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エンタメ

速報 2019 EICMA ミラノショーVol.3 カワサキとビモータが 手を組んだら......。
噂にはなっていたけれど......、本当だったのですね。カワサキとビモータが合弁会社を設立したのです。そして、今回のショーで「TESI H2/テージ・エイチツー」を発表しました!
■レポート&写真:河野正士

 
 さてEICMAプレスデイ2日目。初日同様、この日も30近いプレスカンファレンスがプログラムされています。そのほとんどは用品メーカー。もちろん二輪車メーカーも含まれていて面白いプロダクトが発表されています。しかしこの日は、インタビューやら撮影やら、EICMA開催前に日本で仕込んできた取材などを行う場合が多いのです。なのでゆっくり会場を見て回る、という感じではありません。次の予定まで少し時間があると、気になっていたブランドをチェックしたり、移動区間中にあるブースを覗いたり、という感じでしょうか。僕がゆっくり、そしてくまなく会場を見て回れるようになるのは、金曜と土曜ですね。そんななかで飛び込んできたのがカワサキとビモータが合弁会社設立と、その初のプロダクト「TESI H2/テージ・エイチツー」ですね。いろいろ噂になっていたのは本当で、しかも車両まで発表するとは! 

 ということで速報最後は、そんな見て歩きをダイジェスト版でお伝えします。カンファレンスを行わなかったヤマハとドゥカティのブースも少しだけ紹介。EICMAに参加している日本企業の情報も加えました。それでは、どうぞ!
 

■Bimota

 

 

いやー、びっくりです。プレスデイ1日目の夜に、明日カワサキが追加のプレスカンファレンスを行うと連絡があり、来てみたら「TESI H2/テージ・エイチツー」でした。その名前のとおり、カワサキ・ニンジャH2のスーパーチャージャーエンジンを搭載。”TESI”の代名詞である、センターハブステアのフロントスイングアームもセットされています。メディアの注目度も、非常に高かったですね。

 

■ヤマハ

日曜夜に動画配信されたニューモデルを中心に紹介します。
 

TMAX

排気量を30cc拡大した560ccエンジンを搭載。トルクを増大させ駆動系のレシオも改善。それにより前モデルと同等のスピードならエンジン回転を下げられるから振動や騒音を抑え、そこからの追加加速も向上している。というのが動画内で紹介されていましたね。

 

トレーサー700

LEDテクノロジーを駆使してカウル周りを一新。すごく小顔になりました。ライディングポジションを改善。パッセンジャーの乗り心地の良さも向上しているそうです。ハンドルバーを若干広げ、車体のコントロール性を向上。新型のカートリッジ式フロントフォークも採用しているそうです。

 

MT-125/MT-03

 

125のエンジンはヤマハの可変バルブタイミング機構「VVA/Variable Valve Action」を採用。外装類も一新。動画内で”ダブルアイ・フェイス”と紹介されたヘッドライト周りのデザインはMT-09的ともいえますが、ディテールの曲線使いはもっと凝ってる気がしました。またMT-03も同様の進化です(エンジンはVVA未採用)。でも、これまで同様、外装パーツのディテールは絶妙に違っています。

 

YZF-R1 / YZF-R1M

 

 

パフォーマンスを犠牲にすることなくユーロ5に適応。これ、強調してましたね。新シリンダーヘッドなども採用したと。WSBKで培ったノウハウをばっちり投入したそうです。R1Mは新しいカーボン外装を採用。電子制御技術を使ったオーリンズ製新型フォークもセット。

 

トリシティ300

東京モーターショーでも発表された、トリシティ・シリーズの長男ですね。

 

■ドゥカティ

スクランブラー・デザートスレッドX/スクランブラー・モタード

 

2週間前にミサノで開催された新型車発表会でデザインスケッチのみ紹介され、EICMAに展示するからと言われていた2台のデザインコンセプトモデル。うーん、格好いい。スクランブラーファミリーの新ステージ、でしょうか。スクランブラーチームの方に話が聞けたので、今度まとめて紹介しますね。

 

ムルティストラーダ1260S グランツーリスモ

いまのところ日本導入はないそうです。

 

パニガーレV2

L型二気筒パニガーレの最高峰。LなのにV? 今後パニガーレは、エンジン形式にかかわらず”V”という表記になるそうです。初代V4に採用された、複雑に絡み合ったサイドパネルデザインを採用しています。やっぱり2気筒はスリムですね。※11月下旬には試乗インプレッション記事を提供できると思います(WEBミスター・バイク編集部)

 

ストリートファイターV4

いやー、なんとも言えない迫力ですね。隠れていたエンジンが少し見えちゃうだけで(それだけじゃないんですが……)、こんなにもオーラが出ちゃうんですね。パニガーレとは違うオーラが。

 

パニガーレV4S

V4Rと同じ外装類を採用したV4&V4S。

 

■ホンダ

CB4

 

ホンダブースに行ったら、ここ数年ホンダがEICMAで発表し続けている”デザイン・スタジオ”によるデザインコンセプトモデルが展示されていました。その名も「CB4」。ローマにある、ホンダR&Dヨーロッパのデザインチームがデザインを担当。たまたま、そのデザイン部のボスであるバレリオ・アイエッロが居たので写真を撮らせてもらいました。”デザイン・スタジオ”も今年で5年目。この車両はCBR650系の4気筒エンジンを使用していますが、フレームや外装類はオリジナル制作。モタードのようなアドベンチャーのような、でもそれとは違うスポーティな世界を表現したと。聞いたら、現行の多くのモデルのデザイン開発にもローマは関わっているようですね。

 

■SHOWA

いまやEICMAの顔的存在になってきたサスペンションブランド/SHOWA。期間中はSHOWAサスペンションを使う様々なレースカテゴリーに参戦するライダーがゲストでやってきて、大賑わいです。

 

カワサキのスーパースポーツ/ZX-10Rに続き、H2SX-SEやベルシス1000SE、さらに新型のホンダCRF1100L アフリカツインに採用されたSHOWAの電子制御サスペンションシステム「EERA/イーラ」も展示されていました。じつは、そのH2やベルシス、アフリカツインにはカートリッジタイプのEERAが採用されていて、構造がシンプルな分、装着できる車両のカテゴリーの幅が広がったそうです。

 

もう一つユニークだったのは、オプションパーツへの取り組み。WSBKなどで培った高い技術を生かしたサスペンションを二輪車メーカー用オプションパーツとしてセットアップ。Z900RS用は展開に向け準備が整いつつあるそうです。ZX-10R用にはさらに高性能、というかほとんどWSBKで使われている技術をそのまま投入したサスペンションキット「プレミアム・アップグレードキット」も開発。展示されていました。

 

■アライ

ブースを通りかかったら、ショーケースの中の回転テーブルに見慣れないヘルメットが。それがこの「RX-7V Racing」。後頭部にウイングレットがついてるじゃないですか!? 解説員の方を探したのですが近くにおらず、僕が先を急いでいて、詳細を聞くことができませんでした。うーん、話を聞きたい。

 

■SHOEI

 

同様に、SHOEIにも見慣れぬヘルメットが。「Glamstar/グラムスター」ですね。言うなれば、先に発売して大成功を収めたネオレトロ系オフロードヘルメット/EX-ZEROのロード版というところでしょうか。しかしこのグラムスターは、EX-ZEROのようなインナバーシールドシステムではなく、一般的な開閉シールドタイプ。でもヘルメットとシールドをつなぐ軸受け部分が小さくてシンプルで、さらに全閉時のシールドロック機構もユニークです。

 

■アストンマーチン

 

ブラフシューペリアと共同でマシンを製作し、アストンマーチンがバイクを発表するという噂、本当です。担当者がズッと接客中で話が聞けなかったのですが……いいですねー。

 
 ということで、速報はこれで終了。あとは帰国後にレポートをまとめる予定です。それでは今日も、EICMA会場に行ってきます!

速報2019EICMA ミラノショーVol.1『ホンダがCBR1000RR-Rを発表』

速報2019EICMA ミラノショーVol.2『スズキがV-Strome 1050を発表』

2019/11/07掲載