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新車プロファイル2022
2022年に発売された新車の情報ページです。

KAWASAKI Ninja 1000SXがカラー&グラフィックチェンジで2022年モデルに

Ninja 1000SXがカラー&グラフィックチェンジで2022年モデルに




KAWASAKI Ninja 1000SX 車両解説

 INTERMOTO 2016で発表されて話題を集めたカワサキのニューモデル群の国内発売が開始された2017年の春。Ninja 1000 ABS、Ninja 650 ABS、そしてZ1000 ABSの3モデル(これらはカワサキが2016年10月5日に「2017年春の国内市販に向けて調整中」と発表していたモデル)の第一弾として発売されたのがNinja 1000 ABSだった。

Ninja 1000は、Z1000をベースにフルフェアリングを装備した、スーパー・スポーツとツアラーの機能を併せ持つオールマイティの性格が与えられたモデルで、当時のカワサキの資料によれば、
『刺激や興奮は、時も場所も選ばない。
スーパースポーツの新しい形、Ninja 1000。

 エキサイティングな運動性能と魅力的なフルフェアリングを持つスーパースポーツに、日常的に使える実用機能を持たせた、全く新しいマシンパッケージ。

パフォーマンスと実用性のベストバランスを追求したNinja 1000は、スーパースポーツ、スーパーネイキッド、ミドルクラススポーツなど、様々なモデルに満足できなかったライダーに向けた、新たなカテゴリーのニューモデルである。』
と説明されていた。

 最高出力104kW(141PS)/10,000rpm、最大トルクは111N・m(11.3kgf・m)/7,300rpmを発生する直列4気筒DOHC4バルブ、総排気量1,043㏄エンジンを、シャープな旋回性能と安定感のあるハンドリングを実現した高剛性のアルミニウム製ツインチューブフレームに搭載する。基本構成はマイナーチェンジを受けた海外向けの2014年モデルの発展型といえ、パワーデリバリーの更なる向上や、空力デザインの熟成を図ったモデルだった。

 そして2020年4月に新型Ninja 1000SXが登場する。まさにカワサキビッグマシン遣い達が望む“ド・ストライク”モデルの登場だった。

 今やリッタークラスのマシンは、選択肢が多すぎて逆に1台のバイクに絞り込むことが難しくなってしまった。そんな中でこのNinja 1000SXは、かつてGPZ900Rが一手に引き受けていたポジションの現代版といったら言い過ぎか。当時のビッグバイクに求められていた“オールマイティ”性は、いつの時代にも通用するバイク本来の姿なのでは。

『本モデルは、スポーツツアラーモデルとして人気を博し、国内外で良好なセールスを記録してきた「Ninja 1000」の後継機であり、この度そのスポーツツアラーとしての性能を進化させ「Ninja 1000SX」として名称を変更。さらに魅力的なマシンへと変貌を遂げました。』(カワサキのリリースより)

 ちなみに主な変更点は、
・片側1本出しマフラーや全灯LEDを採用した、よりスポーティ、よりダイナミックなスタイリング
・環境性能を高めた、全回転域で強力なパワーとトルクを発揮する水冷DOHC4バルブ並列4気筒1043cm3エンジン
・KTRC(カワサキトラクションコントロール)、パワーモード、それらを一元的に管理するインテグレーテッドライディングモード
・クラッチ操作なしでシフトチェンジを可能にするKQS(カワサキクイックシフター)
・設定したスピードでの巡航を可能にするエレクトロニッククルーズコントロール
・シールドの形状変更によりさらに高められたウインドプロテクション性能
・快適性を高めたフロントシート
・軽快で高いグリップ性能を発揮するブリジストン社製BATTLAX HYPERSPORT S22タイヤ
・さまざまな車両情報を表示する、フルカラーTFT液晶スクリーンを搭載したインストゥルメントパネル
・Bluetoothでつながるスマートフォン接続機能
・標準搭載としたETC2.0車載器キット、グリップヒーター、DC電源ソケット
 などとなっている。

 2020年の4月に新型となったのNinja 1000SXだったが、その年の9月に早くもカラー&グラフィックの変更が行われている。カラーラインナップは、「エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック」(GN1)と、「メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック」(GY1)の2色。
 今回もカラー&グラフィックの変更のみで22年モデルとして登場している。カラーは、「エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック」(GN1)と「メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック」(GY1)の2色。
 

Ninja 1000SX。「エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック」(GN1)。
Ninja 1000SX。「メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック」(GY1)。

 

カワサキ ニュースリリースより (2021年12月17日)

Ninja 1000SX 発売のご案内

 

●発売日

2022年1月14日

●車名
Ninja 1000SX(カワサキケアモデル)
●マーケットコード
ZX1002KNFAN
●型式

2BL-ZXT02K

●型式・指定番号

19569

●メーカー希望小売価格
1,518,000円(本体価格1,380,000円、消費税138,000円)(※カワサキケア含む)
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※価格には保険料・税金(消費税を除く)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
※当モデルはABS装着車です。
※当モデルはETC2.0搭載車です。
※当モデルは「カワサキケアモデル」です。
※消費税率10%に基づく価格を表示しております。
 
●カラー(カラーコード)
 エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック(GN1) メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック(GY1)

 

【Ninja 1000SX】
スポーティなライディングフィールとツーリングでの快適性を持ち合わせるスポーツツアラーNinja 1000SX。全回転域での優れたエンジンパフォーマンスと加速時の刺激的な吸気サウンドを発揮します。外観はスーパースポーツスタイルのフルフェアリングデザインと片側1本出しマフラー、全灯にLEDを採用し、スポーティかつダイナミックなスタイリングを採用。最新の電子制御システムや最適化されたシート形状により、高い快適性を確保。さらにインストゥルメントパネルには、スマートフォン接続機能を備えた4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶スクリーンを採用。ライダーの幅広いニーズを満たすスポーツツアラーが、あなたを魅力的なモーターサイクルライフへ誘います。

■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
■カワサキケアモデルとは
安心・安全なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヵ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償でお受けいただけるモデルです。
https://www.kawasaki-motors.com/after-service/kawasakicare/

 

主要諸元

車名型式 2BL-ZXT02K
Ninja 1000SX
発売日 2022年1月14日
全長×全幅×全高(m) 2.100×0.830×1.190(ハイポジション 1.225)
軸距(m) 1.440
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.820
車両重量(kg) 236
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 23.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
17.5(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 3.1
エンジン型式
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,043
内径×行程(mm) 77.0×56.0
圧縮比 11.8
最高出力(kW[PS]/rpm) 104[141]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 111[11.3]/8,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリー&コイル(トランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 4.0
燃料タンク容量(L) 19
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.600
2速 1.950
3速 1.600
4速 1.388
5速 1.238
6速 1.107
減速比1次/2次 1.627/2.733
キャスター(度) 24.0°
トレール(mm) 98
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
190/50ZR17M/C 73W
ブレーキ形式 φ300mm油圧式デュアルディスク
φ250mm油圧式シングルディスク
懸架方式 倒立テレスコピック式(インナーチューブ径41㎜)
スイングアーム式(ホリゾンタルバックリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。





2021/12/17掲載