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レース・イベント

経年変化が、美しい みんなでチキチキ! ヴィンテージモトクロス
4月18日、埼玉県モトクロスヴィレッジは「どこを切っても金太郎飴!」のごとく「どちらを見てもお宝バイク!」、懐かしさいっぱいの昭和時代に巻き戻された。すっかりお馴染みとなった『チキチキVMX猛レース』は、徹底したコロナ対策を施して開催され、全国から国内外の旧車延べ228台が2021年春爛漫の競演を楽しんだ。
■撮影・文/高橋絵里 ■主催:ホーリーエクイップ https;//www.hollyequip.com ■協力:ホーリーエクイップ






 何と言ってもここに居る老若男女、誰もが間違いなくみんな揃ってヴィンテージ大好き。それも土の上、連続コーナーや上り下りなど変化に富んだ特設コースを周回するモトクロスだ。魅せられたきっかけや理由がこれまたそれぞれ違っていて面白い。「あれは昭和30年頃のことじゃった、少年時代に憧れた思い出のバイクだ」と目を細めるおじいちゃま。かと思えば「今どきのバイクに比べてカタチも雰囲気もが断然絵になるでしょう」と言いきる平成世代。「ダンナが走ってすごく楽しそうなのを見ているだけじゃつまらないと思って」デビューを果たした若奥様。「お父さんが乗っていてかっこ良かったから」という中学生とその横で感涙にむせびそうな父。ビギナーでも楽しく周回できる気軽さも手伝って、実にバラエティ豊かなライダーたちがVMXでつながり、走って笑い合う。
 

モトクロスならでは、横並び一斉スタートからの加速ダッシュはとびきりの非日常だ。本当はちょっと怖くもあり、けれどエイヤッと飛び出していくスリルが堪らない。

 

各メーカー勢揃いでフルグリッド30台に近い盛況のクラスも。腕に覚えありの上級クラスは、ヴィンテージといえどもエクセレントなスピードとテクニック、熾烈なトップバトルも見られ、観戦も楽しい。

 

なんと!モータージャーナリスト・レジェンドの近田茂さんが参戦だ。マシンは77年型ホンダ エルシノアCR125 M2で、「今日は40年来の夢が叶いました、とてもHAPPYですよ」と嬉しそう。聞けば当時ロードバイク用にエンジンパーツを使おうと購入したエルシノア、しかしバラしたまま歳月は流れ友人の手に渡り、このたびめでたく息を吹き返したエルシノアにと再会を果たしての記念ライドだった。では近田さんこれからもたまにはVMXを? と尋ねると「いや、今日で終わり、満足!」一話完結だそうです。

 

VMX大好きな小中学生、高校生が増加中。キックスタートを練習したりお父さんに整備を教わったり、クラシックなウェアも激カワイイ。

 

パドック脇の高台からコース全体を見渡すことができて仲間の走りをじっくり観戦、写真や動画撮影も楽しい。

 

毎回注目と話題のシマダさんが1978年型スズキRM125で登場、胸のMFJ布ゼッケンが肝。今回はどなたの再現コスプレですか? 「いえ、これは18歳の時の僕。今日は18歳の自分に戻って走る!というテーマです」

 

ベストドレッサー賞に輝いた1977年型ヤマハYZ125のヨシイさん。まさに77年地方選手権EJ(エキスパートジュニア)クラスのワンシーンそのもので、主催のホーリーエクイップは「非の付けどころが無いマシンとウェアの決まり具合に感動!」と絶賛でした。

 
 チキチキVMXのクラス分けはマシンの年代・排気量・仕様などで細かく分かれ、そのクラス名も『ジュニアクラシック』『セニアスポーツ』など雰囲気一杯、中でもユニークなのが『WGP』『日本GP』クラス。当時の最高格式気分を再現してしまおうということで、希少なマシンをバンバン走らせる姿を一挙紹介。
 

半世紀以上を経て甦るサウンド、WGP~’69クラス

『1969年までの国内外4スト車、外国製2スト車対象。排気量オープン』のカテゴリーが、スゴイ外車が走ってるよ!と観る人たちにも大人気の『WGP~’69』。普通は実車などなかなか見ることのできないマニアックなマシンばかりだが、みごとな仕上がりの8台がエントリー、轟音の中にもエレガントな雰囲気を振りまいて元気に走りきった。トライアンフやBSA、CZなどの外車に混じって注目を浴びたのがカワサキ・ダブワン、当時アメリカでの大ヒットと同時に日本国内では最大モデルを誇ったバイクだ。
 

アサカさんとカワサキW1/650cc/1968
カソノさんとCZ968/250cc/1965

 

マスダさんとトライアンフTR6C/650cc/1968
フジイさんとトライアンフTR6/650cc/1959

 

コマキさんとカワサキW1S/650cc/1968
ツノダさんとカワサキW1/650cc/1965

 

ゴトウさんとトライアンフT20S/200cc/1959
アサガさんとBSA B50MX/500cc/1969

 

あの時のあのシーンを、日本GP・浅間’70クラス

『1970年までの公道車ベース改造車対象、排気量オープン。プレスフレーム車含む』というカテゴリーが『日本GP・浅間’70』。浅間は当時の会場だった群馬県浅間高原で、モータースポーツ発祥の地として語り継がれ、現在還暦以上のレースファンにとっての聖地。これまた希少な個性の強い7台がエントリー、いずれも90cc~125ccの小排気ながら軽快な走りで、うち6台はヤマハが占めた。チキチキ初出場というテラカドさんはYA6を駆りトップフィニッシュ、親子3代で楽しむモトクロス一家に特別賞が贈られた。
 

テラカドさんとヤマハYA6/125cc/1964
ナクイさんとカワサキ90SSS改/100cc/1969

 

ミハヤシさんとヤマハYA6/125cc/1964
クボタさんとヤマハH3C/90cc/1968

 

カツマタさんとヤマハHT1/90cc/1970
カタヤマさんとヤマハAT1/90cc/1970

 
 

アベさんのヤマハYA6改/125cc/1964

 
※次回チキチキVMX猛レースは11月開催予定。詳細はホーリーエクイップ https://www.hollyequip.comでチェックください!
 



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2021/05/13掲載