“真夏の祭典”こと、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐。今年は8月3日決勝)。ヤマハはすでに6年ぶりとなるファクトリー体制で参戦表明を行っており、ライダーは経験豊富な中須賀克行に加え、ロードレースの世界最高峰・MotoGPに「Prima Pramac Yamaha MotoGP」から参戦するジャック・ミラーを起用。3人目のライダーは、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に参戦中のライダーから選出することがアナウンスされていたが、この度「Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team」からWorldSBKを戦うアンドレア・ロカテッリを起用することが決定した。
ロカテッリは2021年にヤマハ・モーター・ヨーロッパが運営するWorldSBKオフィシャルチームに加入、今シーズンは第3戦オランダのレース2において自身初優勝を獲得。常に上位の成績を残す活躍を含めたこれまでの貢献から、同チームと2027年までの契約を更新、今後もヤマハを代表するライダーとして活動していくことが決定している。
尚、ヤマハは鈴鹿8耐初参戦となるロカテッリを全面的にサポートし、鈴鹿8耐で多くの経験を持つ中須賀克行、世界のトップライダーとしてMotoGPを走るミラー(鈴鹿8耐は2017年以来)とともに、2018年以来、9回目となる優勝を目指すという。
アンドレア・ロカテッリのコメント
「ヤマハから鈴鹿8耐に参戦する機会をいただき、本当に嬉しく思います。また、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)では、ずっとヤマハライダーとして走ってきたので、これは大変光栄なことです。特にヤマハとの契約延長にサインしたばかりなので、なおさら意味のあることです。ヤマハがこのような機会を与えてくれたことに、感謝しています。
鈴鹿8耐は以前から出場したいと思っていたレースですが、それをYAMAHA RACING TEAMの一員として実現できるのは特別なことです。さらに鈴鹿は素晴らしいサーキットですし、自分にとって新たなチャンスであり、新しい経験でもあるので、今からとても楽しみにしています。
ヤマハとこのプロジェクトに関わっているすべての皆さんに感謝します。テストと決勝レースが待ちきれません。ヤマハにとってこの重要なレースで最高の結果を残せるよう全力を尽くします」