9月6日・7日にイギリスで開催された2025 FIMトライアル世界選手権(トライアルGP)第7戦(最終戦)において、Repsol Honda HRCのトニー・ボウが初日のレース1で減点をわずか3ポイントの1位となり、ランキング2位とのポイント差によりシリーズチャンピオンが確定(ボウは同日のレース2、翌日のレース1、レース2でも1位の完全優勝)。
ボウは2007年にHRCのワークスマシン「Montesa COTA 4RT」で初の世界チャンピオンを獲得して以来連覇を重ね、トライアルGPでは19連覇を達成。屋内競技であるFIM X-Trial世界選手権での19年連続チャンピオンと合わせて通算38回目のチャンピオンとなった。
トニー・ボウのコメント
「完璧な週末でした。1日目にタイトルを獲得し、1日目、2日目ともに2レースで勝利し、さらにパワーセクションも制しました。これ以上のシーズンの締めくくり方はありません。達成できることはすべて達成できたと思いますし、これ以上望むことはないでしょう。シーズンを通しての安定感と、私たちが積み重ねてきた努力は確かなものでした。ケガもなく、とても良い一年で、シーズンの最初から最後まで安定して競争力を保つことができました。これまでの中でも最高のシーズンのひとつです。チーム、Honda、そしてHRCに感謝したいと思います」