発売中のヘルメットラインアップの現物が見られてフィッティングでき、頭部測定で専用の内装をオーダーしたりできるどころか、SHOEI契約のプロライダーの現物ヘルメットの展示があったり、オリジナルグッズを販売したりと、SHOEIが新しいトライを続けているオフィシャルショールームがSHOEIギャラリー。
東京、大阪に続いて11月にオープンしたSHOEIギャラリー横浜で、なんと! マルク・マルケスの来日イベントが開催された。
これは、11月27日(日)にモビリティリゾートもてぎで行なわれた「ホンダレーシングサンクスデー」のために来日したマルケスが、そのままSHOEIギャラリー大阪とSHOEIギャラリー横浜に立ち寄ったもので、マルケスは横浜でのイベント出席のあと、スペインへ帰国。負傷した右腕のリハビリや通常のトレーニングをしながら、これからクリスマス休暇とニューイヤーパーティに臨むのだという。
このマルケス来日イベントは、発売中の「X-fourteen MARQUEZ6」特別仕様セットの即売会で、その即売会にマルケスが出席、トークショーやサイン会、フォトセッションが行なわれたもの。まだまだコロナ禍ということもあって、初日の大阪会場が20人、横浜会場が15人のみ出席できるという限定イベントとなった。
来場者は事前にX-Fourteen MARQUEZ6を購入し、事前にフィッティングして、この日に納品されるという、まるで「オーダーメイド」商品のお渡し会。会場には、購入者それぞれの個人名が入った特別仕様セットが用意されていた。
「いつものレースウィークみたいに短い時間じゃなくて、こうやってたっぷり時間を取れるイベントができてよかった。まだまだ新型コロナウィルスが心配で、なかなか大々的には出来ないけど、今日は少人数イベントに来てくれてうれしいです」とマルケス。
会では、元グランプリライダーの上田昇さんの司会で、レースのことというより、普段の生活やトレーニングのことを紹介。マルケス自身も開発にかかわったという、2023年1月に発売が予定されている新型フルフェイスヘルメット「X-Fifteen」の詳細もマルケスから紹介された。
「新型は、まず弟(アレックス・マルケス)がかぶり始めて、僕は2022年開幕前のプレシーズンテストから被っていたんだけれど、まずエアロダイナミクスがとても良くなった。僕らは300km/hで走ることがあるから、そんなスピードでも頭がシェイクされないんだ。それにベンチレーションも良くなっていて、湿度の高い時や雨の時に、ぜんぜん曇らないね。2022年の日本グランプリの時も、土曜に雨が降ったんだけれど、ぜんぜん心配いらなかった。あとは僕がこまかく内装のフィッティングにオーダーを出したから、気持ちよくかぶってもらえるはずだよ」
トークショーのあとに設けられたサイン会やフォトセッションでは、この日に購入したX-Fourteen MARQUEZ6はもちろん、自身で用意したグッズや、すでに購入してあったマルケスモデルのヘルメットも含め、計6点までサインOK、という内容で、自身で所有しているマルケスレプリカや、Tシャツバッグ、ジャケットにサインをもらうシーンも見られた。フォトセッションではサインをしてもらっている最中やツーショットを、会場スタッフが撮ってくれるというサービスぶりで、マルケスファンはたっぷりマルケスと触れ合えたイベントだったようだ。
「体は、このシーズンオフにもリハビリとトレーニングを続けて、2023年のシーズン開幕には100%に近づけるようにかんばっているところ。来年もまた応援してください」(マルケス)
SHOEIギャラリー東京/大阪/横浜は、新型コロナウィルス感染拡大の予防として、来店の完全予約制と店内人数制限、スタッフのマスク着用や、入場前の検温/手洗い/手袋着用などを呼び掛けているため、訪問には事前に確認を。
詳細はwww.shoeihelmet.co.jp/stores/showroom.htmlより