあり、予選アタックが難しいクラスです。昨年はタイムにはこだわらずにグリッドは2列目までに並び、決勝で前に出るという形で、予選にはあまりこだわっていなかったが、今年は予選からしっかりとタイムアップを狙って勝負していきたい」と2019年以来のタイトル獲得を狙う。


 J-GP3はHonda NSF250Rを駆る岡崎静夏と16歳の若松怜が加わり2台体制となった。若松は「小山さんはアカデミーの先生でした。小山さん、高橋裕紀さんが世界GPで活躍していた頃のことは2006年生まれなのでわからないけど、すごいライダーだということは知っています。巧さんは、JSB1000のチャンピオンになった時は10歳くらいで覚えています。岡崎選手もワイルドカードで日本GP参戦したことも知っています。本当にすごい先輩たちとチームメイトになれたので、しっかり学んで成長したい」と語った。

 岡崎は「若松選手は昨年の全日本ランキングでは私よりも上なので、良い刺激として負けないように頑張ります」とチームメイトを歓迎した。

 これまで「日本郵便 HondaDreamTP」は高橋裕紀、小山、岡崎の3人体制だったが、高橋 巧、若松を加えて5人のライダーを抱えることになった。また、世界的にも知られるメカニックである小原斉を迎え、体制強化を図り、全日本での存在感を増す。




「Team TKR performance」

 Team TKR performanceは、昨年に引き続きST1000にSUZUKI GSX-R1000Rで村瀬健琉が参戦することを発表した。村瀬の故郷である長野県上田市での実施で、昨年は上田城で行ったが、今年は築100年の古民家「出丸邸」での発表会となった。

 この発表会前には、土田陽一上田市長を表敬訪問。発表会は地元企業の協力によって実現し、司会進行は斎藤市議が務めた。また、上田市をベースにジャンルを問わない活動をしている和太鼓バンド・GOCOO(ゴクー)のkanaeさんが駆けつけ、出陣太鼓とも言えるパフォーマンスを披露。集まったファンを喜ばせた。

 村瀬は、昨年のオートポリスで予選4番手と上位に食い込み、最終戦鈴鹿では7位に入るなど、その力を示しST1000ランキング9位となり、トップ10入りを果たしている。今年は表彰台を目標に掲げ、地元の声援を受け、更なる飛躍を誓った。




「KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE」

 KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBEが2023年のチーム体制発表を行った。全日本ロードレース選手権JSB1000には柳川明がKAWASAKI ZX-10Rで継続参戦。新たに佐野優人が加わりST1000にフルエントリーする。

 また、鈴鹿8時間耐久にはST1000に参戦するMATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOHとコラボして柳川明に加え、中村竜也、中村修一郎で挑む。サブライダーにカワサキのテストライダーである松崎克哉が加わる。

 柳川は、昨年10月に交通事故で大ケガを負い、ファンを心配させたが、復帰し全日本、鈴鹿8耐を戦うことを示した。「1991年から全日本ロードレース選手権への参戦が始まり、世界戦を含め今年は33年目のシーズン。今シーズンも毎戦悔いのない戦いがしたい。リハビリとトレーニングをしっかりして、挑みます」と語る。

 KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBEの伊藤一成監督は「新型コロナウイルスの感染拡大は、モータースポーツ界にも多大な影響を及ぼし、2020年・2021年は鈴鹿8耐が中止になるなど我慢を強いられる2年間となりました。しかし、昨年は、鈴鹿8耐・全日本ロードレースの全戦が開催され、我々もフル参戦を果たすことができました。我々の『レースに対する情熱』は今年も一切変わりはありません。RS-ITOHスタッフ一同の『情熱』を集結し、あらゆる困難にも対峙して戦ってまいります」と決意を述べた。

 MATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOHの黒川治監督は「我々のチームは3年計画で活動を始め、今季が最終年となります。目標だった鈴鹿8時間耐久にコラボという形ですが、参戦出来ることを嬉しく思っています。集大成の戦いという思いを込め、しっかり戦って行きたい」と語った。

 全日本ロードレース選手権年間エントリーリストも発表され、今シーズンも熱戦が繰り広げられるのは必至だ。

(文:佐藤洋美)







2023/02/27掲載