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ルリカミドリ バイク好いとっちゃん 第83回 「命短し、旅せよ諸君!!」の巻

 ネックレスに指輪にピアス……ワタシの周りの女性たちは美しい貴金属を身につけ、自分を飾りたてることに熱心な人が多いようですが、ワタシ自身は昔からほとんど興味がなくて、腕時計も子供が持っているような安いものをつけております。

 ま、ワタシは田舎の人間なので、真っ黒に日焼けして野畑で働いているおばちゃんたちばかりを見て育ったし、ワタシの母親もあまり化粧などしない人だったので、その影響なんでしょうか。

 ダイヤモンドとかルビーとか何がいいんでしょうかね? ワタシにはその価値が正直よくわかりません。たかが磨いた石やん。

 でも、やっぱ「金」だけはいいですねぇ。キラキラしてて。これならずっと持っていたいです。とは言いましても、金は金でもゴールド免許。そう、免許証のお話です。

 先日、免許証の書き換えに行ってきたのですが、久しぶりにゴールド免許に復活したのであります。

 実は以前はずっとゴールドだったんですよ。でもある時、小田急線の踏切で一旦停止しなかったのをおまわりさんに見られて違反切符を切られたのです。

 そこは広くて見通しの良い場所だったのです。こちらは最低限のスピードに落とし、そのうえで左右も確認し、100%の安全を確認したのでそのまま踏切に入ったのですが、たまたますぐ後ろにカブに乗ったおまわりさんがいて、渡ってすぐに呼び止められました。

 確かに、踏切では一旦停止が義務づけられてはいるのでしょうが、100%の安全が確認できたのであればいいんじゃないの、っていつも思うんです。それとも足をチョンと付いてパフォーマンスさえすれば、ろくに左右の確認をせずに渡ってもいいの? 何だかなぁ~。納得いかないなぁ。当時、そんなことをブツブツ言いながらも違反金を払ったというわけです。

 ところで今回、期限切れの免許証は、パンチを入れたうえで持って帰ることができました。ワタシの経験だと、貰えるときと貰えないときがあったのです。

 ワタシの手元には、その古い免許証が何枚かあるのですが、久しぶりに見てみるとやはり若いですねぇ~。びっくりしちゃいますよね。

 その一枚一枚を手に取れば、その頃の様子が次々に蘇ってきます。

「あの頃VT250買って、初めて福岡の実家まで帰省ツーリングしたんだ」とか「世田谷のバイク屋で中古のGB400MkⅡを買ったけど、見かけ以上にひどい車体で、すぐに修理に出したよな」とか「この時CB400で、北海道を回ったよな」とか、いろいろな場面が思い出されるのです。
 
 大昔、命短し恋せよ乙女~♪ って歌が流行ったそうですが、古い免許証の写真を見ていると、やはり時が過ぎ去るのがあまりにも早いことに気づかされます。そしてこれからの人生もあっという間に過ぎていくのでしょう。

 皆さん方も、あと何年くらいバイクに乗れるのかはわかりませんよね。歳とったときに、もっと旅をしとけばよかった、なんて悔いが残ることがないように、今のうちにいっぱいツーリングしておくことをおすすめしたいと思います。

 ワタシも、今後もずっとゴールド免許でいられるように安全運転を心がけながら、まだ行ったことのない土地をどんどん訪ねてみたいなって思っているのであります。

ルリカミドリ バイク好いとっちゃん 第83回


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2021/04/01掲載