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新車詳細

新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

HONDA クロスカブ110に新色を追加、2千台の限定で発売





ホンダ クロスカブ110 車両解説

“21世紀の原付二種スーパーカブ”として2009年6月にラインナップに加わったスーパーカブ110。しかしわずか3年でフルモデルチェンジが行われている。2009年に登場したスーパーカブ110では、いかに“スーパーカブ”らしいイメージを残すかが配慮されたキープコンセプトのボディスタイルを持って開発されたのに対して、2012年3月発売のニューモデルでは、従来のスーパーカブのデザイン・イメージにとらわれることなく、「純粋にビジネスモデルとしてのユーティリティをアップトゥデート、突き詰めていったらこのスタイルになった」と説明されていたが、要は東南アジア系の新しいカブデザインとの統一、変身といえた。

 また2009年モデルは、国内モデルとして開発され、生産も国内の熊本製作所で行われていたのに対して、2012年のモデルは、中国の新大洲本田摩托有限公司で生産を行い、東南アジアなど海外市場を主なターゲットとしたグローバルモデルというバックグラウンドの違いもあった。

 この2012年登場のスーパーカブ110をベースに、未だ人気の衰えることのない“ハンターカブ”(2020年6月にCT125・ハンターカブとして復活を遂げている)をイメージして“アウトドアテイスト”でまとめ上げたのがクロスカブだ。2013年6月発売で、黒をベースにイエローかレッドを配した専用カラーの他、フロントヘッドライトをメーターから独立させ、レッグシールド前方に追加したパイプのフレーム枠にマウント。サス自体もスーパーカブ110プロの仕様に変更。タイヤサイズも専用の17インチに、リブレーキ径をφ130mmに拡大するなどの変更も行なわれた。2014年12月には、「ボスグレーメタリック」というモノトーン系でまとめ上げたニューカラーが加わりそれまでの「パールコーンイエロー」、「ファイティングレッド」と合わせて、計3色のラインナップとなっていた。

 2018年2月発売で、フルモデルチェンジされた新型クロスカブは、2017年の11月に発売開始された“原点回帰”を図ったNEWスーパーカブをベースにしたモデルで、オリジナルのハンターカブのスタイルを彷彿させるボディデザインに戻ったといえた。

 レッグシールドに換えてステアリングヘッドからボディへと続くフレームカバーを採用、LEDヘッドライトを囲むパイプ製のヘッドライトガードやスリット入りのマフラーガードなどによりアウドドアー志向のボディスタイルを取り戻している。

 また新型クロスカブ110のフルモデルチェンジと合わせて、新たに49㏄エンジンを搭載し、タイヤサイズも前後14インチ(110は前後17インチ)と小径化した弟分の、クロスカブ50もラインナップに加わっていた。

 2019年7月には、クロスカブ50/110の本体がカラー設定を変更するのに合わせて、モンキーではおなじみ“くまモン”をイメージしたブラックとレッドのカラーリングを車体各部に取り入れた「くまモン バージョン」を50と110両車に設定したのも記憶に新しいだろう。2020年5月には110シリーズ本体のカラーチェンジに合わせてテールランプが新二輪車灯火基準に対応したものに、クロスカブもマイナーチェンジを受けている。

 今回は、クロスカブ110単独でのマイナーチェンジでニューカラーの「ブコブルー」を採用。販売台数も2,000台の限定となっている。
 

クロスカブ110。新色「ブコブルー」。2,000台限定販売。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2021年5月14日)

「クロスカブ110」に新たなカラーリングを採用し台数限定で発売

 
 Hondaは、原付二種(第二種原動機付自転車)レジャーモデル「クロスカブ110」に、かわいらしさや親しみやすさを感じさせるカラーリングの「プコブルー」を採用し、7月22日(木)に2,000台限定で発売します。

 クロスカブ110は、タフネス性・静粛性に優れ、上質な変速フィールを実現した空冷・4ストローク・単気筒エンジンを搭載。LEDヘッドライトを囲む特徴的なヘッドライトガードや、セミブロックタイプのタイヤを採用するなど、アウトドアテイストあふれるスタイリングと装備で、通勤・通学からレジャー用途まで、幅広い層のお客様にご支持をいただいているモデルです。

●発売日

2021年7月22日

●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
341,000円(消費税抜き本体価格 310,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
 
●販売計画台数
(国内) 2,000台限定
●カラー
ブコブルー

 

主要諸元

車名型式 2BJ-JA45
クロスカブ110
発売日 2021年7月22日
全長×全幅×全高(m) 1.935×795×1.090
軸距(m) 1.230
最低地上高(m)★ 0.157
シート高(m)★ 0.784
車両重量(kg) 106
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 国交省届出値 61.0(定地燃費値 60km/h定地走行テスト値 2名乗車時〉)※2
66.7(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)★※3
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JA10E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 109
内径×行程(mm) 50.0×55.6
圧縮比★ 9.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 5.9[8.0]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 8.5[0.87]/5,500
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式★ セルフ式(キック式併設)
点火方式★ フルトランジスター式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 4.3
クラッチ形式★ 湿式多板ダイヤフラムスプリング
変速機形式 常時噛合式4段リターン※4
変速比 1速 2.615
2速 1.555
3速 1.136
4速 0.916
変速比 4.058/2.642
キャスター(度)★ 27°00′
トレール(mm)★ 78
タイヤサイズ 80/90-17M/C44P
80/90-17M/C44P
ブレーキ形式 機械式リーディング・トレーリング
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
 
※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
※4走行中はリターン式で、停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です





2021/05/14掲載