ネイキッドQ4モデルの隆盛と終焉
1990年代も半ばになるとバイクブームの主役は完全にネイキッドモデルが中心となり、Q4もレーサーレプリカモデルは最後発のカワサキZXR250を残すのみとなっていた。ネイキッド自体も第二世代へと展開していく。元祖Q4ネイキッドのバンディットは、可変バルブを採用した新エンジンのバンディット250Vをシリーズに加え、独特のスタイルを持つのホーネットシリーズの250も登場、好評のバリオスは時代のニーズに合わせるようにリアが2本サスになったバリオス-Ⅱへと先祖返りを遂げるなど、1990年代中半から後半にかけてQ4ネイキッドが輝いた時代であった。しかし、それはまたQ4最後の輝きでもあった。
2000年代に入るとバイクブーム自体が急激に冷え込んでいく。ブームの縮小によりQ4のメインユーザーであった入門者層の減少が進んだこともあり、Q4はバリオス-ⅡとスズキがOEM供給を受けたGSX250FX、そしてホーネット250の実質的2車種を残すのみという寂しい状態となってしまった。さらに追い打ちをかけるように、規制値が厳しさを増した平成18年度排出ガス規制が大きな壁となり、特殊なエンジンとも言えるQ4まで対応の手は伸びず、誕生からわずか二十数年でQ4は歴史の幕を閉じてしまった。
可変バルブのVCエンジンを搭載したVを追加
1995年2月 SUZUKI Bandit250V(GJ77A)/Bandit250(GJ77A)
回転数に応じてバルブタイミング、リフト量を可変させ、理想的な出力特性を引き出す可変バルブタイミングリフト機構のVC(Variable Valve Control)をクラス初採用してフルモデルチェンジ。フレームの形状は踏襲されたが新設計となり、新たにアルミスイングアーム、ラジアルタイヤ、燃料計付き3連メーター、スリップオンマフラー、ハザードランプ、シート下の小物入れなども装備した。VCエンジンではない通常モデルは同様の改良を受けて1月に先行発売された。外観で見分けるポイントは、エンジンヘッドとブレーキのインナーローターが赤塗りになっている方がバンディット250V。
Bandit250V(GJ77A) フロリーナイエロー
Bandit250V(GJ77A) パールノベルティブラック
Bandit250V(GJ77A) マーブルイタリアンレッド
Bandit250(GJ77A) キャンディアカデミーマルーン(1995年1月)
Bandit250(GJ77A) ディープパープルメタリック(1995年1月)
●エンジン型式︰水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ●総排気量︰248cc ●内径×行程︰49×33mm ●最高出力︰40PS/14000rpm ●最大トルク︰2.5kg-m/10000rpm ●圧縮比:12.5 ●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰2050×730×1055mm ●軸距離︰1415mm ●燃料タンク容量︰15L ●乾燥重量:146<144>kg ●タイヤ前・後︰110/70R17 54H・150/60R17 66H ●車体色:フロリーナイエロー、マーブルイタリアンレッド、パールノベルティブラック<キャンディアカデミーマルーン、ディープパープルメタリック> ●発売当時価格︰538000<499000>円 ※< >はBandit250
車体色を統一
1996年1月 SUZUKI Bandit250V(GJ77A)/Bandit250(GJ77A)
バンディット250Vとバンディット250の車体色を共通化。新色のキャンディアンタレスレッド、フレームをブラックとしたマーブルイタリアンレッドとバンディット250Vは継続だがバンディット250では新たに加わったフロリーナイエロー、パールノベルティブラックの4色。価格、主要諸元に変更はない。
Bandit250V(GJ77A) キャンディアンタレスレッド
Bandit250V(GJ77A) マーブルイタリアンレッド
Bandit250(GJ77A) キャンディアンタレスレッド
Bandit250(GJ77A) マーブルイタリアンレッド
Bandit250(GJ77A) フロリーナイエロー
Bandit250(GJ77A) パールノベルティブラック
カラーを追加
1996年5月 SUZUKI Bandit250V(GJ77A)/Bandit250(GJ77A)
バンディット250Vとバンディット250ともに新色のアーバンミディアムグレーメタリックを追加。価格、主要諸元に変更はない。
Bandit250V(GJ77A) アーバンミディアムグレーメタリック
Bandit250(GJ77A) アーバンミディアムグレーメタリック
ミニカウル付のVZを追加
1997年2月 SUZUKI Bandit250VZ(GJ77A)/Bandit250V(GJ77A)/Bandit250(GJ77A)
ミニカウルとゴールドチェーン、立体エンブレム、メッキエアクリーナーカバーを装着したバンディット250VZを追加。バンディット250V、バンディット250も立体エンブレムとメッキエアクリーナーカバーを採用。車体色はマーブルイタリアンレッドとパールノベルティブラック×マーブルアスティカオレンジがバンディット250VZの専用色。キャンディアンタレスレッドとキャンディダスクブルーはバンディット250V、バンディット250のみ。パールノベルティブラック、フラッシュシルバーメタリックが全モデル共通色。バンディット250シリーズはこのモデルが最終型となった。
Bandit250VZ(GJ77A) パールノベルティブラック×マーブルアステカオレンジ
Bandit250VZ(GJ77A) マーブルイタリアンレッド
Bandit250VZ(GJ77A) パールノベルティブラック
Bandit250VZ(GJ77A) フラッシュシルバーメタリック
Bandit250V(GJ77A) キャンディアンタレスレッド
Bandit250V(GJ77A) キャンディダスクブルー
Bandit250V(GJ77A) パールノベルティブラック
Bandit250V(GJ77A) フラッシュシルバーメタリック
Bandit250(GJ77A) キャンディアンタレスレッド
Bandit250(GJ77A) キャンディダスクブルー
Bandit250(GJ77A) パールノベルティブラック
Bandit250(GJ77A) フラッシュシルバーメタリック
独特のスタイルで登場したシリーズ第一弾
1996年2月 HONDA HORNET(MC31)
1995年の東京モーターショーで発表されたホーネットシリーズの第一弾。CBR250R系のカムギアトレーン4気筒エンジンを新開発のモノバックボーンフレームに搭載したジェイドの後継モデル。リアタイヤは幅広のラジアルタイヤ、アップタイプの集合マフラー、極太スイングアームなどが特徴的。ホーネットとはスズメバチのことで、曲線を主体としたリアにボリューム感のある独特のスタイルによくマッチしたネーミングだった。
HORNET(MC31) キャンディブレイジングレッド
HORNET(MC31) ブーンシルバーメタリック
●エンジン型式︰水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ●総排気量︰249cc ●内径×行程︰48.5×33.8mm ●最高出力︰40PS/13000rpm ●最大トルク︰2.4kg-m/11000rpm ●圧縮比:11.5 ●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰2045×740×1055mm ●軸距離︰1415mm ●燃料タンク容量︰16L ●乾燥重量:149kg ●タイヤ前・後︰130/70ZR16・180/55ZR17 ●車体色:キャンディブレイジングレッド、ブーンシルバーメタリック、ブラック ●発売当時価格︰499000円
専用色のスペシャル
1996年7月 HONDA HORNETスペシャルエディション(MC31)
パールフェードレスホワイトとキャンディタヒチアンブルーの専用色、マッドブラックのホイール、アルミダイキャスト製バフ仕上げのハンドルバーエンド、車体色と同色のフロントフェンダー、クローム仕上げのメーターケースを装備したスペシャルエディションを2000台限定で発売。主要諸元に変更はないが価格は505000円。
HORNETスペシャルエディション(MC31) パールフェードレスホワイト
HORNETスペシャルエディション(MC31) とキャンディタヒチアンブルー
スペシャルの装備を標準装備
1997年2月 HONDA HORNET(MC31)
スペシャルエディションで好評だった各種装備の導入と、樹脂製のステップガードの装着、バックミラーはバフ仕上げの丸型に変更してマイナーチェンジ。車体色はキャンディブレイジングレッド、キャンディタヒチアンブルー、パールフェイドレスホワイト、スパークリングシルバーメタリックの4色に。主要諸元に変更はなく、価格はスペシャルと同じ505000円。
HORNET(MC31) キャンディタヒチアンブルー
HORNET(MC31) キャンディブレイジングレッド
HORNET(MC31) スパークリングシルバーメタリック
HORNET(MC31) パールフェイドレスホワイト
車体色を変更
1998年9月 HONDA HORNET(MC31)
車体色をフォースシルバーメタリックとキャンディタヒチアンブルーの2色に。ホイールカラー、タンクマーク、樹脂製ステップガードのカラーも変更された。主要諸元、価格は変更なし。
HORNET(MC31) キャンディタヒチアンブルー
HORNET(MC31) フォースシルバーメタリック
排出ガス規制に対応
1999年12月 HONDA HORNET(BA-MC31)
エアインジェクションシステム、酸化触媒等を採用して排出ガス規制に対応。新たにハザードランプも採用され、タコメーター内には燃料計を追加、メーターパネルはカーボン調に変更された。車体色はファイティングレッドのホイール、レッドのステップガードのフォースシルバーメタリックと、マットアクシスグレーのホイール、ブラックのステップガードのキャンディフェニックスブルーの2色。
HORNET(BA-MC31) キャンディフェニックスブルー
HORNET(BA-MC31) フォースシルバーメタリック
●エンジン型式︰水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ●総排気量︰249cc ●内径×行程︰48.5×33.8mm ●最高出力︰40PS/14000rpm ●最大トルク︰2.4kg-m/11000rpm ●圧縮比:11.5 ●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰2045×740×1055mm ●軸距離︰1415mm ●燃料タンク容量︰16L ●乾燥重量:151kg ●タイヤ前・後︰130/70ZR16 61W・180/55ZR17 73W●車体色:フォースシルバーメタリック、キャンディフェニックスブルー ●発売当時価格︰519000円
カラーオーダープランを設定
2000年12月 HONDA HORNET(BA-MC31)
タンクマークデザインの変更、サイドカバーにHONDAロゴの新設の他、前年モデルでは車体色ごとに異なっていたホイールカラー、ステップガードのカラーをマットアックシスグレーメタリックとブラックに統一。主要諸元に変更はないが、価格は529000円に。車体色はフォースシルバーメタリック、キャンディフェニックスブルーのレギュラー2色にキャンディグローリーレッド、パールフェイドホワイト、ブラック、キャンディオーシャングリーン、パールシャイニングイエローの7色のボディーカラーと、マットアクシスグレーメタリック、ロスホワイト、ファイティングレッド、アキュレイトシルバーメタリックのホイールを組み合わせるカラーオーダープランも1万円アップで設定された。
HORNET(BA-MC31) キャンディフェニックスブルー
HORNET(BA-MC31) フォースシルバーメタリック
細部を改良
2003年3月 HONDA HORNET(BA-MC31)
シート形状の見直し、サスセッティングの変更でシート高を760mmから15mmダウンの745mmとし、足着き性が向上。タンクマークをウイングマークに変更し、車名はシートカウルに表示。バックミラーは角型、グリップエンドをメッキなどの小改良も合わせておこなわれた。車体色はキャンディブレイジングレッド(ホイールはマットアクシスグレーメタリック)とキャンディタヒチアンブルー(ホイールはスーパーゴールドメタリック)。カラーオーダープランも引き続き設定され、車体色をレギュラー2色にフォースシルバーメタリック、ブラック、パールフェイドレスホワイト、パールシャイニングイエロー、キャンディブライズオレンジに、スーパーゴールドメタリック、マットアクシスグレーメタリック、ロスホワイトのホイールの組み合わせに。主要諸元、価格は変更なし。ト、ファイティングレッド、アキュレイトシルバーメタリックのホイールを組み合わせるカラーオーダープランも1万円アップで設定された。
HORNET(BA-MC31) キャンディタヒチアンブルー
HORNET(BA-MC31) キャンディブレイジングレッド
ツートンのデラックスもラインアップ
2005年11月 HONDA HORNET(BA-MC31)/HORNETデラックス(BA-MC31)
マルチリフレクターヘッドライト、前後でパターンの異なるシート表皮、ブルー発光のメーター照明などでモデルチェンジ。車体色はゴールドホイールのキャンディフェニックスブルーとブラック。主要諸元に変更ないが価格は530000円に。カラーオーダープランはレギュラー2色にパールフラッシュイエロー、ロビックスブルーメタリック、ウイニングレッド、パールファイアーオレンジの車体色に、スーパーゴールドメタリック、ブラックのホイールの組み合わせで価格は1万円アップ。また、12月にはキャンディブレイジングレッド×ブラック、パールフラッシュイエロー×ブラックのツートーンカラー、ストライプ入りホイール、ブラックブレーキキャリパーのデラックスも新たに設定された。555000円。
HORNET(BA-MC31) キャンディフェニックスブルー
HORNETデラックス(BA-MC31) キャンディブレイジングレッド×ブラック
HORNETデラックス(BA-MC31) パールフラッシュイエロー×ブラック
最終型は車体色の変更のみ
2006年12月 HONDA HORNET(BA-MC31)/HORNETデラックス(BA-MC31)
車体色をパールコスミックブラックとパールサンビームホワイトに変更。デラックスはホイールのピンストライプがホワイトになったグリントウエーブブルーメタリック×グラファイトブラック、デジタルシルバーメタリック×グラファイトブラックに。一見では前年モデルと同色だが、ブラックからグラファイトブラックへとやや色調が変更され、キャンディーブレイジングレッド×グラファイトブラック(写真はないが、見た目はほぼ前年モデルと同じ)の3色。主要素元、価格は変更なし。これが最終型となった。
HORNET(BA-MC31) パールクスミックブラック
HORNET(BA-MC31) パールサンビームホワイト
HORNETデラックス(BA-MC31) グリントウエーブブルーメタリック×グラファイトブラック
HORNETデラックス(BA-MC31) デジタルシルバーメタリック×グラファイトブラック
ツインショックにモデルチェンジ
1997年2月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B1)
リアサスがモノショックのユニ・トラックから、リザーバータンク付きのツインショックになってモデルチェンジ。基本的なフォルムは前モデルを踏襲しているが、シートからテールへのデザインを変更。フレームもシート下スペース拡大のためピボッドから後ろを新設計とした。エンジンはレスポンス向上などのためK-TRIC(Kawasaki Throttle Responsive Ignition Control)を新たに採用した。ハンドルとシート形状、ステップ位置などの見直しによりライディングポジション、足着き性も向上した。
BALIUS-Ⅱ(B1) メタリックシャンパンゴールド
●エンジン型式︰水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ●総排気量︰249cc ●内径×行程︰49×33.1mm ●最高出力︰40PS/15000rpm ●最大トルク︰2.4kg-m/10000rpm ●圧縮比:12.2 ●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰2070×735×1055mm ●軸距離︰1400mm ●燃料タンク容量︰15L ●乾燥重量:147kg ●タイヤ前・後︰110/70-17 54H・140/70-17 66H ●車体色:エボニー、メタリックシャンパンゴールド●発売当時価格︰509000円
珍しいアンシンメトリーグラフィック
1997年4月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B1)
左側から見ると赤いタンクと緑のシートカウル、右側から見ると緑のタンクと赤いシートカウルという、ユニークな左右非対称カラーのツートンカラー(キャンディワインレッド×パールブローニュ)が登場。限定車ではなく、主要諸元に変更はない。519000円。
BALIUS-Ⅱ(B1) キャンディワインレッド×パールブローニュ
盗難抑止を強化
1998年7月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B2)
盗難抑止機能を強化したメインスイッチと強化型ハンドルロックを採用。車体色はエボニーに代わってキャンディパーシモンレッドに。価格、主要諸元に変更はない。
BALIUS-Ⅱ(B2) キャンディパーシモンレッド
排出ガス規制に対応
2000年4月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B4)
排出ガス規制に対応するためにKLEEN、KCAを装備。最高出力は39.5馬力にダウン。車体色はパールクロームイエロー、キャンディライトニングブルー、パールアルペンホワイトの3色に。細かいことだがこのモデルからカタログ表紙の表記がBALIUS-ⅡからBALIUSⅡに変わった(正式社名はBALIUS-Ⅱで変わらず)。
BALIUS-Ⅱ(B4) キャンディライトニングブルー
●エンジン型式︰水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ●総排気量︰249cc ●内径×行程︰49×33.1mm ●最高出力︰39.5PS/14000rpm ●最大トルク︰2.1kg-m/13000rpm ●圧縮比:12.2 ●変速機︰6段リターン ●全長×全幅×全高︰2070×735×1055mm ●軸距離︰1400mm ●燃料タンク容量︰15L ●乾燥重量:151kg ●タイヤ前・後︰110/70-17 54H・140/70-17 66H ●車体色:キャンディライトニングブルー、パールクロームイエロー、パールアルペンホワイト●発売当時価格︰519000円
サイドカバーにロゴを追加
2001年2月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B5)
2001年モデル(B5)は、B4と同様だがサイドカバーにKEEENの文字が追加された。
BALIUS-Ⅱ(B5) キャンディライトニングブルー
新色を追加
2001年12月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B6)
2001年末に発売された2002年モデルは、パールクロームイエローに代わって、ゴールドホイールの新色、パールミスティックブラックが加わった。キャンディライトニングブルー、パールアルペンホワイトは継続。価格、主要諸元に変更はない。
BALIUS-Ⅱ(B6) パールミスティックブラック
カラーを一部変更
2002年12月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B7)
前年カラー変更をおこなったパールミスティックブラックのみ継続され、メタリックルビーレッドとムーンライトシルバーにカラーを一新するとともにサイドカバーに入っていたKLEENの文字が消えた。価格、主要諸元に変更はない。
BALIUS-Ⅱ(B7) パールミスティックブラック
車体色を一部変更
2003年12月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B8)
車体色を一部変更。パールミスティックブラックはメタリックスーパーブラック、メタリックルビーレッドはキャンディサンダーブルーに。ムーンライトシルバーは継続。価格、主要諸元に変更はない。
BALIUS-Ⅱ(B8) キャンディサンダーブルー
BALIUS-Ⅱ(B8) メタリックスーパーブラック
車体色を一部変更しイモビライザー付きも追加
2004年12月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B9)
車体色を一部変更。キャンディサンダーブルーはキャンディプラズマブルーに。ムーンライトシルバーはメタリックロウシタニウムに。メタリックスパークブラックのみ継続。価格、主要諸元に変更はない。翌年の3月にイモビライザー付きアラームを標準装備したBALIUS-Ⅱイモビアラームセレクションを限定200台で発売。外観や車体色はB9と同様。主要諸元に変更はないが価格は534000円。
BALIUS-Ⅱ(B9) キャンディプラズマブルー
BALIUS-Ⅱ(B9) メタリックロウシタニウム
マルチリフレクターヘッドライトを採用
2005年12月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B6F)
マーケットコードの表記が変更になった2006年モデルからマルチリフレクターヘッドライトを採用。車体色はキャンディプラズマブルーに代わりパールメテオグレーに。メタリックスーパーブラックとメタリックロウシタニウムは継続。価格、主要諸元に変更はない。
これが最終型
2007年3月 Kawasaki BALIUS-Ⅱ(B7F)
最終型となった2007年モデルは車体色をパッションレッド、メタリックディアブロブラック、キャンディプラズマブルーに一新。価格、主要諸元に変更はない。
BALIUS-Ⅱ(B7F) メタリックディアブロブラック
BALIUS-Ⅱ(B7F) キャンディプラズマブルー
スズキにOEM供給
2002年2月 SUZUKI GSX250FX(BA-ZR250C)
1990年代も末期になるとQ4モデルも次々と生産を終了、さらに平成12年(2000年)排出ガス規制が契機となり、2000年代に入るとQ4モデルはホンダのホーネットとカワサキのバリオス-Ⅱを残すのみになった。国内4メーカー(ということは世界でも)で最も早くQ4モデルを送り出し、また最も多くのQ4モデルをラインアップしたスズキであったが、2000年にはQ4モデル現行車がゼロとなってしまった。そんな状況下であったが、2001年8月に突然発表されたスズキとカワサキの業務提携によって2002年2月から相互OEM供給が開始された。Dトラッカーのスズキ版250 BSに続き、第二弾として登場したのがバリオス-ⅡのスズキバージョンGSX250FXが発売されスズキラインアップにQ4モデルが復活した。スズキロゴと車名と専用カラーのソニックシルバーメタリックNO.2以外は基本的にはバリオス-Ⅱ(B6)から変更はないが、価格は1000円アップの520000円に設定された。
GSX250FX(BA-ZR250C) ソニックシルバーメタリックNO.2
車体色を変更
2003年5月 SUZUKI GSX250FX(BA-ZR250C)
やや明るめのソニックシルバーメタリックNO.3に車体色を変更。9月にはワークスカラー風のツートンカラー、パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2を追加。ツートンは13000円アップの533000円。
GSX250FX(BA-ZR250C) ソニックシルバーメタリックNO.3
GSX250FX(BA-ZR250C) パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2(9月発売)
細部を小変更
2004年3月 SUZUKI GSX250FX(BA-ZR250C)
後部ナンバー下のリフレクターとホーンが新しい形状に変更されたが、車体色はソニックシルバーメタリックNO.3、パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2から変更もなく、見た目はほとんど変わらない。主要諸元、価格も変更なし。
GSX250FX(BA-ZR250C) パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2
スズキQ4のラストモデル
2005年2月 SUZUKI GSX250FX(BA-ZR250C)
最終型はタンクマークがSマークとなり、車体色もパールノベルティブラックNo.3に。ツートンのパールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2はグラフィックを変更した。主要諸元、価格は変更ない。2005年の秋頃にはカタログ落ちしてしまい、ついにスズキQ4の歴史も幕を閉じた。
GSX250FX(BA-ZR250C) パールノベルティブラックNo.3
GSX250FX(BA-ZR250C) パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイトNo.2
[青春のQ4 その6 新世代 ヤマハ・カワサキ編|その7 最終世代編 ]
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