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ホンダが欧州向け二輪車2021年型モデルに7機種を追加






 

左から、SH Mode、SH350i、PCX125、X-ADV、NC750X、CB1000R、CB125R。

 
 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドが、欧州向け2021年型モデルの二輪車ラインアップを発表した。

 これまでに欧州で発表済みの2021年型モデル11機種に加え、コミューター、アドベンチャー、ロードスポーツにまたがる7機種を発表した。これにより、あらゆる年齢、乗車経験、スタイルを問わず全てのライダーに向けたHondaの二輪車ラインアップが拡充されたとしている。

 その概要を紹介すると、コミューター・モデルでは、Hondaの高燃費で、環境に優しく、先進テクノロジーを搭載したスクーターと小型二輪車には、“Forza 350”や“Forza 125”といったスタイリッシュなスクーターや、人気の高いステップオンの“SHシリーズ”、走る楽しみに焦点をあてた“MSX125 Grom”、高効率の“CB125F”や、圧倒的人気を誇る“PCX125”などがある。
 

sh350i。

 
○SH350i
 SHシリーズのフラッグシップモデル“SH300i”がモデルチェンジし、出力を向上させた350ccエンジン「eSP+(イーエスピープラス)」※を搭載した“SH350i」”に進化。排気量アップに加え、吸気や冷却性能を上げることで、加速性能の向上や高回転域での出力をアップしている。
※ eSP:enhanced(強化された)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略称
 

SH Mode。

 

○SH Mode
 SHシリーズのエントリーモデルに属する“SH Mode”にも、新型エンジン「eSP+」を搭載。新設計の軽量化された次世代フレーム(eSAF:enhanced Smart Architecture Frame)により優れた燃費性能を実現している。

 

PCX125。

 

○PCX125
“PCX125”をフルモデルチェンジ。2021年型モデルは、新水冷エンジン「eSP+」を搭載し、出力・燃費を向上。Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を新たに採用した。

 アドベンチャー・モデルでは、今年欧州で発表された“CB500X”と“CRF1100L Africa Twin”の新色に加え、2021年型モデルとして、欧州のOn-Offカテゴリーの売れ筋トップ10※に入る“NC750X”と“X-ADV”も大幅にアップデート。
※ Honda調べ。2020年11月時点
 

NCX750X。

 

○NC750X
 高燃費でオールラウンドな走りが楽しめる“NC750X”は、エンジン、シャシー、スタイリング、実用性全てにおいて刷新。750cc水冷並列2気筒エンジンは、最大出力をアップ。また、さらなる軽量化と1速~3速のギア比のショートレシオ化により、さらにスポーティーな乗り味を実現し、シャープになったデザインと、一回り小さくなったカウルで印象もよりスポーティーになっている。

 スロットル・バイ・ワイヤーを通じて、3つのドライブ・モード(SPORT/RAIN/STANDARD)とユーザーモードが選択でき、ライダーはエンジン特性やレスポンスを調整可能だ。各モードはそれぞれデュアルクラッチ・トランスミッション(DCT)のシフトパターンと連携している。
 

X-ADV。

 

○X-ADV
 2017年の登場以来、“X-ADV”はタフなスタイリングとアドベンチャースピリットで、新たなジャンルを確立。2021年モデルはエンジン・シャシーを大幅に改良し、またスタイリングも一新するとともに、新技術も投入された。

 “X-ADV”は“NC750X”のモデルチェンジと多くの面で共通している。エンジンはパワーアップされ、最適化されたギア比、再構成されたフレームは軽量化され、よりスポーティーな走りを実現。また技術面では、スロットル・バイ・ワイヤーで制御する新ライダーモードを搭載し、DCT及びHondaセレクタブル トルク コントロール(HSTC)の設定も刷新されている。

 ネイキッド・ラインアップでは、2017年に登場した「新世代CBシリーズ」は、Hondaのネイキッドモデルのラインアップに新たなアイデンティティーを実現しましている。
 

CB1000R。

 

○CB1000R
 新世代CBシリーズのフラグシップ“CB1000R”は、さらにミニマルかつ前傾なスタイリングを強調。特徴的なラウンドヘッドライトのハウジングはティアドロップ型になり、また新デザインの精密な7本スポークホイールは、全体の演出をさらに深めている。

○CB125R
 2021年モデルの“CB125R”では、欧州二輪免許制度のA1カテゴリーの最大値に合わせた出力とした新型水冷4バルブエンジンを搭載し、トルクもアップ。また、125ccクラスでは初めて、SHOWA製フロントフォーク(Showa Separate Function front fork Big Piston)を標準装備とし、LEDライト、液晶メーター、IMU制御のABS、296mmフローティングフロントディスクブレーキ/ラジアルマウントの4ピストンキャリパーと合わせ、トップレベルのスペックを実現している。

 ちなみに今回発表された欧州向け二輪車2021年型モデルに7機種と、既に発表済み11機種の中で、下記のモデルは、日本でも販売が予定されている。

・CB1000R
・NC750X
・X-ADV
・CB125R
・MSX125 Grom(日本ではGROMとして販売予定)
・PCX125(日本ではPCXとして販売予定)

■ホンダ https://www.honda.co.jp/motor/





2020/11/11掲載