Facebookページ
Twitter
Youtube

新車詳細

新車プロファイル2023
2023年に発売された新車の情報ページです

HONDA “新世代ダックス”ダックス125にニューカラーを設定

原付二種レジャーバイク「ダックス125」に新たなカラーリングを追加し発売




HONDA ダックス125 車両解説

 ダックスは、「車に積めるレジャーバイク」をコンセプトに1969年8月に発売開始された“ファニー・バイク”だった。その姿も似つかわしく愛らしい猟犬“ダックスフンド”から命名された“ホンダダックス”。1969年から1981年まで国内で販売され、愛嬌のある特徴的なスタイリングや、ゆったりとしたライディングポジションが得られる手ごろなサイズにくわえ、経済的で信頼性の高いエンジンを搭載することで好評を得たモデルで、モンキーと並び人気を集めた我が国のファニー・バイクの原点といえるモデルとなった。

 惜しくも1981年に生産終了となってしまっていたが、’80年代のアウトドア志向の高まりやレジャーの多様化に合わせ、1995年2月に国内向けとして復活販売されている。販売計画台数(国内・年間)は、4,200台で、メーカー希望小売価格は、198,000円だった。

 エンジンは、低・中回転域で扱い易い出力特性としながらも、高回転域ではスムーズな出力特性とし、クラッチ操作のいらない自動遠心式3段リターン変速機を組み合わせて装備することで、より扱い易いものとしている。また、カムチェーンの調整が不要のオートカムチェーンテンショナーや、補水不要の軽量・コンパクトなMFバッテリーを採用するなど、メンテナンス・フリー化にも配慮するとともに、始動が容易な12VのCDI式マグネット点火とすることで使い勝手の良いものとしていた。

 車体・足廻りは,スマートで強靱、そして何よりもその個性を特徴づけるスタイルのプレス・バックボーン・フレームに、フロントサスペンションは、シンプルな構造のテレスコピック式とし、前・後に太めのブロックパターンタイヤ(3.50-10 51J)を装着することで、快適な乗り心地としていた。また、折りたたみが可能なアップハンドルや、着座位置にゆとりのあるロングシート(シート高:735mm)の採用などとあいまって、ゆったりとしたライディングポジションを実現していた。

 さらに、フロントフェンダーやマフラープロテクターなど各部に質感の高いメッキ部品を採用し、アルミ製立体エンブレムや深みのあるメタリックレッドの車体色とあいまって個性を一段と際だたせていた。

 ここまでがダックスのストーリーの前半といえるもので、ここからは、モンキー125と同様、125モデルになってからのヒストリーが刻まれるというわけだ。

 新世代ダックスの最大の特徴は、原付二種サイズになったボディに、モンキー125同様4ストロークOHC単気筒、123cmエンジンを組み合わせて、あの懐かしい、“ダックススタイル”をTボーンフレームで忠実に再現したということに尽きる。

 発表時のリリースによれば、犬種「ダックスフンド」をイメージした「ダックスホンダ(1969年)」のスタイリングを踏襲しつつ、現代の感性を取り入れる、スタイリングを特徴づける鋼板プレスを用いたT字型のバックボーンフレーム、二人乗りが容易で、体格に合わせて多様なライディングポジションに対応可能なダブルシート、力強い出力特性と優れた環境性能を両立した空冷・4ストローク・OHC・123cm3単気筒エンジンと、クラッチ操作や頻繁なシフト操作を必要としない自動遠心クラッチを採用した、4速トランスミッション、前後輪にキャストホイールとチューブレスタイヤ、ディスクブレーキを採用するとともに、制動時に安心感を与える、前輪に作用するABS、などが特徴とされていた。

 今回はこの新世代ダックス125に「パールグリッターリングブルー」の新色が設定された。

 

ダックス125。「パールグリッターリングブルー」。
ダックス125。「パールグリッターリングブルー」。継続色の「パールネビュラレッド」、「パールカデットグレー」を合わせた、全3色のカラーバリエーションに。

 

★ホンダ ニュースリリースより (2023年12月14日)

原付二種レジャーバイク「ダックス125」に新たなカラーリングを追加し発売

 
 Hondaは、原付二種(第二種原動機付自転車)レジャーバイク「ダックス125」に新たなカラーリングを追加し、12月14日(木)に発売します。

 今回、ダックス125に、爽やかな印象の「パールグリッターリングブルー」を新たに設定。継続色の「パールネビュラレッド」、「パールカデットグレー」を合わせた、全3色のカラーバリエーションとしています。

 ダックス125は、鋼板プレス製バックボーンフレームにダックスらしさを印象づける胴長の外観を持ち、二人乗りを考慮したロングタイプのダブルシートと、パッセンジャーも握りやすいグラブバーを採用しています。
 また、アップタイプのマフラーに装着されたマフラーガードや、車体左側面のカバーなど随所にクロームメッキのパーツを使用し、上質感のある外観としたほか、クラッチ操作を必要としない自動遠心クラッチに4速トランスミッションを採用しています。

 ダックス125は、Hondaの歴史あるプロダクトブランド「ダックスホンダ(1969年)」のスタイリングを踏襲しながら現代の感性を取り込み、大切な家族や仲間とともに楽しんでいただくなど、幅広い層のお客様に好評を得ています。

●発売日

2023年12月14日

●メーカー希望小売価格
440,000円(消費税抜き本体価格 400,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
 
●販売計画台数
(国内・年間) 5,000台
●カラー
「パールグリッターリングブルー」
「パールネビュラレッド」(継続色)
「パールカデットグレー」(継続色)

 

主要諸元

車名型式 8BJ-JB04
ダックス125
発売日 2023年12月14日
全長×全幅×全高(m) 1.760×0.760×1,020
軸距(m) 1.200
最低地上高(m)★ 0.180
シート高(m)★ 0.775
車両重量(kg) 107
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 55.0(国交省届出値 定地燃費値(60km/h 1名乗車時※2)
65.7(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※3)★
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式   JB04E
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 123
内径×行程(mm) 50.0×63.1
圧縮比 10.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.9[9.4]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 11[1.1]/5,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 3.8
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式4段リターン※4
変速比 1速 2.500
2速 1.550
3速 1.150
4速 0.923
減速比1次/2次★ 3.421/2.266
キャスター(度)★ 24°54′
トレール(mm)★ 84
タイヤサイズ 120/70-12 51L
130/70-12 56L
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク(ABS)
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd.
■製造国/タイ
■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
※4 走行中はリターン式で、停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です





2023/11/09掲載