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中須賀&R1、前人未到の記録はまだまだ続く!

 7月17・18日の2日間、鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース(RR)選手権の第5戦。最高峰・JSB1000クラスにおいて今シーズン全5戦中負けなし、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からYZF-R1を駆る中須賀克行がレース1、レース2を連勝し、最終戦を待たずにシリーズ・チャンピオンを決めた。

 「SP 忠男レーシングチーム」より2005年からJSB1000クラスへの参戦を開始した中須賀は、翌年にヤマハ系トップチームとなる「YSP Racing Team sponsored by PRESTO Corporation」に加入、2008年に同クラスで自身初となるチャンピオンを獲得する。2014 年にはヤマハライダーである平忠彦、藤原儀彦と並ぶ全日本RR最高峰クラス3連覇を達成した。


 2015年以降も復活したファクトリーチームのエースライダーとして活躍が続き、2016年には5連覇という金字塔を打ち立てる。中須賀にとって今回のチャンピオン獲得は自身通算10度目(2008、20092012201320142015201620182019、2021年)となる。

 尚、今回のレースより中須賀はヤマハの世界グランプリ参戦60周年記念のカラーリングが施されたマシンで参戦している。


中須賀克行のコメント
「毎年チャンピオンを獲得したとしても10年かかることを考えれば、本当に誇れる記録を作ることができたと思います。また、ヤマハトップチームに加わったのが2006年で、現在に至るまで常にトップを走ることができたことが本当に嬉しいし、ヤマハには本当に感謝しています。長く国内を走ってきましたが、国内で戦う限りはここで必要とされる存在になりたいと考えて戦ってきました。今回、10度目のチャンピオンを獲れたことは、今後のレース活動に大きな自信になりました。またJSB1000で60勝目ですが、毎レースで優勝を目指して頑張ってきて、その一つ一つの積み重ねがチャンピオンへとつながりましたが、優勝回数もまた誇りでもあり、常にいいマシンを提供し続けてくれたヤマハ、そしてこのYZF-R1を戦闘力の高いレース仕様へと造り上げてくれたスタッフ、そして長きにわたって応援してくれたファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございました」


吉川和多留監督のコメント
「10回目のチャンピオンは本当にすごい記録だし、60勝というのも途方もない記録で、おそらく今後、破られることはないでしょう。中須賀選手がヤマハに加入してから、お互いに助け合い、時にプレッシャーをかけ合っていろいろな記録を2人で築いてきた感じがあります。現在は日本のトップライダーですが、最近はよく中須賀選手から、“昔、言われた内容を最近になってようやく理解することができた”と言われます。若い頃には理解できないことが、経験を積むにつれて理解できていくというのはよくある話ですが、中須賀選手がヤマハの、そして日本のトップライダーとしての地位を築いたように、今度は中須賀選手が若いライダーを育ててくれる日を楽しみにしています」







2021/07/19掲載