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新車プロファイル2020
2020年に発売された新車の情報ページです

SUZUKI グローバル150スポーツの兄貴分、ジクサーSF250/ジクサー250が登場

グローバル150スポーツの兄貴分、ジクサーSF250/ジクサー250が登場

SUZUKI ジクサーSF250/ジクサー250 車両解説

 スズキが、2014年からインドで生産、販売をしているロードスポーツモデル、ジクサー(GIXXER)を日本市場向けとして再開発、国内販売を開始したのは2017年の1月のこと。インド市場では、13の部門でバイクオブザイヤーを獲得するなど、現地で高い人気を誇るモデルで、アジアや中南米市場でのスズキのロードスポーツモデルの看板的な役目を果たしていた。

 国内導入にあたっては、若年層を中心とした入門モデル的な存在としての需要が期待され、125㏄クラスの手軽さと高速道路も乗れる利便性、そして低価格設定などのメリットを訴求して多くの若者、エントリー層には特に注目して欲しいモデルですと、新型150ロードスポーツモデル導入の背景が説明されていた。

 150版ジクサーの概要をざっと紹介すると、エンジンはジクサー用に専用開発されたもので、空冷単気筒SOHC2バルブ、ボア56.0×ストローク62.9mm、排気量154㏄、最高出力は10kW(14PS) /8,000rpm、最大トルク14N・m/6,000rpmを発生。ローラーベアリング付きロッカーアームの採用や軽量ピストンの採用などによりフリクションロスを低減し、パワーを落とすことなく低燃費を実現する“SEP”(SUZUKI Eco Performance)エンジンを搭載。国内仕様独自のメカニズムとしては、6センサーを採用した燃料噴射システムの採用(オリジナルはキャブ仕様)により、国内の平成28年排出ガス規制に対応させていた。

 そして今回のフルサイズ250版のジクサー、ネイキッド仕様の“ジクサー250”とフルカウルスポーツ仕様の“ジクサーSF250”の登場だ。

 エンジンは、新開発の249cm3、油冷単気筒4 バルブSOHCエンジンを搭載。ジクサーの最大の特徴ともいえる油冷システムをさらに発展させた新世代の油冷「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)エンジン」を採用。伝統の油冷テクノロジーを引き継いでいたといえるジクサーからさらに進歩、シリンダーのクーリングフィンすら必要としない、まさに新世代の油冷システムを採用してのデビューとなった。

 ちなみに出力&トルクは、最高出力19kW/9,000rpm、最大トルク22N・m/7,300rpmを発生。燃焼効率の向上や軽量化、フリクション低減を図ることで、低速からの力強い加速性能と優れた燃費性能(45.0km/L)も兼ね備えたものとなっている。

 ジクサーSF250、ジクサー250で共通の装備としては、“ネガLED”と呼ばれるスポーティで視認性の高い白黒反転表示の「フルデジタル液晶多機能メーター」、任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせてくれる「RPMインジケーター」、一目でギヤポジションがわかる「ギヤポジションインジケーター」、時計と切替式の「オドメーター/ツイントリップメーター」、オイル交換時期を知らせる「オイルチェンジインジケーター」、ワンプッシュでエンジン始動が可能な「スズキイージースタートシステム」の採用などがあげられる。

 ジクサーSF250の特徴は、なんと言っても低く構えたシルエットを構成するフルカウルにワイドなLEDヘッドランプなどによる個性的なスタイリングだ。ジクサー250の方も、コンパクトで薄型のLEDヘッドランプを採用したフェイスとわずか154kg(装備重量)の扱いやすい車体周りだ。ちなみに両タイプともインナーチューブ径41mmのフロントフォークや7段階プリロード調整式のリヤサスペンション、前後輪にはディスクブレーキ(前300mm、後220mm)、そしてABSを標準装備。前110、後150サイズのラジアルタイヤと基本的なところはすべておさえてくれている。

 これだけの内容で、ジクサーSF250が、メーカー希望小売価格481,800円(消費税10%込み)、ジクサー250ならなんと448,800円(同)というのだから、「軽二輪クラスのスポーツモデルは、ジクサー、GSX250Rと合わせて計4モデル。軽二輪スポーツモデルを自由に選んでもらえる体制が整いました」とスズキの意気込みが伝わってくるニューモデルのデビューだ。
 

ジクサーSF250。「マットプラチナシルバーメタリックNo.2」。
ジクサーSF250 。「トリトンブルーメタリック」。

 

ジクサーSF250。「マットブラックメタリックNo.2」。

 

ジクサー250。「マットプラチナシルバーメタリックNo.2/マットブラックメタリックNo.2」。
ジクサー250。「マットブラックメタリックNo.2」。

 

★スズキ ニュースリリースより (2020年3月19日)

スズキ、新開発の油冷エンジンを搭載した
新型「ジクサーSF250」、「ジクサー250」を発売

 
 スズキ株式会社は、スポーティーなデザインと力強い加速性能、優れた燃費性能を兼ね備えたジクサーシリーズに、エンジンオイルを冷却媒体として利用するスズキ独自の油冷エンジンを搭載した250ccロードスポーツバイクの新型「ジクサーSF250」を4月24日より、新型「ジクサー250」を6月17日より発売する。

 スポーティーなフルカウルモデルの新型「ジクサーSF250」は、前傾姿勢で重心を下げたデザインに、低く構えたシルエットや、大胆な面使いによる流れるようなキャラクターラインを採用し、スタイリングデザインに合わせ、一目で「ジクサーSF250」と認識できるワイドなLEDヘッドランプを装備した。

 洗練されたスタイリングのネイキッドモデルの新型「ジクサー250」は、ヘッドランプからタンクまでの一体感や、ボリュームのあるタンクとスリムなシートによる抑揚のあるデザインに、カウルを車体中心に向けてコンパクトに凝縮したプロポーションを採用し、良好なハンドリングを実現するコンパクトで薄型のLEDヘッドランプを装備した。

 両モデルともに力強い造形の燃料タンクに加え、前後二分割シートやスイングアームマウントリヤフェンダーを採用することで、スポーティーな印象とした。また、ワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステムやABS※1を標準装備した。
 

● スズキ独自の新開発「油冷エンジン」を搭載

新型「ジクサーSF250」「ジクサー250」に搭載した新開発の油冷249cm3単気筒エンジンは、従来の燃焼室の上からエンジンオイルを噴射して冷却していた方法に対し、燃焼室の外周に通路を設け、エンジンオイルを流して冷却する、新しい冷却方法「SOCS※2」を採用した。燃焼効率を向上し、軽量化やフリクション低減を図ることで、高回転・高出力かつ優れた燃費性能を実現した。

 
●「ジクサーSF250」、「ジクサー250」共通の主な特長
エンジン
・新開発の油冷249cm3単気筒4バルブSOHCエンジン。

・燃焼効率向上や軽量化、フリクション低減を図ることで、低速からの力強い加速性能(最高出力19kW/9,000rpm、最大トルク22Nm/7,300rpm)と優れた燃費性能(45.0km/L※3)を兼ね備えた。
装備
・視認性の高いフルデジタル表示の液晶多機能メーター。
1)任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせるRPMインジケーター
2)一目でギヤポジションがわかるギヤポジションインジケーター
3)便利な時計と切替式のオドメーター/ツイントリップメーター
4)オイル交換時期を知らせるオイルチェンジインジケーター
・ワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステム。
・インナーチューブ径41mm のフロントフォークと7 段階プリロード調整式のリヤサスペンション。
・ABS※1を標準装備した前後輪ディスクブレーキ(前300mm、後220mm)。
・前110、後150 サイズのラジアルタイヤ。
 
●「ジクサーSF250」の主な特長
車体
・コンパクトなエンジンとフレームによる軽量な車両重量(装備重量158kg)。
・セパレートハンドルによるスポーティーな乗車姿勢。
 
デザイン
・前傾姿勢で重心を下げたデザインのスポーティーなフルカウルモデル。
1)低く構えたシルエットや、大胆な面使いによる流れるようなキャラクターライン
2)スタイリングデザインに合わせたワイドで独自性のあるLED ヘッドランプ
3)ボリュームのあるタンクとスリムな前後二分割シートによる抑揚のあるデザイン
4)カウルと一体化したデザインのグラブバーやLED テールランプ、スイングアームマウントリヤフェンダーによる、シャープでコンパクトなリヤ周り

5)ショートタイプのサイレンサーに2 つの排気口を設けたデュアルタイプマフラー
・車体色は、銀「マットプラチナシルバーメタリックNo.2」、青「トリトンブルーメタリック」、黒「マットブラックメタリックNo.2」の3色を設定。
 
●「ジクサー250」の主な特長
車体
・コンパクトなエンジンとフレームによる軽量な車両重量(装備重量154kg)。
・アップライトなハンドルによる快適な乗車姿勢。
 
デザイン
・カウルを車体中心に向けてコンパクトに凝縮したプロポーションのネイキッドモデル。
1)力強い印象を与える、LED ヘッドランプ、シュラウド、タンクの一体感
2)良好なハンドリングを実現するコンパクトで薄型のLED ヘッドランプ
3)ボリュームのあるタンクとスリムな前後二分割シートによる抑揚のあるデザイン
4)カウルと一体化したデザインのグラブバーやLED テールランプ、スイングアームマウントリヤフェンダーによる、シャープでコンパクトなリヤ周り
5)ショートタイプのサイレンサーに2 つの排気口を設けたデュアルタイプマフラー
・車体色は、銀/黒「マットプラチナシルバーメタリックNo.2/マットブラックメタリックNo.2」、黒「マットブラックメタリックNo.2」の2色を設定。
※1 ABS は制動距離を縮めるものではありません。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。ABS を過信せずに安全運転を心がけてください。
※2 SOCS=Suzuki Oil Cooling System
※3 国土交通省届出値:定地燃費値(60km/h)2 名乗車時。定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。

 

●年間目標販売台数

1,800台

●メーカー希望小売価格
ジクサーSF250 481,800円
ジクサー250 448,800円
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれない。
 
●カラー
ジクサーSF250「マットプラチナシルバーメタリックNo.2」
ジクサーSF250「トリトンブルーメタリック」
ジクサーSF250「マットブラックメタリックNo.2」
ジクサー250「マットプラチナシルバーメタリックNo.2×マットブラックメタリックNo.2」
ジクサー250「マットブラックメタリックNo.2」

 

* 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
* 製造事業者/スズキ・モーターサイクル・インディア社
* 製造国/インド
* 輸入事業者/スズキ株式会社

主要諸元

車名型式 2BK-ED22B(認定番号 Ⅱ-368)
ジクサーSF250〈ジクサー250〉
発売日 2020年4月24日〈6月17日〉
全長×全幅×全高(m) 2.010×0.740〈0.805〉×1.035
軸距(m) 1.345
最低地上高(m) 0.165
シート高(m) 0.800
車両重量(kg) 158〈154〉
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L) 45.0※1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
37.7※1(WMTCモード値 クラス3、サブクラス3-1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式   EJA1
油冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 76.0×54.9
圧縮比 10.7
最高出力(kW[PS]/rpm) 19[26]/9,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 22[2.2]/7,300
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 ウエットサンプ式
潤滑油容量(L) 1.8
燃料タンク容量(L) 12
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.500
2速 1.687
3速 1.315
4速 1.111
5速 0.954
6速 0.826
減速比1次/2次 3.086/3.076
キャスター(度) 24°20′
トレール(mm) 96
タイヤサイズ 110/70-17M/C 54H
150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク(ABS)
油圧式シングルディスク(ABS)
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド

※平成28年二輪車排出ガス規制に対応
※装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
●製造事業者:スズキモーターサイクルインディア社
●製造国:インド
●輸入事業者:スズキ株式会社

2020/03/19掲載