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新緑のSUGOラウンド、チャンピオン中須賀を止めたのは!?


全日本ロードレース第3戦は「スーパーバイクレースinSUGO」は5月25日、26日に宮城県スポーツランドSUGOにて開催されました。今大会は全日本選手権の全クラス開催。ST600クラスとJSBクラスは土曜、日曜ともに決勝が行われました。


■JSB1000クラス
 予選は両レースともに岡本裕生選手(#2 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)がポールポジション(コースレコード)。午後に行われた決勝レース1は22lapで行われました。フロントローの水野涼選手(#3 DUCATI Team KAGAYAMA)がいいスタートを切りましたがアウトから野左根航太選手(#32 Astemo HondaDream SI Racing)が前に出ます。オープニングラップは野左根、水野、岡本、中須賀克行(#1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と続きます。3ラップ目に水野が前に、隊列は次第に前の4台と後方で分かれていきます。野左根が遅れ始め、トップグループは水野、岡本、中須賀の3人に絞られ周回を重ねます。レース終盤、中須賀が動きます。水野を捉えると岡本をパスしてトップに出ると、岡本をしたがえてヤマハがワンツーフィニッシュ。

 レース2も22ラップで行われ、岡本、水野、中須賀の3台が後続を引き離してトップ争いを繰り広げました。岡本の背後に水野がピッタリとつけてチャンスを伺います。中須賀が遅れ始め、岡本、水野の2台の争いとなり、岡本は得意とするSUGOで終始トップを譲らず、今季初優勝。

レース1優勝の中須賀選手。レース後半に勝負をかけました。実は中須賀選手、事前テストで右肩を脱臼しており、トロフィーを持ちあげる際に思わず顔をしかめる場面も。
レース1、野左根がいいスタートで前に出てホームストレートを戻ってきました「序盤から引っ掻き回してやりますよ!」と言っていたとおりの展開。
野左根をパスしてトップに立った水野がレースをひっぱります。
トップグループからすこし離れて第2グループ。長島哲太、津田拓也、名越哲平、岩田悟、高橋巧。
レース終盤にいよいよ中須賀が前に。ここからヤマハの2台がスパート。
レース2はスタートから岡本の勢いがよい。「ガンガン攻めていこうと思った」と岡本が快調に飛ばします。
事前テストから好タイムを連発していた岡本裕生選手。ウィーク中最も安定していました。
水野涼選手(DUCATI team KAGAYAMA)は全てのレースで表彰台を獲得。あとはてっぺんが欲しい!
岩田 悟(#10 Team ATJ)と、高橋 巧(#33 JAPAN POST HondaDream TP)。巧選手はST1000からスイッチ。
今シーズンよりホンダにスイッチした野左根。新型CBRへの適応力は素晴らしい!
優勝の岡本と吉川監督。水野、中須賀ともに「今日の岡本選手は早かった」と語りました。
ヤマハでチャンピオンを獲得。WSBKそしてMoto2を経験し、全日本に復帰した野左根。
レース2ではヤマハファクトリーにしっかりと喰らいつく走りを見せた水野は「マシンの改善点が見つかり後半戦に向けて良いデータが取れた。今後も諦めずに頑張りたい」と言います。
開幕テストで負傷した清成龍一(#7 TOHO Racing)は今回が復帰戦です。


■J-GP3クラス
 木内尚汰選手(#4 Team Plusone)、若松 怜選手(#3 JAPAN POST docomo business TP)、尾野弘樹選手(#1 P.MU 7C GALESPEED)の3台での激しいトップ争い、レース残り2ラップ、コースに鹿が侵入し尾野と衝突というアクシデント。幸い転倒は免れたが、レースは赤旗中断。優勝は尾野、2位若松、3位木内という結果。

尾野、若松、木内のバトル。ラストラップまで攻防を見たかったが思わぬアクシデント。


■ST600クラス
 土曜、日曜と2レースで行われた600クラス。レース1ではポールポジションからホールショットの阿部恵斗選手(#1 squadr atigre tairapromoto)に長尾健吾選手(#4 TEAMKENKEN Ytch)の一騎打ちになりますが、阿部が最後まで逃げ切って優勝。レース2は芳賀涼大選手(#10 NITRO WORK NAVI OGURA CLUTCH)が序盤を粘りますが、残り13ラップのところで阿部が前に。そのまま後続を引き離して3戦連続のポール・トゥ・ウィンを達成。

優勝・阿部恵斗、2位長尾健吾、3位鈴木光来が、表彰台はなぜかこんなフォーメーションで楽しませてくれました。


■ST1000クラス
 カワサキの岩戸亮介選手(#9 Kawasaki Plaza Racing Team)がコースレコードを更新して初のポールポジションからホールショットを奪い、國井勇輝選手(#10 SDG Team HARC-PRO.)、國峰啄磨選手(#3 TOHO Racing)、豊島 怜選手(#7 DOGFIGHTRACING JDS)、荒川晃太選手(#2 MOTOBUM HONDA)、と続きますが、2ラップ目に入るホームストレートで國井が岩戸をパスしてトップに立つとラップごとに引き離し後続に8秒以上秒の差をつけて優勝。國井はチームハルクプロの100勝目を記録しました。2番手以降の争いは、岩戸、國峰、豊島、作本、少し離れて荒川。 國峰、豊島、岩戸の3台は順位を入れ替えながら2位争いが激化。ラストラップは岩戸が前に、馬の背コーナーで國峰がハイサイド転倒し、回避した豊島はコースアウトから復帰して5位。3位には5番手を走行していた荒川という結果になりました。

國井がぶっちぎりの優勝でした。
2位争いの岩戸、豊島、國峰。
スタート前から「自分が100勝目を獲る」をアピールしていた有言実行の國井。
チームハルクプロのみなさん。100勝おめでとうございます。
ポールポジションからの2位、ちょっと悔しいところですが自身最高位の岩戸亮介選手。
100勝を記録したチームハルクプロ本田重樹会長と國井。
新型CBRで初表彰台の荒川。


(文・写真:楠堂亜希)







2024/06/04掲載