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MOTOBUM HONDAが2026年体制を発表

 モトバムレーシングが「 ウォームアップパーティー」を開催した。

 昨年12月、モトバム創設者である故・池田一男さんと、長年にわたりチーム運営に携わってきた山崎寧子さんが、75歳で逝去した。会は、ふたりに敬意を表す黙祷から始まった。献杯は、今年モトバムを退職した斎藤正行さんが務めた。


 2026年シーズンに向けて、岡部信之代表は次のように挨拶した。

「ファンの皆様、多大なるご支援に心より感謝申し上げます。今シーズン、私たちは明確な目標を掲げます。ただ参戦するのではなく、上位入賞を本気で狙いに行く。この言葉を胸に、ライダー、メカニック、スタッフが一丸となり、一戦一戦を全力で戦ってまいります。今季も変わらぬご声援とご支援をよろしくお願いいたします」


 ST1000クラスには、豊島 怜が新たに加わる。長年ヤマハで活躍してきた豊島は、今季、全日本ロードレース選手権ではモトバムから参戦し、FIM世界耐久選手権(EWC)にはTeam Etoileから参戦する。

 豊島は移籍の経緯についてと語った。

「世界耐久選手権に興味があり、エトワールさんの活動を見て連絡を取りたいと思っていたところ、先に声をかけていただきました。モトバムさんとエトワールさん、両方で参戦できるというありがたい提案をいただき、今後のライダー人生を考えていたタイミングでもあったので、とても嬉しかったです。これまで5年間ST1000に参戦してきて、悔しいレースも多く、自分の弱さが出たレースもありましたが、常に“勝ちたい”という思いで挑んできました。その強い気持ちを持っての移籍です。このチャンスを生かせるよう、全力で挑みます」

 Team Etoileの市川貴誌監督は、豊島に期待を寄せる。

「J-GP2時代から良いライダーだと注目していました。チームを探していると聞き、ぜひ一緒にやりたいと思い声をかけました。長年乗り慣れたヤマハからの移籍は簡単ではないと思いますが、環境を変えることは必ず成長につながると考えています」

 豊島は、全日本ではHonda、EWCではBMWを駆ることになる。テストはこれからだが、新たな挑戦に注目が集まっている。

 ST600クラスには、若手4名がフル参戦する。徳田 翔、楠 留維、松本康雅が続投し、新たに松島璃空が加わった。

 徳田は「ST600参戦2年目になるので、1戦1戦結果にこだわり、転倒をなくして赤ゼッケン(ランキング10位以内)を目指します」と語る。

 楠は「昨年は悔しいレースが続き、メンタル面でも苦しみました。今年は課題を改善し、良い結果を残したい」と意気込みを見せた。




 松本は「昨年はシーズン途中からチームに加わり、大きく成長できました。今年はフル参戦です。今日は靴もモトバムカラーの緑にしてきました。まずはトップ10、そして表彰台を狙えるよう頑張ります」と語った。

 J-GP3クラスからステップアップし、チームを移籍して挑戦する松島は「新たな環境とバイクですが、日々目標に向かって努力を重ねていきます」と挨拶した。


 昨年までチームに所属していた青田 魁は、今季からチームを移籍しST600クラスを戦う。また、松川泰宏はモトバムからの卒業を決め、壇上に上がった。

 松川は「13年間お世話になりました。大きな成績は残せませんでしたが、最高の皆さんと出会えたことは人生の宝物です。フル参戦は終了と決めましたが、鈴鹿8耐には声をかけていただいているので、役に立てる間は走りたいと思っています。これ以上話すと泣いてしまうので……。モトバムは人生最高の思い出です。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。


 須貝義行は「SUGO選手権でチャンピオンを獲得した際、山崎さんに報告したところ『地方選手権じゃまだまだ。全日本で活躍しなきゃ』と声をかけてもらいました。全日本で勝った時には祝勝会を開いて祝ってくれました。モトバムには歴史があり、たくさんのライダーが巣立ったチームです。これからも、その伝統を受け継ぐ気持ちを大事にしたい」と挨拶した。


 最後にはサプライズ発表があり、徳田、松本、松島の3名に飯高新悟を加えた4名で、復活した鈴鹿4時間耐久ロードレースにエントリーすることが明かされた。

 日本のロードレース界において、育成と挑戦を軸に歩んできた名門プライベートチーム、モトバムレーシングは、今季もまた、新たな歴史を刻んでいく。


※歓談中には赤松孝カメラマンの写真展の告知も行われた。
「2月3日から14日までキャノンギャラリーで、写真展が開催されます。モトバムライダーだった荒川晃大選手や、鈴木光来選手の写真なども展示されていますので、是非、足を運んで下さい」と語った。

(文・写真:佐藤洋美、写真提供:赤松 孝)







2026/01/30掲載