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新車プロファイル2022
2022年に発売された新車の情報ページです。

YAMAHA FJR1300シリーズ生誕20周年を記念した特別モデルを発売、国内モデルはこれがラスト

FJR1300シリーズ生誕20周年を記念した特別モデルを発売、国内モデルはこれがラスト




YAMAHA FJR1300A/FJR1300AS 20th Anniversary Edition 車両解説

 FJ1100、1200シリーズの後継機として2001年に海外向けモデルとしてデビューしたFJR1300。車名にRが加わって、フレームからエンジンまで全面的に新設計されたニューモデルだった。メッキシリンダーや軽量ピストン、2軸バランサーなどを採用するエンジンはこのモデルでついに水冷となり、これまた新開発のアルミダイキャスト製フレームに搭載と、まさに新世代のマシンとして登場した。

 その後、2003年モデルでABSを装備。前輪ディスクブレーキの大径化、イモビライザーの装備、シールド形状変更、小物入れの追加などのマイナーチェンジも同時に行われている。

 YCC-S(Yamaha Chip Controlled Shift)という自動クラッチ装着モデルがデビューしたのは、2005年10月のパリショーだった。ツーリング機能を向上させるため、クラッチ操作なしでシフトチェンジを可能としたメカニズムで、2006年モデルとして発売されている。同時にABSを標準装備したノーマルクラッチ仕様のFJR1300Aがベーシックモデルとなった。

 2013年12月から国内でも販売されることになったFJR1300シリーズは、フェアリング周りを中心にリデザインされた新型で、走行風を吸い込みながら同時に流れを制御して快適な居住空間を作り出すエアインテークを始め、マシンが前方に飛び出すような“ジャンピングムーブメント”のアンダーカウルが特徴とされていた。2015年1月には、メタリックのダークグレーとブラックを組み合わせた新色を追加。

 2016年7月のFJR1300AS/Aシリーズのモデルチェンジは、2013年のマイナーチェンジに続き、スポーツツアラーとしての性格により磨きをかけるため、といえるもので、6速ミッションの採用に始まり、LEDヘッドランプ、コーナリングランプ(FJR1300ASのみ)の採用に合わせたフェアリングのデザイン変更、そしてFJR1300AではA&Sクラッチの採用などが行われている。

 2018年2月には、カラーリングの変更のみで、FJR1300AS/Aともに新色の「マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)」を加え、「ダークグレーメタリックN」の継続色と合わせた2色の展開となっていた。

 今回このFJR1300シリーズに20周年記念モデルをラインナップ。ブラックボディをベースにタンク天面にゴールドの20周年記念エンブレム、ゴールド「FJR」ロゴ、ゴールドの前後ホイール、専用ステッチ&エンボス加工を施した専用シート、フューエルリッドやレバー、フートレストにブラックのコンポーネントカラーを採用している。

 ただ、国内のヤマハ・ビッグ・モデルのファンにはちょっと寂しいニュースも。20周年という嬉しい話題だけでなく、今回の20周年記念モデルをもってFJR1300シリーズの国内販売を終了してしまうというアナウンスも同時に入ってきてしまっている。
 

FJR1300A 20th Anniversary Edition(ブラックメタリックX)
「FJR1300AS 20th Anniversary Edition」
(ブラックメタリックX)

 

★YAMAHA ニュースリリースより (2021年12月20日)

スポーツツアラー「FJR1300AS/A」20 周年記念モデル発売
~ブラックボディにゴールドのエンブレムやホイールなどをあしらった特別仕様~

 

 ヤマハ発動機株式会社は、長距離ツーリング性能とスポーツ性能を兼ね備えたスポーツツアラー「FJR1300AS」および「FJR1300A」に20th Anniversary Editionを設定し、2022年2月10日に発売します。
 なお、国内向けの「FJR1300AS/A」は、当モデルをもって生産を終了します。

 20th Anniversary Editionは、ボディカラーをブラックメタリックXとし、タンク天面にゴールドの20周年記念エンブレム、ゴールド「FJR」ロゴ、ゴールドの前後ホイール、専用ステッチ&エンボス加工を施した専用シート、フューエルリッドやレバー、フートレストにブラックのコンポーネントカラーを採用しています。

 なお、「FJR1300AS」は、標準モデル「FJR1300A」をベースに、クラッチ操作不要でシフトチェンジが可能なYCC-S(ヤマハ電子制御シフト)、電動調整サスペンション、コーナーリングランプ(LED)などを採用した上級モデルです。

 2001年にヨーロッパでデビューした「FJR1300」は、シルキーでトルクフルなエンジン特性と長距離高速巡航性能、そして高い快適性と俊敏な運動性能によって“スポーツツアラー”というカテゴリーをつくり上げました。

<名称>
「FJR1300AS 20th Annversary Edition」、「FJR1300A 20th Annversary Edition」
 
<発売日>
2022年2月10日
 
<メーカー希望小売価格>
「FJR1300AS 20th Annversary Edition」1,980,000 円
(本体価格1,800,000円/消費税180,000円)
「FJR1300A 20th Annversary Edition」1,650,000円
(本体価格1,500,000円/消費税150,000円)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<カラーリング>
「FJR1300AS 20th Annversary Edition」、「FJR1300A 20th Annversary Edition」
・ブラックメタリックX(ブラック/新色)
 
<名称>
「FJR1300AS」、「FJR1300A」
 
<発売日>
継続販売
 
<メーカー希望小売価格>
「FJR1300AS」1,870,000円
(本体価格1,700,000円/消費税170,000円)
「FJR1300A」1,540,000円
(本体価格1,400,000円/消費税140,000円)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
<カラーリング>
「FJR1300AS」、「FJR1300A」
・マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー/継続)
・ダークグレーメタリックN(ダークグレー/継続)
 
<販売計画>
シリーズ合計300台(年間、国内)
 




2021/12/20掲載