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新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA SR400にファイナル・エディションが登場

SR400にファイナル・エディションが登場




YAMAHA SR400 Final Edition/SR400 Final Edition Limited 車両解説

 1978年の発売以来、一度もフルモデルチェンジの洗礼を受けずに今日まで多くのライダーに支持され続けてきた驚異のモデル「SR」。その発売開始時点でもすでに“レトロスタイル”と受け取られていたのだから、バイクとはなんぞや、を痛烈に考えさせてくれる存在だ。

 ディスクホイールの採用や、ドラムブレーキ化など、細部のマイナーチェンジは幾たびか受けてきたが、空冷単気筒SOHCエンジンをシンプルなセミダブルクレードルフレームに搭載するという基本構成には一切変更が無く、今日まで連綿と生産されてきた。

 ただ、2008年に発売された30周年記念モデルを最後に、排出ガス規制や騒音規制の厚い壁に阻まれて、SRは一時生産中止となってしまった時期がある。名車、SRもついに歴史の彼方へと去ってしまうのか、と危惧されたのだが、F.I.化により見事復活。2009年12月から2010年モデルとして販売を再開してくれたていた。

 そして2017年、またもや排出ガス規制に阻まれて生産中止となっていたのはご存知の通り。ただそのままラインナップから消えてしまわないのが“奇跡の名車”SR。

 SEROW250やtrickerで採用されたO2フィードバック制御の精度向上や、蒸発ガソリンの外気への排出を抑制するキャニスターの設置などの対応策や、音響解析技術を駆使して低音と歯切れの良さを向上させた新型マフラーの採用などで“二輪車平成28年排出ガス規制”に適合させている。

 また2018年11月には、職人の手作業によるサンバースト塗装のフューエルタンクはじめ、特別な仕様とした発売40周年記念モデル「SR400 40th Anniversary Edition」も台数限定500台で発売されていた。ちなみに2013年2月には35周年記念モデルを発売された歴史がある。

 だがいよいよ今回の“ファイナル”は本当に歴史の幕を閉じざるを得ないのか。ヤマハさんのリリースにある「国内向けのSR400は、当モデルをもって生産を終了します」を深読みすると国産はいよいよ本当にラストだが、規制の緩やかな海外向けはまだ存在するか、など一抹の期待も無きにしも非ず。憶測はやめておこう。

 今回のファイナル・エディションの発売に合わせて、限定1000台の発売で「ヤマハブラック」の本体塗装に、サンバースト塗装を施したフューエルタンク、シリアルナンバー入り電鋳エンブレム、真鍮製音叉エンブレム、本革調シート、新色アルマイト・ホイール、“Final Edition”の銘を記した黒い文字盤のメーターなど、まさに特別なSR、SR400 Final Edition Limitedも同時に発売される。
 

SR400 Final Edition Limited。「ヤマハブラック」(ブラック)。
SR400 Final Edition Limited。「ヤマハブラック」(ブラック)。

 

 

SR400 Final Edition。「ダルパープリッシュブルーメタリックX」(ブルー)。
SR400 Final Edition。「ダークグレーメタリックN」(ダークグレー)。

 

★YAMAHA ニュースリリースより (2012年1月22日)

「SR400 Final Edition」を発売 ~43年変わらない“SRらしい”個性が人気のロングセラーモデル~

 ヤマハ発動機株式会社は、空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ・単気筒エンジンを搭載した「SR400 Final Edition」を2021年3月15日に発売します。また、カラーリングやエンブレムなどに特別仕様を施した「SR400 Final Edition Limited」※1を限定1,000台で同日に発売します。なお、国内向けの「SR400」は、当モデルをもって生産を終了します。

 1978年の初代発売以後、熟成と進化を重ねてきた「SR400」は、ビッグシングルの心地よい鼓動感、シンプルなスタイル、キックスターター方式など不変の“SRらしい”個性により、エントリーライダーからベテランライダーまで、年齢を問わず幅広いお客様から支持されています。

「SR400 Final Edition Limited」は、多くの歴代SRファンに愛されてきた“ブラック”を採用しました。職人の手作業によるサンバースト塗装※2を施したフューエルタンク、シリアルナンバー入り電鋳エンブレム、真鍮製音叉エンブレム、本革調シート、新色アルマイトのホイールリム、“Final Edition”を記した黒い文字盤のメーターなどを装備し、“SR400”の有終の美を飾る、ヤマハのモノ創りを集結させたモデルです。

 また、「SR400 Final Edition」は、歴代モデルを彷彿させるグラフィックパターンを採用したシンプルな “ダークグレー”と親しみやすく温もりを感じさせる“ブルー”の2色を設定しました。

※1 「SR400 Final Edition Limited」は、順次リニューアルを進めているYSPおよびアドバンスディーラーのみで販売する「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」です。

※2 サンバースト塗装:ベースの基本色にぼかし塗装を施す塗装
 

<名称>
SR400 Final Edition
<メーカー希望小売価格>
605,000円 (本体価格550,000円、消費税55,000円)
<販売計画>
5,000台(年間、国内)
<カラーリング>
・ダークグレーメタリックN(ダークグレー)
・ダルパープリッシュブルーメタリックX(ブルー)
 
<名称>
SR400 Final Edition Limited
<メーカー希望小売価格>
748,000円 (本体価格680,000円、消費税68,000円)
<販売計画>
1,000台限定(国内)
カラーリング
・ヤマハブラック(ブラック)
 
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
 




2021/01/22掲載