■撮影・文:高橋絵里 ■取材協力:株式会社スズキ二輪
朝から快晴に恵まれたフル-ツパークの特設会場に、一番乗りで到着したライダーは愛知県知多半島から来たフクナガさんだ。「実はKATANA歴はまだゼロで、GSX250Rなんです。」と少々遠慮がちだが、いえいえいいんです!今日はKATANAファン、スズキファンのイベントですもの。「スズキのバイク、特にKATANAのデザインが大好きで、今日は集まる様子を見たくて来ました。いつかは僕もKATANA、ですね。」
もちろん来場バイクは新旧KATANAが圧倒的なのは言うまでもない。午前9時のゲートオープンが迫るほどに続々と列を作って入場、駐輪場は新旧KATANAであふれた。旧型KATANAに対して新型KATANAの割合はおよそ2割強くらいだろうか、3年前の初開催時より大幅に多いのは確かだ。さらに、昨年1月に国内100台限定販売された新型KATANA特別色、通称『赤カタナ』については、スズキS-MALLとのコラボレーション企画により専用駐輪エリアが設けられた。20台の赤カタナが並ぶ姿に、オーナーばかりでなく会場の誰もが「かっこいいい!」「綺麗、映えるー」とさかんに写真に収めていた。
入場ゲートで検温と手指消毒の後、受付ではドリンク引換券、はままつフルーツパーク入場無料チケット、刀マーク入りマスクを受け取り、アンケートブースでWEBアンケートに答えてオリジナルステッカーを、チャリティ募金への協力でオリジナルマスクセットをゲットする流れもスムーズに、会場内はメインステージと観客席を取り囲むように出展ブース、物販テント、キッチンカー、休憩テントなどが並んで、各部で新型コロナウィルス感染症対策が充分に施されている。
イベント進行MCは人気バイク声優の“にゃんばちゃん”こと難波祐香さんだ。元気一杯のMCはバイク愛、KATANA愛にあふれて、もちろんにゃんばちゃんもオンもオフも大好きなライダーで、ツーリングやファンレースなどであちこち走りまわっているそう。
午後のステージトップは、KATANA開発エンジニアによるトークショーで、貴重な開発お宝話を聞き逃すまいと客席は間隔を空けての満席状態。チーフエンジニアの安井信博氏、エンジン設計担当の滑川恵介氏、車体設計の三池翔太氏、テストライダーの大城光氏が、新型KATANAに込めたこだわりや、開発エピソードなどについて披露した。
トークショーが終わるとイベントも終盤、プログラムは恒例の『遠くから来たで賞』そして『じゃんけん大会』へ。我こそは一番遠くから来たという挙手制で、会場の全員で審査の結果、東日本エリアは山形県から「一般道を13時間かけて走って来ました!」というキムラさんが、西日本エリアは宮崎県からのカイさんが「帰りは四国を旅しながら走ります!」と元気に受賞、いずれもKATANAオーナーのお2人、会場からは「すごいなぁ!」のため息と暖かい拍手が贈られた。
そしてじゃんけん大会は、MCにゃんばちゃんと気合いのじゃんけん勝負。豪華賞品は協賛社様からのプレミアグッズが続々と登場して、じゃんけんの手にも力が入り毎回熱戦に。みごと勝ち抜いたライダーは、思いがけずラッキーなおみやげに喜び一杯だった。
「ぜひまた来年お会いしましょう!」というスズキ株式会社 伊藤正義常務による閉会の挨拶、そして最後に午後の集合撮影がおこなわれ、KATANAミーティング2022は終了した。 帰路に就くお客様達を、鈴木社長、伊藤常務、株式会社スズキ二輪 濱本社長以下スズキスタッフ達が手を振りながらお見送りするのも恒例シーン。「ありがとうございました。」「気をつけて。」この日の熱い思い出と来年の再会を胸に、ライダー達は1台また1台と会場をあとにした。
■オーナー Interview
美しい赤カタナにゾッコンです
オオクマさん KATANA特別色(2021)from千葉県
とにかくデザインがかっこいい
タカノセさん KATANA(2019) From愛知県
今から大分県まで走ります
マツモトさん KATANA(2019) From埼玉県
ビッグフラッグ、見つけました!
ユウヤンさん GSX400S KATANA(1993) from愛知県