研磨を主軸とした製造業と製造派遣事業を行う三陽工業(兵庫県明石市)は、32年連続カワサキ車両で全日本選手権に参戦を続けているRS-ITOH(埼玉県東松山市)とともに「KRP 三陽工業&RS-ITOH」として全日本ロードレース選手権JSB1000クラス及びST1000 クラス、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する。三陽工業とRS-ITOHのタッグ、2025年シーズンは10年目の節目となる。
ライダーはJSB1000 クラスに国内外で活躍する新庄雅浩、昨年ST1000 クラスで活躍した中村竜也の2名を起用。ST1000 クラスには昨年JSB1000 クラスに起用した佐野優人が参戦する。鈴鹿8耐は新庄雅浩、佐野優人、佐野勝人の3名を起用。
チーム監督は伊藤一成、マシンはNinja ZX-10R。尚、今シーズンはJSB1000クラスをはじめカワサキのマシンで活躍した柳川明をアドバイザーとして迎える。
チーム名にある“KRP”とは「Kawasaki Repayment Project」(カワサキおんがえしプロジェクト)の略。カワサキ・オートバイの部品の研磨、クリア塗装やクロムメッキなど、三陽工業が創業(1980年)以来携わり、育てられてきたという想いから2022年からスタートしたプロジェクト。
伊藤一成 監督のコメント
「いつも応援ありがとうございます。今年は全日本ロードレース選手権では、トップエントラントを目標に、鈴鹿8時間耐久ロードレースではシングルフィニッシュを目標におき、挑みます。現在、Kawasakiバイクを使用してのレースはなかなか厳しい状況が続いております。プライベーターチームとしては出来る事は限られますが、長年続けてきた経験とやる気とチームワークで戦います」
新庄雅浩のコメント
「KRP 三陽工業&RS-ITOHのライダーとして、共に戦えることを心から嬉しく思い、闘志がゴォーゴォーと燃えています。2025年シーズンは20年間歩んできた私のレース人生の大きなターニングポイントです。引退も視野に入れて戦う覚悟ではありますが、守りに入るのではなくこれまでの集大成として最高の結果を掴むために、迷わず全力で戦います。どうぞよろしくお願いいたします」
中村竜也のコメント
「はじめに、チームの方々、スポンサー様のご支援ご協力をいただき、本当にありがとうございます。私はこれまで、ST600、ST1000にそれぞれ3年間参戦してまいりました。参戦初年度の頃から三陽工業様のチームで走っている諸先輩方の活躍を見ていたので、今回所属させて頂きとても光栄です。トップ10に入ることを目標とし、着実に成長した姿をお見せできるように頑張ります」
佐野優人のコメント
「今年もKRP 三陽工業&RS-ITOHより参戦できる事をうれしく思います。2024年シーズンはJSB1000クラスを戦いましたが、今年はST1000クラスで表彰台を目指します。まだまだやるべきことはたくさんあると感じ、自らの意思で“ST1000クラス戻らせて欲しい”とチームにお願いし、本年戦わせて頂けることになりました。今年こそ、表彰台を獲得出来るよう頑張っていきたいと思います」
佐野勝人のコメント
「今年もKRP 三陽工業&RS-ITOHより鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦する事ができ、とても光栄です。去年に引き続き、目標はTOP 10 TRIALに進出する事と、TOP10でゴールする事です。8耐までにもっと自分自身成長できるよう、日々トレーニングに励み、8耐に臨みたいと思います。皆様、応援よろしくお願いいたします」
柳川 明 アドバイザーのコメント
「1991年に全日本ロードレース選手権への参戦を始め、気が付けば35回目のシーズンとなりました。これまでの道のりは決して順風満帆ではなく、苦い経験も多くありましたが、それらが私を成長させ、支えとなっています。今シーズンはライダーとしてではありませんが、これまでの経験を活かし、チームとライダーの成長に全力を尽くしてまいります。ファンの皆さまの期待に応えるべく、日々進化するチームをどうぞ応援してください」
三陽工業 井上 直之 代表取締役のコメント
「三陽工業が初めてロードレースの世界に関わったのが2016年の鈴鹿8時間耐久レース。それから今年でちょうど10年目になります。RS-ITOHとKawasakiと共に、アクセル全開で走って来ました。この10年でロードレースの世界も大きな変化をしています。そして、私達がKawasakiのマシンを走らせる責任が年々重たくなっていると感じています。Kawasakiのマシンを走らせる責任感と当事者意識を持ちながら、10年目を迎える今年もチームと共に走り切っていきます!」
三陽工業株式会社
http://sanyou-ind.co.jp/
RS-ITOH
http://www.rs-itoh.com/