インカムのオリジナル商品 「B+COM」をはじめ、ヨーロピアンスクーターの「ランブレッタ」や「ファンティック」の輸入・販売元でもお馴染みのサイン・ハウスが、台湾「SYM(エス・ワイ・エム)」の日本総輸入代理店として車両の取扱いを開始、12月6日より販売が開始された。これまでSYMの車両を取扱ってきたエムズ商会より業務を引き継ぎ、過去に販売されてきたモデルへの部品供給、アフターサービスも行われる。
SYMは1954年に創業した三陽工業(SANYANG MOTOR)が製造・販売する二輪ブランド。かつてはホンダとの協業でOEM生産や四輪車の生産なども行い、現在は欧州をはじめとする世界90か国以上で活躍するグローバルメーカーに。台湾国内ではKYMCO、ヤマハに次ぐ二輪シェアをもつ。
サイン・ハウスが販売するモデルは「OrbitⅢ(オービットスリー)」。前後に安定感高い12インチタイヤを履く程よいサイズの車体、フロア下の燃料タンク、USB電源も備えフルフェイスのヘルメットが収まる容量たっぷりのシート下スペースなど、日常の足としての利便性の高さはスクーター大国・台湾メーカーならでは。欧州でも高い評価を得ているという。エンジンはEURO-4規制をクリア。
日本でユーザーを増やしている125cc(原付二種)の他、今や日本と欧州一部のみの希少排気量となった50cc(原付一種)モデルをラインナップ。二段階右折や法定速度30km/hなど、都市部ではいろいろと不都合を感じる50ccだが、普通免許でも運転できる二輪車として地方では根強い需要がある。OrbitⅢ はディスクブレーキなどを備えながら、車両本体価格は日本メーカーの50ccとほぼ同じ15万円(税別)と、お手頃に設定されているのもポイントだ。尚、サイン・ハウスは50ccを日本での主力モデルと想定しているとか。ちなみに125の車両本体価格は20万5000円(同)。
今後はラインアップの充実を図るべく、OrbitⅢの他にも125ccの「JET S」「FNX」「JET 14」、250ccの「JOYMAX Z」「CRUiSYM」といったスクーター・モデルの導入を検討中だという。
サイン・ハウス
https://sygnhouse.jp/