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Hondaが「第46回東京モーターショー2019」に出展する二輪車、5モデルを事前公開。

 今回、東京モーターショーに向けてHondaが打ち出したメインテーマは「Go,Vantage Point ~もっと自分を連れ出すんだ」。

 『Honda製品を通して感じる“生活の可能性が広がる喜び”を多彩な企画展示で紹介し、訪れるお客様に“Hondaと創る、一歩先の暮らし”を体感いただけるブースを目指しています』(Hondaのリリースより)としている。

 二輪車では、ワールドプレミアとして、ビジネス用電動スクーター「BENLY e:(ベンリィ イー)」と電動三輪スクーター「GYRO e:(ジャイロ イー)」の展示をはじめ、スーパーカブシリーズをベースにしたコンセプトモデル「CT(シーティー)125」を世界初公開。ジャパンプレミアとして、、「CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission」、「CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission ES(イーエス)」、「ADV(エーディーブイ)150」を初公開。今回の事前公開には間に合わなかったが、「GoldWing Tour」の計4モデルがジャパンプレミアだ。
 
 これら注目のプレミアモデル以外にも、市販モデル13台、カスタマイズコンセプトモデルでワールドプレミアの「CB1000R カスタマイズコンセプト」が出展される。
 
■撮影:渕本智信/Honda

 

●BENLY e:(ベンリィ イー)(ワールドプレミア)

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 ホンダの商用車として活躍するベンリィが電動モデルとなって登場する。しかもユニークな3輪商用車ジャイロシリーズと共通のボディ周りをもった兄弟モデルとなってお目見えだ。
 
 2011年発売のベンリィのデザインをイメージさせるフロントからシート周りまではジャイロシリーズとほぼ共通デザインで、ベンリィではリアに110/90の10インチを1本、ジャイロでは130/70の8インチタイヤを左右2輪で履いている。
 
『ガソリンエンジンのモデルで培った、優れた積載性や耐久性、様々な場面での取り回しの良いボディサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる商品魅力はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性を高めました』(Hondaのリリースより)

 

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●GYRO e:(ジャイロ イー)(ワールドプレミア)

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 一部でコアなユーザー層を獲得しているユニークな3輪商用車、Hondaジャイロシリーズにも電動モデルが登場する。しかも今やスーパーカブからその座を奪うかの指名打者ぶりを発揮し始めている定番商用車ベンリィシリーズと共通のボディ周りをもった兄弟モデルとなってワールドプレミアだ。
 
 フロントからシート周りまではほぼベンリィに共通のボディデザインで、後ろ1輪ならベンリィ、後ろ2輪ならジャイロ、と言い切ってしまえるほど。そのリアには130/70の8インチタイヤここら辺は従来のジャイロシリーズと共通だ。
 
『ガソリンエンジンのモデルで培った、優れた積載性や耐久性、様々な場面での取り回しの良いボディサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる商品魅力はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性を高めました』(Hondaのリリースより。ベンリィシリーズと共通)

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●CT(シーティー)125(ワールドプレミア)

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 2018年に発売開始された特別な“カブ”「スーパーカブC125」。普遍的な“カブスタイル”ながら中身は最新装備を採用、さらにはより上質さを追求したボディと、カブファンを虜にしたカブのスペシャルバージョン。そのスーパーカブC125をベースにした注目モデルが誕生だ。
 
 スーパーカブから生まれた個性派モデルとしては“ハンターカブ”の存在がダントツだろうが、そのハンターカブをイメージしたモデルとして「クロスカブ」シリーズがすで発売されている。今回、東京モーターショーに登場するのは“オマージュ”レベルではなく正しく“再来”といってもいいレベルの“CT125”なのだ。
 
 さすがにスプロケットの切り替え装置などは付かない(その代わり前後輪ディスクブレーキ)が、特徴的なアップマフラーやパイプ製のエンジンガード、外部にはみ出たエアクリーナーケースなどによりハンターカブが蘇ったといえる。
 
『普段使いの気軽さを持ちながら、自然の中でも楽しめる機能性を持ったトレッキングCub。かつての“CT”のコンセプトを受け継ぎ、スチール製フロントフェンダーやアップマフラー、幅広大型キャリア、ハイマウント吸気ダクト&サイドエアクリーナーなどを装備しながらシンプルで他にないスタイリングを実現。オフロードの走破性に配慮したtつくりと冒険心をくすぐるデザインで、スーパーカブシリーズの新たな価値を提案するコンセプトモデルです』(Hondaのリリースより)

 

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●CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission(ジャパンプレミア)

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『「Ture Adventure」のコンセプトを継承しながら、さらにオン/オフ走行、長距離/日常のトータルバランスを磨き上げました。新設計フレームを採用、エンジンの1100cc化を図り、6軸IMU(慣性計測装置)からリアルタイムで受け取る車体姿勢情報を活用し、ライダーの運転をサポートするクルーズコントロール、夜間走行の安心感を高めるコーナリングヘッドライトなど快適・安全のための各種装備も充実』(Hondaリリースより)(ジャパンプレミア)
 
 排気量アップや軽量化を図った新型フレームの採用などで、乗りやすさ、使いやすさのアップを図った新型AfricaTwin。

 

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●CRF1100L AfricaTwin Adventure Sports ES(イーエス) Dual Clutch Transmission(ジャパンプレミア)

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 CRF1100L AfricaTwin Adventure Sports ESではさらに状況に応じて瞬時に減衰力を調整するSHOWA製の「電子制御サスペンションを採用した“ES”タイプを設定している。市販予定車だ。

 

●ADV150(ジャパンプレミア)

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『市街地から郊外の荒れた路面まで走行可能なサスペンション、タイヤ、ライディングポジションを採用するとともに、タフでアクティブなどベンチャースタイリングを追求。また2段階可変スクリーンやスマートキーシステムなどの採用で日常シーンでの使い勝手の良さや快適性、安心感に配慮。軽量、コンパクトなスクーターの利便性の高さはそのままに、趣味の時間を充実させ、余裕のあるライフスタイルを提案するモデルを市販予定車として出展します』(Hondaのリリースより)
 
 X-ADVかと見まごう押し出しの強い大型ボディからは、このモデルがPCX150と共通のベースを持つとはにわかには信じがたい。ただスタイルこそはX-ADVのエッセンスを吸収して限りなくイメージを近づけているが、細部を見ていけばPCXのメカニズムが顔を出しているのに気づくだろう。
 
 兄貴分のX-ADVのようにDCTを採用するでなく、特徴的なスポークホイールが与えられたわけでもないが、あまりに街にあふれたPCXはどうも、というライダーの選択肢にピッタリか。フロントスクリーンは手動で簡単に上下のポジションが選べる。
 
 この他、HondaのブースではCBシリーズの発売60周年記念や、世界選手権参戦60周年の歴史を伝えるモータースポーツ活動などに絡めて、1959年のCB92、1969年のCB750Four、1979年のCB750F、1992年のCB1000SFなども展示される予定。

 

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2019/09/26掲載