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新車プロファイル2021
2021年に発売された新車の情報ページです

HONDA 人気の“シンプルモデル”レブルに1100版が登場、DCTタイプもラインナップ

人気の“シンプルモデル”レブルに1100版が登場、DCTモデルもラインナップ




Rebel(レブル)1100 Dual Clutch Transmission/Rebel 1100 車両解説

 デザインコンセプトは「SIMPLE」「RAW(未加工の素材)」。特徴的な形状のフューエルタンクやくびれのあるナロースタイルのフレームボディー、ワイド&ファットサイズの前後タイヤ、ブラックに仕上げたエンジンや各部パーツの採用により、タフでクールなイメージを表現するとともに、自由な発想でカスタマイズを想起させるスタイリング、というのが2017年4月に登場したレブルシリーズ、250/500の特徴だった。

 車体は、年齢や体格にとらわれず幅広い層のユーザーが楽しめるよう、軽量かつ690mmの低シート高とするとともに、車体中央の自然な位置にステップを採用することで、アップライトなライディングポジションを実現。

 エンジンは、ボア×ストロークや排気量で見る限り、250版がCBR250Rのシングル、500版が海外仕様のCBR500Rのツインがベースで、ともに低回転域ではトルクフルで扱いやすく、高回転域では気持ちよく伸び感のある出力特性としている。また、エンジン内部のギアの仕様やマフラーの内部構造を最適化することで、エンジンのメカニカル音や心地良い排気サウンドとパルス感も実現していた。

「もっと気軽に、手軽にバイクを楽しみたい」そんな思いがデザインコンセプトの“シンプル&ロー”に凝縮されている。

 このシンプルクルーザー、レブルシリーズ、唯一2019年1月に、新色を設定するなどのカラーチェンジが行われたのみで今日に至る。その間、250はなんと販売ベストテンに上り詰めるほどの人気モデルとなっているのはご存知の通り。

 2020年3月には、そのレブルシリーズのうち、一足先に3月19日発売で“S Edition”が追加された250版を追いかけて500版がモデルチェンジ。最大のポイントは全灯火類をLED化したのと、メーター内にギアポジションインジケーターを追加、ウインカーインジケーターも左右独立点滅式に変更、そしてさらにアシストスリッパークラッチの採用や前後足回りを仕様変更するなど、好調ぶりを維持するための力の入ったマイナーチェンジだった。

 で今回、そのシンプルが売りのレブルになんと1100版が登場した。

「REBELシリーズの“SIMPLE”、“RAW(未加工の素材)”、“CASUAL”に“SERIOUS”を付与し、排気量相応の重厚感とライダー乗車状態でもバランスの取れた人馬一体感のあるクールなプロポーションを実現」(ホンダのリリースより)したという。

 注目のエンジンは、1,082ccの水冷4ストロークOHC直列2気筒を採用。不等間隔爆発が生み出す力強いトラクション性能とパルス感、さらに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性を持つという270度位相クランクエンジンを搭載している。

 また注目は、ライダーのクラッチ操作やシフト操作が不要で、余裕を持ったライディングが可能となるデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)モデルをラインナップ。シフトチェンジが可能なマニュアルトランスミッションの2タイプとしている。

Rebel 1100 Dual Clutch Transmission。「ボルドーレッドメタリック」。
Rebel 1100。「ガンメタルブラックメタリック」。

★ホンダ ニュースリリースより (2020年12月18日)

大型クルーザーモデル「Rebel 1100」を新発売

 
 Hondaは、シンプルでクールなイメージのロー&ロングスタイリングと軽量かつ低重心で取り回しやすいサイズの車体に、扱いやすい出力特性の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒1,082ccエンジンを搭載した大型クルーザーモデル「Rebel(レブル)1100 Dual Clutch Transmission」「Rebel 1100」をそれぞれ2021年3月11日(木)、2021年5月13日(木)に、Honda Dreamより発売します。

 Rebel 1100は、「Sit back & Enjoy the ride」を開発コンセプトに、車体をRebelシリーズ共通の特徴である低いシート高かつ、ライダーの股下でフレームにくびれを持たせた形状のナロースタイルとすることで、低重心で安心感のある足つき性を実現しました。また、ライダー乗車時のプロポーションの良さを表現しつつ、ステップをペダル操作のしやすい位置に設定するとともに、35度※1のバンク角を確保することで、クルーザーカテゴリーながらスポーティーな走行も楽しめる設定としました。

 エンジンは、270度位相クランクによる不等間隔爆発が生み出す力強いトラクション性能とパルス感、さらに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性でスロットルを開ける楽しみを表現。

 また、毎日の通勤・通学から、週末のロングトリップ、パートナーとのタンデム走行まで幅広いシチュエーションと路面状況に合わせて走行フィーリングを任意に選択できるライディングモードを搭載し、ファンライディングをサポートします。

 カラーリングは、クールでスポーティーな印象をより引き立てるガンメタルブラックメタリックと、エレガントで洗練された印象のボルドーレッドメタリックの2色の設定としています。

※1 Honda調べ。

 

●販売計画台数(国内・年間)
3,000台
●メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
Rebel 1100 Dual Clutch Transmission 1,210,000円(消費税抜き本体価格 1,100,000円)
Rebel 1100 1,100,000円(消費税抜き本体価格 1,000,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

 

Rebel 1100の主な特徴
スタイリング
・Rebelシリーズの「SIMPLE」「RAW(未加工の素材)」「CASUAL」に「SERIOUS」を付与し、排気量相応の重厚感とライダー乗車状態でもバランスの取れた人馬一体感のあるクールなプロポーションを実現。
 
車体
・燃料タンクはRebelシリーズのスタイリングを想起させつつ、丸みを帯びたフォルムを表現するため、フランジレス製法を採用するとともに、ツーリングに十分な13Lの容量を確保。
・スイングアームはRebelシリーズのアイコンである丸パイプ形状を継承し、大型クルーザーモデルに見合う直径50.8mmの極太パイプを採用することで、幅広タイヤと相まって力強い印象に。
・フロントサスペンションはインナーパイプにダークネイビーの酸化チタンコートを施すことで、足元の印象を引き締めています。また、ボトムケースを2ピース構造とすることで、スポーティーさと力強さを表現。サスペンションダンパーに、カートリッジ式を採用することで、優れた路面追従性によるスポーティーな走りを実現。
・リアサスペンションは分離加圧式のピギーバックタイプを採用することで、安定した減衰力を発生させ、リアまわりのスタイリングに力強さを表現しつつ、スポーティーな走行でも優れた路面追従性を発揮。
・ブレーキはABSを標準装備。フロントに高いコントロール性を発揮し、スポーティーなライディングを可能とするモノブロックラジアルマウントキャリパーを採用。
 
エンジン
・エンジンは、1,082cc・水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒を採用し、270度位相クランクによる不等間隔爆発が生み出す力強いトラクション性能とパルス感、さらに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性でスロットルを開ける楽しみを感じていただけます。
・トランスミッションは、ライダーのクラッチ操作やシフト操作が不要で、余裕を持ったライディングが可能となるデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)と、ライダー自身の操作で、シフトチェンジが可能なマニュアルトランスミッションの2タイプを設定。
 
電子制御
・パワーモード、Hondaセレクタブルトルクコントロール、エンジンブレーキ、DCTシフトスケジュール※2を走行シチュエーションと路面状況に合わせあらかじめ設定した3つのライディングモードと、任意で設定できる1つのライディングモードを採用。
・クルーズコントロールを採用することで、高速道路などにおいてスロットル操作をせずに車速を一定に保つことを可能とし、快適なロングトリップを実現。
※2 Rebel 1100 Dual Clutch Transmissionのみ
 
その他
・車両からの情報を的確に認知しやすいよう、走行情報はクロノグラフを想起させるレイアウトで表示するとともに、インジケーター類をオフセットして配置した直径120mm丸型ネガティブLCDのスピードメーターを採用。
・Rebelシリーズの特徴として、エンジン始動までの所作にもこだわり、キーシリンダーを車体左側に配置するとともに、コックピットまわりをすっきりさせることで解放感を演出。
・シートは、シンプルでナロースタイルを表現するシングルサドルタイプとしつつ、加速時にライダーをホールドする形状と、ロングトリップでも快適なクッション性を備えています。キー操作で開閉可能なメインシート下には、容量3Lのストレージボックスを備えるとともに3AのUSB Type-Cを装備し日常の使い勝手にも配慮。
・ロングツーリングを快適に楽しむことができるグリップヒーターとETC2.0車載器を装備。

 

主要諸元

車名型式 8BL-SC83
Rebel 1100〈Rebel 1100 Dual Clutch Transmission〉
発売日 2021年5月13日〈2021年3月11日〉
全長×全幅×全高(mm) 2,240×850〈830〉×1,115
軸距(mm) 1,520
最低地上高(m)★ 0.120
シート高(m)★ 0.700
車両重量(kg) 223〈233〉
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※3 31.5(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4
18.7(WMTCモード値 クラス3-2〉 1名乗車時)★※5
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.9
エンジン型式 SC83E
水冷4ストローク直列2気筒OHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,082
内径×行程(mm) 92.0×81.4
圧縮比★ 10.1
最高出力(kW[PS]/rpm) 64[87]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 98[10.0]/4,750
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 13
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン〈電子式6段変速(DCT)〉
変速比 1速 2.866〈2.562〉
2速 1.888〈1.761〉
3速 1.480〈1.375〉
4速 1.230〈1.133〉
5速 1,064〈0.972〉
6速 0.972〈0.882〉
減速比1次/2次★ 1.717×2.625〈1.863×2.625〉
キャスター(度)★ 28°00′
トレール(mm)★ 110
タイヤサイズ 130/70-18M/C
180/65-16M/C
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド

〈 〉内はRebel 1100 Dual Clutch Transmission
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元) ■製造事業者/本田技研工業株式会社
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます

2020/12/18掲載