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新車プロファイル2019
2019年に発売された新車の情報ページです

YAMAHA 快適な乗り心地とツーリング機能を兼ね備えたTRACER900シリーズがカラーチェンジ

快適な乗り心地とツーリング機能を兼ね備えたTRACER900シリーズがカラーチェンジ

新時代の“MT”シリーズとして開発された“MT-09”。水冷3気筒、846cc、DOHC4バルブF.I.エンジンを搭載する「ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的なデザイン」を持つマシンとして、2014年4月に発売が開始されている。後を追うように8月に発売されたツインエンジン搭載の弟分、MT-07とともにクラスのトップを争う人気を集めることに成功した。ヤマハらしい先進的なデザインはもちろんだが、新世代のMTシリーズのエンジンは、MotoGPマシン“YZR-M1”のヒューマンフレンドリーなハイテク技術“クロスプレーン・コンセプト”に基づいて開発された扱いやすいハイパワーというのも人気の一因だろう。

車体は、アルミダイキャスト製ダイヤモンドタイプフレームで、外側締結リアアームの採用など、最新テクノロジーを導入することで市街地での楽しい走りを狙いとした方向で開発されている。YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)およびD-MODE、マスの集中に貢献する一体成型のエキゾーストパイプ&サイレンサー、アルミテーパーハンドル、ラジアルマウント式フロントブレーキキャリパー、アルミ鍛造ブレーキ&シフトペダルなどを採用。そしてなにより極めつけは、188kgというMT-09の装備重量が性格のすべてを物語っていると言えるのでは。

その人気のMT-09シリーズに、2015年2月にラインナップに加わったのがMT-09 TRACER ABSだ。最大の特徴は、レイヤー構造を取り入れたフロントカウルで、ロングツーリング指向のオンオフ寄りのイメージをさらに強めたデザインを採用。標準装備のハンドルカバーの造形などとともにツーリング時の快適性の向上を図っている。好みによりハンドル、シート、フロントスクリーンの調整が可能で、視認性の高い多機能メーターパネルや、十分な配光特性を備えたフルLEDヘッドライト、そしてトラクションコントロールの採用などなど、快適な“アドベンチャーツーリング”性能を備えている。

ちなみに、このMT-09 TRACERは、ヤマハが2013年から進めている“中期経営計画”のなかで、二輪車事業の新たな取り組みとして“基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大”を狙ったモデルの第一弾でもあるという。

2016年4月には、このMT-09 TRACER ABSにブルーとガンメタを組み合わせた最近のヤマハテーマカラーといえる新色「ダークブルーイッシュグレーメタリック8」が設定されている。2017年の2月には初のマイナーチェンジとして、A&S(アシスト&スリッパー)クラッチの採用とともに新色が設定された。また、TCS(トラクション・コントロール・システム)も従来のオン・オフのみの選択から、オンの“1(弱)”“2(強)”そして“オフ”が選べる2モード選択式が新たに採用されている。

2018年4月、このMT-09 TRACERが2018年モデルとなるにあたって、より快適な乗り心地とツーリング機能の強化が行われた。具体的には、フロントスクリーンをリデザイン、新設計ハンドルバー、ブラッシュガードの採用、前後シートの再開発、サイドケース用マウントの設定、60mm延長でトラクションアップさせた新型リアアームなど。また2018年モデルでは車名から「MT-09」が外され単純に「TRACER900」とされた。

もう一つのトピックスは、このマイナーチェンジに合わせて、上級バリエーションの「GT」がラインナップされたことがあげられる。2018年型のTRACER900をベースに、アジャスタブルフロントフォークの採用、プリロード調整が可能なリモート操作機構を採用したリアサスの採用、フルカラーTFT液晶マルチファンクションディスプレイを採用、クルーズコントロールシステムの導入、グリップウォーマーの装備などが行われている。こちらTRACER900 GT ABSは若干発売が遅れて6月に発売開始された。

今回、2019年モデルの発売にあたっては、カラー設定の変更のみのマイナーチェンジとなっている。
 

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TRACER900 ABS。新色「ブルーイッシュグレーソリッド4」(グレー)。
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TRACER900 ABS。継続色は「ブラックメタリックX」(ブラック)と、「マットダークパープリッシュブルーメタリック」(マットブルー)。

 

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TRACER GT ABS。新色「ブルーイッシュグレーソリッド4」(グレー)。
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TRACER GT ABS。継続色は「マットダークグレーメタリック6」(マットダークグレー)。

 

★YAMAHA ニュースリリースより (2019年2月14日)

走りへの情熱を表現した新色を採用
「TRACER900/GT」のカラーリングを変更

ヤマハ発動機株式会社は、845cm3の直列3気筒エンジンを搭載する「TRACER900 GT ABS」※、「TRACER900 ABS」のカラーリングを変更し、3月1日より発売します。

「TRACER900」は、“Two Sides of the Same Coin:Sports and Travel”をコンセプトに、市街地からツーリングまで多用途でスポーティかつ快適な走りを楽しめるモデルとして開発しました。快適な乗り心地とツーリング機能を兼ね備え、お客様から支持されています。

新色「ブルーイッシュグレーソリッド4」は、グレーをベースにレッドをアクセントとして配し、走りへの情熱を表現しました。さらに、上級仕様の「TRACER900 GT ABS」には、ゴールドのフロントフォークやレッドのピンストライプをあしらったホイールを採用し、スポーツツーリングモデルとしての個性を際立たせています。

※「TRACER900 GT ABS」は、「TRACER900 ABS」をベースに、フルアジャスタブル式倒立フロントサスペンションやクルーズコントロールシステム、クイック・シフト・システム(QSS)、グリップウォーマーなどを採用し、ツーリングの快適性を向上させた上級モデル。
 

<名称>
「TRACER900 ABS」
 
<発売日>
2019年3月1日
 
<メーカー希望小売価格>
1,112,400円 (本体価格1,030,000円/消費税82,400円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
 
<カラーリング>
・ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー/新色)
・マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)
 
<名称>
「TRACER900 GT ABS」
 
<発売日>
2019年3月1日
 
<メーカー希望小売価格>
1,198,800円 (本体価格1,110,000円/消費税88,800円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
 
<カラーリング>
・ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー/新色)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)
 
<販売計画>
1.000台(シリーズ合計/年間、国内)
 
2019/02/14掲載