市販車両をベースとしたマシンで争われ、真夏の祭典・鈴鹿8耐といったレースでも知られるFIM 世界耐久選手権(EWC)の2022年シーズンが開幕、4月16・17日にフランスのブガッティサーキットで第1戦「ル・マン24時間耐久レース」が開催された。
決勝は、予選2位からスタートしたスズキのファクトリーチームでありディフェンディングチャンピオンである「ヨシムラSERT(Suzuki Endurance Racing Team) Motul」(シルバン・ギュントーリ/グレッグ・ブラック/ザビエル・シメオン組GSX-R1000R)が1周目から果敢に攻め、巧みなピット作業とチームワークでトラブルを乗り越えながら9時間経過時点で再びトップに。その後は一度もトップを譲ることなく840周でトップチェッカーを受けた。同チームは昨年のル・マンに続き2年連続優勝となった。
尚、EWCの今後の予定は●第2戦・スパ24時間(ベルギー):6月4・5日●第3戦・鈴鹿8時間(日本):8月7日●第4戦・ボルドール24時間(フランス):9月17・18日、となっている。
加藤陽平チームディレクターのコメント
「ヨシムラSERT Motulはスズキファクトリーチームとして2年目のシーズン開幕戦をこの様な勝利でスタートすることができました。そしてチーム全体のパフォーマンスを高い次元で維持することができ、大変満足しています。昨年の勝利と同じグレッグ、ザビエル、シルバンという素晴らしいトリオのライダーラインアップとチームスタッフが全力で戦い、再びル・マン24時間を制することができました。ここに至るまで日本でも昨年一年間を費やし、今シーズンに備えてきた甲斐がありました。
この後に続くシリーズもヨシムラとスズキ、そしてフランスのSERTとの連携をより強化しながら戦っていきたいと思います」
第1戦「ル・マン24時間耐久レース」結果
1位:ヨシムラSERT Motul
2位:YART – Yamaha Official Team EWC
3位:F.C.C. TSR Honda France