Facebookページ
Twitter
Youtube

ニュース

サスガナカスガ、JSB1000・3連覇&通算12度目のチャンピオン!

 9月24日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された全日本ロードレース選手権の第7戦「スーパーバイクレース in 岡山 」において、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が最高峰・JSB1000クラスの決勝レースで、チームメイトの岡本裕生との全ラップにわたる激戦の末に優勝。今季9勝目(通算85勝目)をあげ、2021年からの3連覇、通算12回目(2008~2009・2012~2016・2018~2019・2021~2023年)となるチャンピオンを獲得した。尚、中須賀は第3戦・スポーツランドSUGOのレース1で岡本に優勝を許すまで2021年から26連勝を記録していた。

 今シーズンの全日本ロードレース選手権は10月14・15日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される最終戦「第55回MFJグランプリ」を残すのみとなったが、同チームは2020年の開幕戦から続く連勝(第7戦終了時で41連勝中)を継続すべく、引き続き全力で勝利を目指すという。


中須賀克行のコメント
「事前テストで岡本選手の調子がかなりいいことはわかっていたので、厳しい戦いは予想していました。だから、まず前に出ることを心がけて、スタートには本当に集中したし、序盤から速いペースでプレッシャーをかけるしかないとも思っていました。結果的にそれができて満足しているし、勝ってチャンピオンを獲るというかっこいい決め方ができたので本当にうれしいです。

シーズンがはじまる前に、岡本選手は強敵になると思っていましたが、本当に一戦ごとに速くなり、こちらが驚くほどでした。でも彼の成長が、自分を成長させてくれました。レースなので、切磋琢磨できるライバルがいるのは本当に重要だと思ったし、岡本選手との戦いの中で自分ももっと速くなれると確信を持てました。

今年、スポーツランドSUGOのレース1で岡本選手に負けてしまいましたが、勝ち負けがあるから成長できると思っています。彼がいてくれたから、強い形でチャンピオンが獲ることができたし、これから岡本選手がもっともっと速くなれば、こちらもさらに進化していけると思っています。

最終戦の鈴鹿が残っているので、まだ気を緩めることはできませんが、その最終戦ではさらにいいレースをお見せできるようがんばります。そして、応援していただいているすべての皆さまのおかげでチャンピオンを獲得できました。心から感謝します」


YAMAHA FACTORY RACING TEAM 吉川和多留 監督のコメント
「中須賀選手にとっては12回目のチャンピオンですが、本当にすごい記録を打ち立ててくれたものだと感嘆しています。そして、例年以上に中須賀選手はシーズンを通して強くなりました。その要因の一つが、紛れもなく岡本選手の成長です。

これまで中須賀選手が岡本選手にいろいろなことをレクチャーしてくれたおかげで今の岡本選手があります。そしてその力は中須賀選手に届くところにまできています。しかし中須賀選手も、岡本選手の走りを見て、いろいろなトライを繰り返し今なお成長を続けています。お互いの切磋琢磨によって、チームは最高の状態にあると言っていいと思います。

今大会で、中須賀選手がチャンピオンを獲得し、応援していただいている皆さまに最高のご報告ができることを大変うれしく思います。しかし、まだ最終戦が残っていますので、気を緩めることなく、しっかりと戦います。最後までご声援をよろしくお願いします」







2023/09/25掲載