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エンタメ

第124回 「4月1日の川崎」

 久しぶりの立喰・ソに行ってみたら……がーんっ! という経験あると思います。昨今は現地で目にする前にSNSとかネットとかで知って、まじっすか?? というパターンがほとんどでしょう。しかし私の場合はSNSに乗り損ね、今さら人にも聞けず、というよりも聞けるような友人もいないので、TwitterもFacebookも、もちろんInstagramもTikTok(←やっていたらもっと恐ろしい)もやっておりません。‎Clubhouseは存在を知った頃には、もう廃っているようです。ちょっと前に流行ったmixiやらSecond Lifeもやったことありません。もちろんWinnyも(Macユーザーでしたし)。それらしいものでやっていたのは、ソネットのメールを持ってクマやうさぎが遊びに行くやつ。叩いたりなでたりして、時々すねて帰ってこなかったり。えーっとなんて名前でしたっけ? あっ、ポストペットね(昔やっていた弊社社長が教えてくれました)。まだあるんでしょうか? あっ、そうそうその前はニフティサーブでしたっけ? パソコン通信はやっていました。でも、誰と何のチャットをやっていたんでしょう? わざわざモデムでアクセスポイントにつないで結構高い電話代払ってやっていたのに、内容はまったく覚えていません。





 その頃最初に買ったパソコンがMacintoshのLC630です。LCはローコストの略だといわれ、マックユーザーの中でもバカにされた普及機でしたが、フリーズや爆弾マークもほとんどなく、それほど困った記憶はありません。1995年頃ですからパソコン歴はそこそこ長いと思うのですが、漫然と使っていただけでハードもソフトも知識はありません。それでも今まで日常も仕事でも、それほど不便はなかったので問題ないでしょう。
 LC630は本体とモニターで10万円くらい、メモリは8MB、ハードディスクは240MBだったと思います。最近の一番安いiMacが13万円ちょっとですから、30年近く経ってもエントリーモデルの値段はそれほど変わっていないとはたいしたもんです。なのにメモリ、ディスク容量、速さ、すべて1000倍以上! ポケバイとリッターマシン以上の差があるのですから、実質的に大幅な値下げです。雑誌や本は値段がどんどん上がっているのに内容は……おっと、それを言ってはいけません。私自身が幻になるかもしれません。

 まだ命が惜しいし、立喰・ソ話をしていないので話を巻き戻します。つい最近がーんっと驚いたのが川崎でした。川崎といえばこのところ数件ばたばたと幻立喰・ソになってしまったのですが、ちょっと足を伸ばせばあちこちに立喰・ソがあります。所用をささっと済ませて、さて久々ですし、どこにしようかそわそわわくわく。とりあえず金亀→濱屋→新八→高田と手頃な川崎駅付近を巡ってみようと歩き出して、まずは一軒目の金亀に。
 あれ? 休み? いや、看板がない。そして例の貼り紙が……がーんっ、なんと2021年2月26日に閉店してしまったようです。

越後そば
越後そばでしたが2017年の春頃に金亀に改名。大人の事情でしょうか? この頃店内は撮影禁止の貼り紙がありましたので、狭い店内写真はありません。(2016年8月撮影)
金亀
金亀に改名後。越後そばの看板にふたをしただけで、金亀の名前は見当たりませんでした。(2018年10月撮影)

金亀
金亀
そして2021年春に例の貼り紙が……おそらく私と同時に事情を知ったであろうお父さんもしばらく立ち尽くしておりました。(2021年3月撮影)

 隣というか一体のセブンイレブンも中ががらんどうになっていましたが、改装工事のようです。シャッター全開だったので金亀を偲んでちらっと中を覗くと、う〜む〜……金亀ってかなり狭いスペースだったんだなあと改めて思った次第。人がすれ違うのがやっとというカウンターのみの狭いお店でしたが、がらんどうになって改めて狭さに気がつきました。
 そういえば、2018年超弩級の台風24号で倒壊して幻立喰・ソになってしまった高円寺の桂も、建物がなくなった跡を見て、改めてこんなに狭かったのと、改めまくって驚いたことを思い出しました。

桂
桂
台風24号により幻立喰・ソになってしまった高円寺駅前の桂(2017年7月撮影)。ニュースで映像を見たて驚いた方も多いでしょう。跡地(右 2018年12月撮影)を見て改めて驚いてください。どこかで再開していないのでしょうか。

 三密回避が定石となった昨今、狭いお店は肩身の狭い思いをされているかもしれません。まあ、広いに越したことはないのですが、黙ってささっとすすってさっと立ち去る、しかも単身が多い立喰・ソの場合、事情が異なると思うのですが……金亀もコロナの影響を受けてのことかもしれません。はきはきと愛想のいいおばちゃん、どうかお元気で。
 一軒目でいきなりショックを受け、すっかりしょんぼりしてしまい、ふらふらとさまよい、下の写真にある川崎幻立喰・ソが走馬灯のごとく浮かんでは消えていきました(かなり強引。ちなみに今日は4月1日ですが、残念ながら金亀の閉店は本当です)。

小竹林
JR川崎駅の京浜東北線ホームにあった小竹林。(2004年7月撮影)
濱そば
その後濱そばになりましたが、幻立喰・ソに。(2019年1月撮影)

あじさい茶屋
JR川崎駅にあったあじさい茶屋。(2004年6月撮影)
月花亭
JR川崎駅の駅ビル内にあった月花亭。(2006年3月撮影)

福久寿
京急川崎駅前にあった福久寿。(2004年4月撮影)
はるな
市電通りの産業道路近くにあった24時間営業のはるな。(2016年5月撮影)

りっちゃん追分店
新川通りの追分交差点ちかくにあったりっちゃん追分店。(2016年5月撮影)
四八
川崎競輪場の裏手方向にあった四八。(2017年11月撮影)

りっちゃん追分店
川崎競輪場のちょっと先にあった竹乃屋。(2016年5月撮影)
榎本
産業道路沿いにあった榎本そば。(2018年11月撮影)


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2021/04/15掲載