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全日本トライアル選手権開幕戦リポート =4ストローク、2ストローク、電動が同じ舞台で戦う=
小川友幸選手とHona RTL301RR。


 2024年3月31日(日)、愛知県岡崎市のキョウセイドライバーランドにて、MFJ全日本トライアル選手権第1戦が開催されました。

 何と言っても見どころは、ヤマハが3台の電動マシンを最高峰の国際A級スーパークラスに投入したことです。

 昨年から電動マシンで挑戦している黒山健一選手に加え、昨年ランキング2位の氏川政哉(うじかわ せいや)選手、そして長年ヤマハの4ストロークで戦ってきた野崎史高選手の3名です。氏川選手は、ホンダ陣営からヤマハ陣営に移籍し、心機一転チャンピオンを目指します。この強力な布陣に立ち向かうのは、全日本11連覇中のスーパースター小川友幸選手です。

2024年シーズンをヤマハの電動マシンで戦う3名。(左から) 野崎史高選手、黒山健一選手、氏川政哉選手の強力な布陣(写真:ヤマハのホームページより)。


 そして、常に上位にランキングしている2ストロークマシンを駆る小川毅士(おがわ つよし)選手と柴田暁(しばた あきら)選手も実力の持ち主です。

 もう一つの見どころは、国際A級に2台の電動マシンが出場しました。

 長年電動トライアルマシンの開発に携わってきた成田匠選手と弟の成田亮選手です。マシンは、開発と販売にも携わっているElectric Motion社のEPURE。

成田亮選手。
成田匠選手。


 MFJの全日本トライアル選手権では、同じクラスで4ストローク、2ストローク、電動の3種類のパワーユニットが戦うという、他のレースでは見ることができない楽しみがあるのです。

 では、国際A級スーパークラスに出場したライダーの走りを映像で紹介いたします。

 同じセクションに挑む3種類のパワーユニットの違いが明確に分かると思います。

こちらの動画が見られない方、大きな画面で見たい方はYOU TUBEのWEBサイトで直接ご覧下さい。https://youtu.be/rFem0LNTJws


 素人から見た印象では、従来から聞きなれている4ストロークと2ストロークのエンジン音はパワーとトルクの出方が分かりやすい。上手いライダーほど、低い回転でセクションを攻略しているようです。一方、電動マシンは試乗したことがありませんので解説などできませんが、キュルキュルという頼りないイメージのモーター音から、アクセルを開けると一気にパワー炸裂という印象です。氏川選手と野崎選手は、ともに4ストロークからの乗り換えで練習時間も少なかった中、巧みに操っていました。

 結果は、ホンダの小川友幸選手が優勝し開幕ダッシュを決めました。しかしながら、第2戦以降はヤマハ電動3人衆の猛追が始まると思います。全日本トライアル選手権では、3種類のパワーユニットを自在に扱うライダーを間近に見ることができますから、ぜひ1回は観戦をお勧めします。期待を裏切りらないと思います。

国際A級スーパークラスの表彰式。(左から)2位黒山健一選手、優勝小川友幸選手、3位氏川政哉選手、4位小川毅士選手。野崎史高選手は5位でした。
国際A級表彰式 (左から) 2位本多元治選手、優勝平田貴裕選手、3位砂田真彦選手、4位成田匠選手。なお、成田亮選手は9位でポイントを獲得しました。


(レポート・写真・動画:高山正之)

2024/04/08掲載