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新車プロファイル2020
2020年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI アドレス110がコンバインドブレーキの採用とカラー変更して2021年モデルに

アドレス110がコンバインドブレーキの採用とカラー変更して2021年モデルに






 

SUZKI アドレス110 車両解説

 原付二種ブームの立役者の一台でもあるアドレスの125。軽快な走りとリーズナブルな価格で通勤、通学ユーザーをはじめ多くの若者の人気を集めてきたモデルだが、更なる環境、燃費の時代を見据えて2015年3月、新型に生まれ変わっている。といっても125フルサイズではなく、ちょっと小さめの110という排気量での登場。そしてホイールも14インチと、それまでのアドレスV125シリーズとはまったく違った、新アドレスシリーズの誕生と言っていいものだった。

 クラストップレベルの軽量ボディといえる97kgの装備重量、そして前後に14インチの大径ホイールを持つ車体に組み合わされたのは、WMTCモード値でリッター51.2kmの燃費性能を誇る強制空冷単気筒112ccエンジンで、6.7kW[9.1PS]/ 8,000rpmの最高出力と、8.6N・m[0.88kgf・m]/6,000rpmの最大トルクを発生していた。

 なによりも重要な使い勝手の面では、容量20.6リットルのシート下トランクスペースに、左側に600ml、右側に500mlのペットボトルを1本ずつ収納可能なフロントインナーラック、そして駐輪時に便利なサイドスタンドの標準装備、同様駐輪時にブレーキを掛けた状態を維持できるブレーキロックシステムの採用など、ベストセラーのアドレスの新型ならではの使い勝手をさらに発展させたモデルだった(新型でもこれらの特徴を引き継いでいる)。

 ちなみにそれまでのアドレスV125、’06年3月の発売モデル以降は、台湾の合弁会社で生産されていたが、このアドレス110は、インドネシアのスズキ・インドモービル・モーター社で生産され国内に輸入されている。

 2018年3月には、平成28年国内排出ガス規制に対応させるとともに、「トリトンブルーメタリック」(YSF、青)、「タイタンブラック」(YVU、黒)、「ブリリアントホワイト」(YUN、白)、「アイスシルバーメタリック」(YNJ、銀)の4色の設定として発売している。

 2019年8月発売の2020年モデルでも、カラーの変更のみで、新色のマット青「マットステラブルーメタリック」(YUA)を加え、青「トリトンブルーメタリック」(YSF))、黒「タイタンブラック」(YVU)、白「ブリリアントホワイト」(YUH)の既存色3色と合わせて4色をラインナップ。

 そして今回の2010年モデルでは、コンバインドブレーキ(前後連動ブレーキ)の採用でライダーのブレーキ操作を補助。またカラーラインナップも変更。新色、銀「ソラリスシルバー」(PBK)を中心に既存色の白「ブリリアントホワイト」(YUH)、黒「タイタンブラック」(YVU)、マット青「マットステラブルーメタリック」 (YUA)の3色と合わせて4色のラインアップとされた。
 

アドレス110。新色の銀「ソラリスシルバー」(PBK)。
アドレス110。既存色の白「ブリリアントホワイト」(YUH)。

 

アドレス110。既存色の黒「タイタンブラック」(YVU)。
アドレス110。既存色のマット青「マットステラブルーメタリック」 (YUA)。

 

★スズキ ニュースリリースより (2020年9月25日)

14インチ大径ホイールのスクーター「アドレス110」を
マイナーチェンジして発売

 

 スズキ株式会社は、街中での使い勝手の良さを追求した軽量な車体に、優れた燃費性能と走行性能を両立したSEPエンジンを搭載した、110cc原付二種スクーター「アドレス110」をマイナーチェンジして10月8日より発売する。

「アドレス110」は、クラストップレベル※1の軽量な装備重量100kgによる取り回しの良さや、48.9km/L※2の燃費性能と低中速域での優れた加速性能を特長とし、大容量のシート下トランクスペース、フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックを採用するなど、日常の使い勝手の良さを考慮した。また、シャープで引き締まった躍動感のあるデザインを採用し、細部まで作り込むことでグローバルに通じる魅力的な外観とした。

●主な変更点
・ライダーのブレーキ操作を補助するコンバインドブレーキ(前後連動ブレーキ)の採用
 
・カラーリング変更
車体色:4色 新色: 銀「ソラリスシルバー」(PBK)

      既存色:白「ブリリアントホワイト」(YUH)
          黒「タイタンブラック」(YVU)
       マット青「マットステラブルーメタリック」(YUA)
 
●「アドレス110」の主な特長
エンジン・車体
・クラストップレベル※1の軽量な装備重量100kgによる駐輪時の取り回しの良さや、軽快な走行。
・優れた燃費性能と良好な加速性能を両立したSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジン搭載。燃焼効率向上と、摩擦抵抗の低減により48.9km/L※2の燃費性能を実現。また高回転型のカムシャフトを採用するなどし、気持ちの良い加速感も演出。
・安定した走行を実現する、14インチ大径アルミ鋳造ホイールを採用。
・二人乗りでも余裕のあるロングシートに、滑りにくいシート表皮を採用。
・燃焼効率向上と、摩擦抵抗の低減により48.9km/L※2の燃費性能を実現したパワフルなエンジン。
・安定した走行を実現する、14インチ大径ホイール。
・ライダーが足を地面に下ろしやすいように、左右の足元付近を絞り込んだデザインのカットフロアボードを採用。快適な足つき性を実現。
装備
・フルフェイスヘルメットだけでなく、レインコートやグローブも同時に収納できる20.6Lの大容量シート下トランクスペース※3。ヘルメットホルダーも2つ用意。
・フロントインナーラックは、左側に600ml、右側に500ml のペットボトルを1本ずつ収納可能※4。
・シート開錠機能付ステアリングロックには、鍵穴をカバーすることができるシャッターキーを採用。配線直結による不正なエンジンの始動を抑止する「直結始動抑止回路」も装備。
・駐輪時に便利なインターロック機構付きサイドスタンドを標準装備。
・左ブレーキレバーを握ると、フロントブレーキとリヤブレーキが同時に作動し、効率よく制動力を得られるコンバインドブレーキシステムを新たに採用。
※左ブレーキレバーを使用するとリヤブレーキと一緒にフロントブレーキも作動しますが、ブレーキ操作を補助するためのシステムであり、フロントブレーキレバー(右ブレーキレバー)も同時に使用することをおすすめします。
デザイン
・原付二種らしい機動力を表現する、シャープかつコンパクトに引き締まったデザイン。日常の使い勝手に配慮しながら、グローバルに通じる魅力的な外観とした。
 
※1 国内原付二種スクータークラス。2020年8月現在、カタログ調べ。
※2 WMTCモード測定値、スズキ調べ。実際の燃費は、気象・道路・車両・運転・整備などの状況で異なる。
※3 形状、大きさによりシート下トランクスペースに収納できないヘルメットや小物もある。最大積載許容重量10kg。
※4 形状によりフロントインナーラックに収納できないペットボトルもある。最大積載許容重量1.5kg。
商品名
アドレス110(UK110NMM1)
メーカー希望小売価格
225,500円(消費税抜き 205,000円)
発売日
2020年10月8日
 
※ 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
※ 製造事業者/スズキ・インドモービル・モーター社
※ 製造国/インドネシア
※ 輸入事業者/スズキ株式会社

主要諸元

車名型式 2BJ-CE47A
アドレス110(UK110NMM1)
発売日 2020年10月8日
全長×全幅×全高(m) 1.845×0.665×1.095
軸距(m) 1.260
最低地上高(m) 0.120
シート高(m) 0.755
装備重量(kg) 100
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 53.0(国交省届出値 定地燃費値※2 1名乗車時)
48.9(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※3)
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 1.9
エンジン型式 AE54
強制空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 112
内径×行程(mm) 51.0×55.2
圧縮比 9.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.5[8.8]/7,750
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 8.6[0.88]/6,250
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 圧送式
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 5.2
クラッチ形式 乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式 Vベルト無段変速
変速比 2.655~0.806
一次/二次減速比 2.750/3.615
キャスター(度) 25°45′
トレール(mm) 97
タイヤサイズ 80/90-14M/C 40P
90/90-14M/C 46P
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 アンダーボーン

※平成28年国内排出ガス規制に対応
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の燃費は、使用環境(気象、渋滞等)や 運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は、「ps/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。( )内は、旧単位での参考値です。
●製造事業者:スズキ・インドモービル・モーター社
●製造国:インドネシア
●輸入事業者:スズキ株式会社





2020/09/25掲載