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新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

HONDA CB1000Rが使い勝手の向上とカラーリング変更のマイナーチェンジ

CB1000Rが使い勝手の向上とカラーリング変更のマイナーチェンジ




HONDA CB1000R 車両解説

 2001年に発売が開始され、主に海外で人気を集めたCB900 Hornet。オーソドックスなスタンダードスタイルのネイキッドモデルとして多くの根強いファンから支持を得たモデルだった。

 その後継モデル、とされたのがCB1000Rなのだが、2007年に発売されたCB1000Rでは、一気に“スーパーネイキッド”へと大変身。CBR1000RR直系のスポーティな“走り”を全面に打ち出したストリートファイターでもあった。

 アルミダイキャスト製モノバックボーンフレームに、前輪に倒立式テレスコピックフォーク、後輪は片持ち式スイングアームを採用、とまさにスーパースポーツCBRのDNAを受け継ぐ内容だった。ベースとされたエンジンは、もちろんCBR1000RRの直列4気筒DOHC4バルブ、998cm3エンジンだが、最新CBRからの流用ではなく、開発されつくしたといえる旧型をベースにワインディングや街中での使用をメインに想定したセッティングを施し、さらに低中速域面が強化されて搭載されていた。

 2018年の4月に、いよいよ国内向けにも発売が開始された新型CB1000Rは、スーパーネイキッドの頂点マシン的な存在であった先代とは異なり、「CB」シリーズの復権を担うホンダのロードスポーツモデルのフラッグシップ的な存在として開発されたモデルだった。

 ちなみにエンジンは、2017年春に登場した新型CBR1000RRシリーズがボア76.0×ストローク55.1mm、総排気量999cm3という新路線のリッターバイクエンジンといえるSC77E型エンジンを採用していたのに対して、こちら“CBのフラッグシップ”ではボア75.0×ストローク56.5mm、998cm3と従来からのスーパースポーツ系のエンジンをベースに再開発したSC80E型エンジンを搭載、と袂を分かったカタチとなった。それだけホンダがこの新型CB1000Rシリーズにかける期待は大きいといえるのかもしれない。

 その新型CB1000R、2018年12月には早くも新色が追加された。「ソードシルバーメタリック」という“洗練された大人”のイメージの新色だった。また、従来から標準装備されていたETCだが、新色追加を機にETC2.0へとバージョンアップさせている。

 今回のモデルチェンジでは、カラー設定の変更のみならず、ヘッドライト、ラジエーターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインを一新し、凝縮感のある台形プロポーションをさらに強調すると同時に、流麗なイメージを追求。また、シートレールやリアフェンダーもスリムな形状にするとともに、ホイールのデザインを変更することで、軽快な印象を与えている。

 また、メカニズム面では、車両とスマートフォンをBluetoothで連携させることで、ハンドルスイッチ及び音声入力により音楽再生や通話などの操作を可能とする“Honda Smartphone Voice Control system(HSVCS)”を採用し、利便性を向上させている。
 カラーバリエーションは、精悍なマットバリスティックブラックメタリック、軽快なマットベータシルバーメタリックの2色を新たに採用し、継続色のキャンディークロモスフィアレッドと合わせ全3色としている。
 

CB1000R。新色「マットバリスティックブラックメタリック」。
CB1000R。新色「マットベータシルバーメタリック」。

 

CB1000R。「キャンディークロモスフィアレッド」。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2021年2月5日)

「CB1000R」のヘッドライト等の外観デザインやカラーリングの変更、スマートフォンとの連携を可能とするHonda Smartphone Voice Control systemを採用するなど熟成を図り発売

 Hondaは、軽量かつコンパクトな車体に高性能な水冷・4ストローク・DOHC直列4気筒998ccエンジンを搭載した大型ロードスポーツモデル「CB1000R」のヘッドライト等の外観デザインやカラーリングの変更、スマートフォンとの連携を可能とするHonda Smartphone Voice Control system(HSVCS)※1を採用するなど熟成を図り、Honda Dreamより3月25日(木)に発売※2します。

 今回、ヘッドライト、ラジエーターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインを一新し、凝縮感のある台形プロポーションを強調すると同時に、流麗なイメージを追求。また、シートレールやリアフェンダーをスリムな形状にするとともに、ホイールのデザインを変更することで、軽快な印象としました。

 また、車両とスマートフォンをBluetoothで連携※3することで、ハンドルスイッチ及び音声入力により音楽再生や通話などの操作を可能とするHonda Smartphone Voice Control system(HSVCS)を採用し、利便性を向上させました。

 カラーバリエーションは、精悍なマットバリスティックブラックメタリック、軽快なマットベータシルバーメタリックの2色を新たに採用し、継続色のキャンディークロモスフィアレッドとあわせ、全3色としています。

 ※1 Honda Smartphone Voice Control system(HSVCS)のご利用には専用アプリのインストールが必要です。専用アプリはAndroid端末専用のため、iOS端末は非対応となります。また、全てのAndroid端末の動作を保証するものではありません。HSVCSの機能に関する詳細および対応OSのバージョン、対応アプリについては、HSVCS関連ホームページ
https://global.honda/voice-control-system/EN/faq.html
https://www.honda.co.jp/tech/articles/motor/EngineerTalk_SAB/)をご覧ください
 ※2 受注生産車
 ※3 HSVCS使用には市販のバイク対応Bluetoothヘッドセット(別売)との接続が必要です。アプリの利用や通信料金はお客様の負担となります

【商標・登録商標について】
Androidは、Google LLCの商標または登録商標です
Bluetoothは、米国Bluetooth SIG, Inc.の登録商標です
iOSは、Ciscoの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています
 

●販売計画台数(国内・年間)
CB1000R 700台
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CB1000R 1,670,900円(消費税抜き本体価格 1,519,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

 

主要諸元

車名型式 8BL-SC80
CB1000R
発売日 2021年3月25日
全長×全幅×全高(m) 2.120×0.790×1.090
軸距(m) 1.455
最低地上高(m)★ 0.135
シート高(m)★ 0.830
車両重量(kg) 213
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※4 23.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 1名乗車時)※5
17.2(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)★※6
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 3.0
エンジン型式 SC80E
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 998
内径×行程(mm) 75.0×56.5
圧縮比★ 11.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 107[145]/10,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 104[10.6]/8,250
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 16
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.538
2速 1.941
3速 1.578
4速 1.363
5速 1.217
6速 1.115
減速比1次/2次★ 1.604/2.933
キャスター(度)★ 25°00′
トレール(mm)★ 100
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
190/55ZR17M/C 75W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式(倒立タイプ)
スイングアーム式(プロアーム)
フレーム形式 ダイヤモンド

■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda測定値)■製造事業者/本田技研工業株式会社
※4 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、⾞車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※5 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※6 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます





2021/02/05掲載