全日本ロードレース選手権に参戦する「SDG Honda Racing 」(ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE)は、タイトルメインスポンサーとしてSDG 昭和電機グループ、そしてホンダの全面的サポートを受けたトップチームとして、最高峰クラスJSB1000に引き続き名越哲平を継続起用する。昨年の開幕前のケガで、シーズン後半を欠場した名越は「皆様に心配とご迷惑をおかけしてしまいましたが、そんな状況でも今季の体制を整えて頂けたことに感謝しています。その気持ちを結果として残せるように取り組んで行きます」と語った。
またSDG昭和電機グループのライダー育成施策となる「SDG Motor Sports RT HARC-PRO. 」(CBR1000RR-R FIREBLADE)から榎戸育寛がST1000クラスに再挑戦を果たす。榎戸は、昨年は名越への代役としてJSB1000に参戦、また、アジアロードレース選手権(ARRC)に埜口遥希の代役参戦と、様々なカテゴリーで経験を積んだ。それを生かしてタイトルを狙う。昨年度ST600ランキング8位となった國井勇輝がST1000へステップアップする。國井は「ST1000参戦1年目という言い訳は関係なく、全力で最善を尽くし、常に結果を追い求める」と語った。
ARRCには「SDG MS HARC-PRO Honda Ph.」 として、2022年ASB1000ランキング2位の
埜口遥希(CBR1000RR-R FIREBLADE)を継続起用。昨年の全日本最終戦にST1000参戦で不慮の事故でARRC最終戦を欠場した不運により取り逃したチャンピオン奪還を目指す。
AP250クラスには2022年MFJ CUP JP250クラスでランキング2位を獲得した石井千優(ホンダ CBR250RR)を新規起用。JP250からステップアップしての参戦を果たす。石井は「初めての海外レースとなります。アジア選手権という舞台で走らせて頂けるチャンスを頂くことが出来たので、ライダーとして成長出来る1年に」と誓う。
鈴鹿8時間耐久参戦も併せて発表し「総合優勝を目指す」とした。
(レポート:佐藤洋美)