Facebookページ
Twitter
Youtube

ニュース

GW初日、ファインモータースクールでは恒例のイベントに数多くのライダーが集結


埼玉県内に3校を展開する指定自動車教習所「ファインモータースクール」が仕掛ける、バイク好きの大人から家族連れまで楽しめるバイクのお祭り『まるごとバイクフェスティバル』が3年ぶりに開催となった。いわゆる自動車教習所のコースをしっかり走り回ることができる、ちょっと変わったイベント、その中身をチェックしてみたい!


17回目の「まるごとバイクフェスティバル」無事開催

 毎年4月29日(祝)に埼玉県のファインモータースクール上尾校(埼玉県上尾市大字平塚596-5)で開催される『まるごとバイクフェスティバル』。このコロナ禍の影響で、2020年から2年間は開催中止となっていたが、昨年から無事に再開され、今回で17回目の開催となった。

 このイベントは、「二輪人口底上げ、そして地元のバイク関連企業とともに業界の発展と“事故のない安全な街づくり”を目指すこと」を目的に開催されている。自動車教習所といえば、免許を取得してしまえば、再び足を踏み入れることがほぼない場所だが、この日の上尾校には県内外から多くのライダー、そして家族連れがやってきた。

好天に恵まれたこの日、開場時間は午前9時だったが、早朝から続々と会場にバイクがやってきてすでに総合受付前には来場者があふれていた。
教習所の送迎バスも随時運行されていて、スクールのバスで会場入りするものもいるが、中にはヘルメットを持参し自転車で来場するツワモノも!


 このイベントのメインとなるのが、体験試乗会である。『ゆっくり体験試乗会』と名付けられた試乗会は、いわゆるメーカーやメーカー系ショップ主導の試乗会とは異なり、多くのメーカーのバリエーション豊かな車両たちを同時に試乗できる機会となっている。その数は、なんと33車種にも上った。

 また試乗コースは、このファインモータースクールの敷地内にある、いわゆる教習所のコースである。コースは大型車両と中・小型車両で2つのコースが設定されている。試乗は先導車がいて数台が連なって走るものの、コースはクローズドであることからしっかり車両の特徴を確認することができる。この一日乗り放題の『ゆっくり体験試乗会』は税込み500円(事前予約制)という破格の試乗会だ。もちろん、大手テーマパーク並みに行列は必至だが、それでも参加者は5台6台と乗り比べていく。

 だからといって、いわゆる免許を持っているライダー向けだけのイベントではない。小学生以上を対象にした『こどもバイク体験(500円/回)』、そして14歳以上の2輪免許を所持していない人を対象にした『プレライダースクール(無料)』、さらに小型・普通2輪MT免許所持者を対象にした『大型バイク体験(無料)』と二輪人口の拡大に向けた取り組みも欠かさない。

試乗車種は、国内4メーカーにハーレーから電動バイクまで実に33車種。希望車種の列に並び、ヘルメットをかぶって試乗を待つこととなる。
バイク免許の有無はもちろん、年齢や性別に関係なくバイクを楽しめる、ということで、免許のない方向けにはバイクを体験する機会を設けており、中にはマンツーマン指導もあった。


 昼休みと午後の試乗会終了後の2回にわたって、『トライアルデモ&ライディングアドバイス』なる目玉イベントも開催。こちらは、この『まるごとバイクフェス』の初回から参加している、地元出身のトライアル国際A級ライダー本多元治選手、そしてこのファインモータースクールのスタッフとして日々業務に取り組んでいる武井誠也選手が登場。両選手ともにファインモータースクールが公式スポンサーとしてサポートしており、このトライアルデモでもファインモータースクールのグラフィックが施されたトライアル車両で数々の技を披露してくれた。他にも会場内には地元埼玉県内の企業を中心にしたバイクやパーツのブースも並び、飲食ブースもあって、家族連れでもしっかり楽しめるようになっていた。

本多元治選手と武井誠也選手がトライアルデモに登場。ライディングについてのアドバイスも行って、安全運転への啓蒙活動もしっかり行った。


 そして、この日の締めくくりとなるのが『チャレンジ走行会(無料)』だ。しっかり20分間、自分のバイクでこの教習所のコースを走行するというもの。ここでは、ブースで展示されていた白バイ、自衛隊偵察バイク、道路公団の黄バイクも一般参加車に混じって走行。時折サイレンを鳴らし、サービス満点ぶり。

 バイク好きが一日しっかり楽しめるイベントであった。まだこれを体験したことがないのなら一度足を運んでみることをお勧めする。

(文・写真:青山義明)

車両の商談や、パーツやアクセサリーを取り扱う出品ブース、そして、埼玉県警察や自衛隊埼玉地方協力本部、首都高速道路&NEXCO東日本のはたらくバイクなど29社が登場した。
このイベントの締めくくりは、『ゆっくり体験試乗会』にも使用していた教習所のコース。ここをそれなりのペースで走ること自体稀有なことだが、自身の愛車でしっかり20分間も走れる、のだ。







2023/05/04掲載