YAMAHA YZF-R9 ABS 車両解説
2024年10月欧州で発表、EICMAや鈴鹿8耐で展示され大きな注目を集めていたYZF-9Rの国内発売が発表された。「Re-DNAed Supersport」をコンセプトにMT-09系のトルクフルな水冷3気筒エンジンを、YZF-R1やR6よりも軽量な9.7kgかつ、MT-09よりも剛性をアップした新型重力鋳造フレームに搭載、足着き性、快適性も考慮し、サーキット走行に限定しないスポーティなライディングを楽しめるフレンドリーなスポーツモデルとした。系譜的には2022年に国内販売された2代目YZF-R7のような、リーズナブルなハイパフォーマンススポーツの流れを受け継ぐが、レースベース車として長年販売されたYZF-R6の後継車でもあり、MT-09系の3気筒エンジンを流用した廉価版スポーツモデルではないことは、専用セッティングの新構造KYB前後サス、新型ウイングレットを採用したデザインや、今やスポーツモデルでは当たり前となった走行支援の各種電子デバイスなどの装備でわかろうというもの。「二段階フラッシャー機能」「エマージェンシーストップシグナル」「消し忘れ機能」機能付きのウインカーや、専用のスマホアプリY-Connectを介してのセッティングやスマホ画面の表示、USB-Cに対応した充電ソケットをシート下に採用など、街乗りでの使い勝手も考慮されている。車体色はレーシングイメージのディープパープリッシュブルーメタリックC、初代R1をイメージしたブルーイッシュホワイトパール1、シックなマットダークグレーメタリック6の3色。
今回は車体色がグラフィックを変更したディープパープリッシュブルーメタリックCのみとなり、ヤマハ創立70周年記念車も200台限定で合わせて設定された。
YAMAHA ニュースリリースより (2026年1月15日)
スーパースポーツ「YZF-R9 ABS」新色を発売 ~200 台限定で 70th Anniversary Edition も発売~
ヤマハ発動機販売株式会社は、“クロスプレーン・コンセプト※1”に基づく水冷・4 ストローク・DOHC・ 直列 3 気筒・888cm3エンジンを軽量アルミフレームに搭載したスーパースポーツモデル「YZF-R9 ABS」 の新色を 5 月 15 日に発売※2 します。また、2025 年にヤマハ発動機創立 70 周年を迎えたことを記念 した「70th Anniversary Edition」を 200 台限定で 1 月 30 日に発売します。
新しいカラーは、2026年モデルのYZF-Rシリーズに共通して展開されるヤマハレーシングイメージを 強調した“ブルー”です。ボディサイドのモデルロゴ下部にシアンのラインをあしらいその造形を際立たせ ています。
「70th Anniversary Edition」は、1955年創立以来レースとともに歩んできたヤマハ発動機の歴史を表現 するカラーです。1964年、ヤマハ初の250cc世界チャンピオンマシンとなった「RD56」に施していた“白地 に赤のライン”カウルのイメージに着想を得たグラフィックを採用しています。
「Re-DNAed Supersport」をコンセプトに開発された「YZF-R9」は、幅広いライダーに支持される 「MT-09」のパワーユニットを基に、ミドルクラス最強のトラックパフォーマンスを具現化しました。最高 のエキサイトメントを提供しながらも、スキルや走行ステージを選ばない親しみやすさを併せ持つ懐の 深いモデルとして、幅広いお客さまから支持を集めています。
※1 クロスプレーン・コンセプトは、慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率良く引き出す設計思想
※2 本モデルは、YSPで販売する「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」です。ご購入については下記Webサイト掲載の取扱店までお問
い合せください
■「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」取扱店 https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r9/
- 名称
- YZF-R9 ABS
- カラー
- ・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー/新色)
- 発売日
- 2026年5月15日
- メーカー希望小売価格
- 1,469,000円
- 本体価格 1,360,000円 消費税 136,000円
- 販売計画
- 600台(年間、国内)
- 名称
- YZF-R9 70th Anniversary Edition ABS
- カラー
- ・ブルーイッシュホワイトパール 1 (ホワイト/新色)
- 発売日
- 2026年1月30日
- メーカー希望小売価格
- 1,595,000円
- 本体価格 1,450,000円/消費税 145,000円
- 販売計画
- 200台(年間、国内)
-
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
※本モデルはデジタル推進化および、環境配慮の観点から紙のカタログを製作しておりません。製品情報は下記のWebサイトよりご確認ください。
- YZF-R9製品サイト:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r9/
主要諸元
| 車名型式 | 8BL-RNA3J | |
|---|---|---|
| YZF-R9 ABS | ||
| 発売日 | 2026年5月15日 | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 2,070×705×1,180 | |
| 軸間距離(mm) | 1,420 | |
| 最低地上高(mm) | 140 | |
| シート高(mm) | 830 | |
| 車両重量(kg) | 195 | |
| 乾燥重量(kg) | – | |
| 乗車定員(人) | 2 | |
| 燃費消費率(km/L)※1 | 34.0(国交省届出 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
| 20.9(WMTCモード値 クラス3 サブクラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
| 登坂能力(tanθ) | – | |
| 最小回転半径(m) | – | |
| エンジン型式 | N722E | |
| 水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ | ||
| 総排気量(cm3) | 888 | |
| 内径×行程(mm) | 78.0×62.0 | |
| 圧縮比 | 11.5 | |
| 最高出力(kW[PS]/rpm) | 88[120]/10,000 | |
| 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 93[9.5]/7,000 | |
| 燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
| 始動方式 | セルフ式 | |
| 点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
| 潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
| 潤滑油容量(L) | 3.5 | |
| 燃料タンク容量(L) | 14 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 2.571 |
| 2速 | 1.947 | |
| 3速 | 1.619 | |
| 4速 | 1.380 | |
| 5速 | 1.190 | |
| 6速 | 1.037 | |
| 変速比 | 1.680(79/47)/2.687(43/16) | |
| キャスター(度) | 22°35′ | |
| トレール(mm) | 94 | |
| タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W(チューブレス) |
| 後 | 180/55ZR17M/C 73W(チューブレス) | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
| 後 | 油圧式シングルディスク | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
| 後 | スイングアーム(リンク式) | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | |
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。




