Honda 「Go,Vantage Point ~自分をもっともっと連れ出すんだ」
『Honda製品を通して感じる“生活の可能性が広がる喜び”を多彩な企画展示で紹介し、訪れるお客様に“Hondaと創る、一歩先の暮らし”を体感いただけるブースを目指しています』(Hondaのリリースより)
ワールドプレミアとして、ビジネス用電動スクーター「BENLY e:(ベンリィ イー)」と電動三輪スクーター「GYRO e:(ジャイロ イー)」の展示をはじめ、スーパーカブシリーズをベースにしたコンセプトモデル「CT(シーティー)125」を世界初公開。ジャパンプレミアでは、「CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission」、「CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission ES(イーエス)」、「ADV(エーディーブイ)150」。それに事前公開には間に合わなかった「GoldWing Tour」の計4モデルがジャパンプレミアとして展示された。
ホンダブースでは、これら注目のプレミアモデル以外にも、市販モデル13台、カスタマイズコンセプトモデルでワールドプレミアの「CB1000R カスタマイズコンセプト」なども出展された。
●BENLY e:(ベンリィ イー)(ワールドプレミア)
ホンダの商用車として活躍するベンリィが電動モデルとなって登場。しかもユニークな3輪商用車ジャイロシリーズと共通のボディ周りをもった兄弟モデルとなってお目見えだ。
2011年発売のベンリィのデザインをイメージさせるフロントからシート周りまではジャイロシリーズとほぼ共通デザインで、ベンリィではリアに110/90の10インチを1本、ジャイロでは130/70の8インチタイヤを左右2輪で履いている。
『ガソリンエンジンのモデルで培った、優れた積載性や耐久性、様々な場面での取り回しの良いボディサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる商品魅力はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性を高めました』(Hondaのリリースより)
●GYRO e:(ジャイロ イー)(ワールドプレミア)
後輪に2輪を採用し重量物の積載にも対応させたユニーな3輪商用車、Hondaジャイロシリーズにも電動モデルが登場した。しかも、今やスーパーカブからその座を奪うかの実力を発揮し始めている定番商用車ベンリィシリーズと共通のボディ周りをもった兄弟モデルとなってワールドプレミアだ。
フロントからシート周りまではほぼベンリィに共通のボディデザインで、後ろ1輪ならベンリィ、後ろ2輪ならジャイロ、と言い切ってしまえるほど。リアには130/70の8インチタイヤを採用。ここら辺は従来のジャイロシリーズと共通だ。
『ガソリンエンジンのモデルで培った、優れた積載性や耐久性、様々な場面での取り回しの良いボディサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる商品魅力はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性を高めました』(Hondaのリリースより。ベンリィシリーズと共通)
●CT125(ワールドプレミア)
2018年に発売開始された“特別なカブ”「スーパーカブC125」。普遍的な“カブスタイル”ながら中身は最新装備を採用、さらにはより上質さを追求したボディと、カブファンを虜にしたカブのスペシャルバージョン。そのスーパーカブC125をベースにした注目モデルが誕生した。
スーパーカブから生まれた個性派モデルとしては“ハンターカブ”の存在がダントツだろうが、そのハンターカブをイメージしたモデルとして「クロスカブ」シリーズがすで発売されている。今回、東京モーターショーに登場するのは“オマージュ”レベルではなく正しく“再来”といってもいいレベルの“CT125”なのだ。
さすがにスプロケットの切り替え装置などは付かない(その代わり前後輪ディスクブレーキ)が、特徴的なアップマフラーやパイプ製のエンジンガード、外部にはみ出たエアクリーナーケースなどによりハンターカブが蘇ったといえる。
『普段使いの気軽さを持ちながら、自然の中でも楽しめる機能性を持ったトレッキングCub。かつての“CT”のコンセプトを受け継ぎ、スチール製フロントフェンダーやアップマフラー、幅広大型キャリア、ハイマウント吸気ダクト&サイドエアクリーナーなどを装備しながらシンプルで他にないスタイリングを実現。オフロードの走破性に配慮したtつくりと冒険心をくすぐるデザインで、スーパーカブシリーズの新たな価値を提案するコンセプトモデルです』(Hondaのリリースより)
●CRF1100L AfricaTwin Dual Clutch Transmission/ES(ジャパンプレミア)
『「Ture Adventure」のコンセプトを継承しながら、さらにオン/オフ走行、長距離/日常のトータルバランスを磨き上げました。新設計フレームを採用、エンジンの1100cc化を図り、6軸IMU(慣性計測装置)からリアルタイムで受け取る車体姿勢情報を活用し、ライダーの運転をサポートするクルーズコントロール、夜間走行の安心感を高めるコーナリングヘッドライトなど快適・安全のための各種装備も充実』(Hondaリリースより)(ジャパンプレミア)
排気量アップや軽量化を図った新型フレームの採用などで、乗りやすさ、使いやすさのアップを図った新型AfricaTwin。CRF1100L AfricaTwin Adventure Sportsではさらに状況に応じて瞬時に減衰力を調整するSHOWA製の「電子制御サスペンションを採用した“ES”タイプを設定している。CRF1100L Africa Twin及びCRF1100L Africa Twin Adventure Sportsは2020年2月14日(金)発売。CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ESは、2019年12月13日(金)より発売。
●ADV150(ジャパンプレミア)
『市街地から郊外の荒れた路面まで走行可能なサスペンション、タイヤ、ライディングポジションを採用するとともに、タフでアクティブなどベンチャースタイリングを追求。また2段階可変スクリーンやスマートキーシステムなどの採用で日常シーンでの使い勝手の良さや快適性、安心感に配慮。軽量、コンパクトなスクーターの利便性の高さはそのままに、趣味の時間を充実させ、余裕のあるライフスタイルを提案するモデルを市販予定車として出展します』(Hondaのリリースより)
X-ADVかと見まごう押し出しの強い大型ボディからは、このモデルがPCX150と共通のベースを持つとはにわかには信じがたい。ただスタイルこそはX-ADVのエッセンスを吸収して限りなくイメージを近づけているが、細部を見ていけばPCXのメカニズムが顔を出しているのに気づくだろう。
兄貴分のX-ADVのようにDCTを採用するのではなく、特徴的なスポークホイールが与えられたわけでもないが、あまりに街にあふれたPCXはどうも、というライダーの選択肢にピッタリか。フロントスクリーンは手動で簡単に上下のポジションが選べる。
●CB1000R カスタマイズコンセプト(ワールドプレミア)
CB1000Rを黒を基調にしたカラーリングで“ちょい悪”イメージに変身させたカスタマイズの提案。MORIWAKIのマフラーや、ハイパープロのリアサス、ハンドル周りもアンダーポジションのミラーに。
●GoldWing Tour(ゴールドウイング ツアー)(ジャパンプレミア)
ゴールドウイングもマイナーチェンジの時期に。白をベースとした軽快なグラフィックに。パニアケース内にUSB端子を新設。タンデムレストの形状も変更。
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YAMAHA 「人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities~」
『ヤマハブース(西2 ホール)では、世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア2モデルを含む、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、電動コミューター、電動アシスト自転車、自律ソリューションビークルなど合わせて18モデルを展示。長期ビジョン「ART for Human Possibilities」を旗印とする、2030年に向けた当社の技術開発の取り組み等を紹介します』(YAMAHAのリリースより)。
また、10月23日(水)午前9時30分からのプレスブリーフィングで、LMW(リーニングマルチホイール)技術に全天候型ボディを組み合わせた「MW-VISION エムダブリュ ビジョン」と、LMWシリーズに加わるミドルクラスのLMWマシン「TRICITY300 トリシティ300」のワールドプレミア2モデルが追加発表された。
東京モーターショーで世界初披露〈ワールドプレミア〉となる出展物は、
YAMAHA MW-VISION ヤマハエムダブリュビジョン(参考出展車)
TRICITY300 トリシティ300(参考出展車) Land Link Concept ランド リンク コンセプト(特別出展物)
E01 イー ゼロワン(参考出展車)
E02 イー ゼロツー (参考出展車)
YPJ-YZ ワイピージェイワイゼット (参考出展車)
東京モーターショーで日本初披露〈ジャパンプレミア〉となる出展物は、
YZF-R1 ワイゼットエフアールワン (参考出展車)
Ténéré 700 テネレ700 (参考出展車)
また、〈その他の出展モデル〉として、
NIKEN GT ナイケンジーティー (市販車)
YZ450FX ワイゼット450 エフエックス(参考出展車)
TY-E ティーワイイー (参考出展車)
TRITOWN トリタウン(参考出展車)
E-Vino イービーノ (市販車)
YPJ-XC ワイピージェイ エックスシー (市販車)
YNF-01 ワイエヌエフゼロワン (特別出展物)
JWX-1 PLUS+ ジェイダブリュエックスワン プラス(特別出展物)
YMR-08 ワイエムアールゼロエイト(特別出展物)
FAZER R フェーザーアール (特別出展物)
の各車が展示された。
●YAMAHA MW-VISION ヤマハエムダブリュビジョン(参考出展車)(ワールドプレミア)
『LMWテクノロジーを用いて、人とモビリティの新しい関わり方を提案する次世代パーソナルモビリティ。扱いやすく、取り回しも容易なコクーン(繭型)ボディに、リーン制御技術とリバース機能を搭載。LMWが持つマシンと一体化してリーンするコーナリングの爽快感に、安心感と快適をプラスした新たな感動を多くの人々に提供することを目指して開発しました』(ヤマハのリリースより)。
また、「音と光による人とモビリティのインタラクティブ(相互作用)なコミュニケーション」など、ロボティクス技術とモビリティ技術の融合が可能にする「人の感性に寄り添うモビリティ」も提案するとしている。リーンする新しい感覚の全天候バイクともいえるだろう。
●TRICITY300 トリシティ300(参考出展車)(ワールドプレミア)
『都市交通の移動ツールとして開発したミドルクラスのLMW。専用設計のLMW機構とBLUE COREエンジンの組み合わせで、安定感としなやかさ、快適で質感の高いコミューティングを実現します』(ヤマハのリリースより)。
TRICITY125、そしてTRICITY155と堅実に市場を開拓してきたスモールクラスLMWシリーズ。警察官の乗るTRICITYの姿などもすっかりおなじみとなってきた。で、登場。いよいよスモールクラスのLMWとNIKENの大型LMWの間を埋めるミドルクラスLMWの誕生だ。一見NIKENか? と思わせるフロント周りの迫力に注目を集めるが、それもそのはず、スモールクラスのTRICITYシリーズよりも、大型LMWのNIKENの足周りを参考に開発されたという。
●Land Link Concept ランドリンクコンセプト(特別出展物)(ワールドプレミア)
周囲をセンシングしながら大地を自在に移動する自律ソリューションビークル。
開発コンセプトは、「呼応し合う・LINK」。AI画像認識により自ら走路を判断。行く先を拒む障害物を検知し、自ら避けて走行する。それぞれ操舵・駆動可能な4つの車輪で方向を問わない移動を実現。高い機動力を備え、人とともに作業するために必要な器用さを持ち合わせている。災害の多発する我が国の風土で活躍する姿が想像できる。
●E01 イーゼロワン(参考出展車)(ワールドプレミア)
『都市間を快適に移動できる余裕を持った、急速充電にも対応した都市型コミューター(エンジン出力125cc相当)』。スクーター技術とEV技術を融合し、日常ユースでの実用性と従来のスクーターを上回る走りの上質感を両立している。優れたコンフォート性能と、新時代のスポーティーさを特徴的に表現したデザインを採用。
●E02 イーゼロツー (参考出展車)(ワールドプレミア)
『都市内の移動に最適な次世代電動コミューター(エンジン出力50cc相当)。小型・軽量で扱いやすいライトなボディに、手軽な着脱式のバッテリーを搭載』している。電動ならではの滑らかでスムーズな走りを追求し、EV をより楽しく、より身近に感じる新しい価値を提案。バッテリーとモーターで構成されるパワートレインを視覚化したデザインの採用により、軽快な走りを表現したという。
●YPJ-YZ ワイピージェイワイゼット(参考出展車)(ワールドプレミア)
『レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシンを表現。モトクロス競技専用車「YZ」を彷彿とさせるセンターマスコンセプト(車体の重心に重量を集中させることで運動性能を高める設計思想)を、2本のダウンチューブでバッテリーを挟み込む独自のレイアウトで実現』。厳しい路面での安定したコーナリング性能と、軽快な取り回しを実現する。シンプルかつライトな車体は、「YZ」とのリレーションデザイン。楽しく刺激的な非日常体験、未来のFUN を提案する。
●YZF-R1 ワイゼットエフアールワン (参考出展車)(ジャパンプレミア)
『“Full Control evolution of track master”をコンセプトに、サーキットを制する性能を照準として開発したヤマハモーターサイクルのフラッグシップ』。EU5適合の環境性能を実現しながら性能に磨きをかけたクロスプレーンエンジン、EBM(エンジンブレーキ・マネジメント)やBC(ブレーキ・コントロール)の2種類の制御システムに加え、車体各部の熟成でサーキット性能をさらに進化させている。なお、2020年秋以降に日本での発売を予定している。
●Ténéré 700 テネレ700 (参考出展車)(ジャパンプレミア)
『689cm3の水冷直列2気筒270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載した、アドベンチャーツアラーです』。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせている。さまざまな軽量化技術を投入した車体は、前モデル「XTZ660」比で約10kg の軽量化を実現している(試乗インプレッション記事はこちら→ https://mr-bike.jp/mb/archives/2144 )。なお、2020年夏以降に日本での発売を予定している。
●NIKEN GT ナイケンジーティー (市販車)
『高次元のコーナリング性能と上質なクルージング性能を併せ持つ大型LMW「NIKEN」をベースに、ツーリングでの快適性に一層磨きをかけたモデルです』。優れたウインドプロテクション効果を発揮する大型ハイスクリーンや防寒用のグリップウォーマー、さらにツーリングの疲労度を軽減する専用シート、12V DCジャック、センタースタンド等を標準装備し、ツーリングの快適性を高めている。
●YZ450FX ワイゼット450 エフエックス(参考出展車)
『モトクロス競技用ハイエンドモデル「YZ450F」をベースに、エンデューロレースで求められるさまざまな機能・性能を装備した「YZ450FX」。軽快なハンドリングや高回転域で力強さを発揮するエンジンなど、エンデューロレース専用車として最適なセッティングを施している』。ショーではJNCC(全日本MC クロスカントリー選手権)に参戦する鈴木健二選手のマシンを展示する。
●TY-E ティーワイイー (参考出展車)
『技術研究の一環として開発に取り組んだ電動トライアルバイクの先行開発車両。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)モノコックフレームに高回転型の小型高出力モーターを搭載し、力強い低速トルクと伸びやかな加速性能で高い走破性を実現します』。黒山健一選手のライディングによりFIMトライアル世界選手権TRIAL Eクラスに参戦し、2018年、2019 年ともにランキング2位を獲得。
●TRITOWN トリタウン(参考出展車)
『LMW 機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ。ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構で、ラストワンマイルの移動をワクワク楽しくする』。軽く小さな車体とカンタン操作で幅広い人々の利用が可能なことから、現在、国内のレジャー施設や公園等で有用性や集客性、商品性等を検証する実証実験を進めている。
●E-Vino イービーノ (市販車)
『レトロポップなスタイルで人気の原付1種スクーター「Vino」をベースに、EVならではの滑らかな走りを活かしたエレクトリックコミューター』。スムーズな加速感や、極低速での優れた実用トルク、手軽な着脱式バッテリー等が主な特徴。走行条件に応じて選べる2種の走行モードと、一時的に登坂性能を高めるブースト機能を装備する。
●YPJ-XC ワイピージェイエックスシー(市販車)
『E-MTB(電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク)の市販モデル。YAMAHAが培ってきた走りのDNAと、パワフル&コントローラブルなアシスト性能で大地を縦横無尽に駆け抜け、週末の非日常を演出するパートナー』。E-MTB用ドライブユニットのフラッグシップ「PW-X」を搭載している。
●YNF-01 ワイエヌエフゼロワン(特別出展物)
『乗る者の冒険心を掻き立てる走破性とデザインを両立した、低速モビリティのコンセプトモデル』。オフテイストのデザインに、大径タイヤと4輪独立サスペンションを装備して、乗る者の「行きたい場所にはすべて行き、やりたいことはすべてやる」という意欲を刺激する。Red Dot Awardデザインコンセプト2019受賞。
●JWX-1 PLUS+ ジェイダブリュエックスワンプラス(特別出展物)
『車いす用電動ユニット「JWX-1 PLUS+」は、駆動輪の交換のみで普段使い慣れた手動車いすを電動化するユニット』。手動車いすの手軽さに電動化による快適性を加えることで、車いすユーザーの行動範囲を大きく拡げる。速度制御や加速・減速度制御など、YAMAHA独自の走行機能制御システム「JW Smart Core」を採用している。
●YMR-08 ワイエムアールゼロエイト(特別出展物)
『「1フライトで1ヘクタールのほ場を15分で散布※する」ことをコンセプトに開発した産業用マルチローター(通称ドローン)。二重反転ローターなどによる力強いダウンウォッシュは薬剤を作物の根元まで届け、当社産業用無人ヘリコプターに匹敵する散布品質を実現します』。ドローンによる散布は近年、産業用無人ヘリコプターでは対応しにくい狭小ほ場等で拡大しつつある。
※平地での連続散布を想定
※東京モーターショー特別カラーで出展
●FAZER R フェーザーアール(特別出展物)
『防除作業や肥料・除草剤の散布等で活躍する、産業用無人ヘリコプターのハイエンドモデル』。薬剤の搭載能力はクラス最大の32L。薬剤・燃料無補給で4ヘクタールの散布が可能。また、GPS とジャイロで速度と距離を計算し、一定の散布間隔でのターンや等間隔での飛行ライン・速度を維持するターンアシスト機能を標準装備している。
※東京モーターショー特別カラーで出展
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SUZUKI 「WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE」
『スズキは、「消費者の立場になって価値ある製品を作ろう」を社是の第一に掲げ、四輪車や二輪車、電動車いす、船外機で、お客様に喜ばれる真の価値ある製品作りに取り組んできました。
今回の第46回東京モーターショー2019では、2020年に100周年を迎えるスズキが、次の100年に向けて、軽自動車に代表される「小さなクルマ作りで培った技術」によって多くの人に「自由な移動」と「実用だけではない楽しみやワクワク感」を提供することで社会に貢献し、「大きな未来」を切り拓いていくことを表現したいと考えています。
今回のスズキのブースでは、四輪車、二輪車、電動車いすに加え、マリン製品を展示します。
スズキが提唱する小さなクルマだからこそできるワクワクのある毎日を“WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。”というテーマで表現します』(スズキのリリースより)。
二輪車のサブステージでは、新開発の油冷エンジンを搭載したロードスポーツバイク『ジクサー SF 250」、「ジクサー 250」、そしてMotoGP参戦車両の「GSX-RR」の3台を参考出品車として展示した。
●ジクサー SF 250(ジャパンプレミア)
新開発の油冷エンジンを搭載。スポーティなデザインと燃費性能を兼ね備えた新型フルカウルスポーツ、ジクサー(GIXXER)SF 250。
インドで製造され、インド市場ではすでに発売されているので輸入車として国内でも見かける250スポーツがジクサーだ。このモデルの最大の特徴はやはりスズキ独自の“油冷”システムだろう。SOCS(SUZUKI OIL COOLING SYSTEM)はヘッドとシリンダー周りの一番発熱量の多い個所にオイルジャケットを作りオイルを循環させることで冷却を図るという。さらにはカムギアをSOHC方式にとどめることで、メンテナンスの簡易化と軽量化をも両立させる、スズキならではのエンジン開発技術が取り入れられていることだ。ジクサーのフルカウルバージョンがジクサー SF 250。
■全長×全幅×全高:2,010×740×1,035mm
■パワーユニット:油冷単気筒OHC4バルブ、249cm3、最高出力26.5PS/9,000rpm、最大トルク2.26kg-m/7,500rpm、ミッション:6速リターン。(最高出力、最大トルクはインド市場向けの参考値)
●ジクサー 250(ジャパンプレミア)
GSX1400でいったん途絶えたスズキの“油冷エンジン”技術を復活させたのがこのジクサー(GIXXER)だ。ただ2015年の東京モーターショーにスズキが参考出品したコンセプトモデル“Feel Free Go!”でも新開発の油冷エンジンが搭載されていたというから油冷エンジンの歴史は綿々と流れてきていたわけだ。
『専用設計で極限まで薄くしたLEDヘッドライトを採用。MotoGPで培われた軽量化、およびフリクションロスの低減技術をフィードバック。小型、軽量、高出力、低燃費、高耐久性、静粛性を高いレベルで実現している』(スズキのリリースより)。
■全長×全幅×全高:2,010×805×1,035mm
■パワーユニット:油冷単気筒OHC4バルブ、249cm3、最高出力26.1PS/9,000rpm、ミッション:6速リターン。(最高出力、最大トルクはインド市場向けの参考値)
●MotoGP参戦車両「GSX-RR」(参考出品)
現在MotoGPクラスで活躍中の「GSX-RR」。
『主な特長
・扱いやすく力強いエンジン特性、燃費特性、耐久性を高い次元で実現する直列4気筒エンジンを搭載。
・車体は運動性能と空力性能の両面より、車幅を抑えたレイアウトとし、車体剛性、重量バランスを最適化。
・高性能エンジンと車体の高次元なバランスで、高いコーナリング性能を実現。
主要諸元
■全長×全幅×全高:2,096×720×1,140mm
■ホイールベース:1,457mm
■パワーユニット:1,000cm3、水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ
■車両重量:157kg以上
■最高出力:176kW(240OS)以上
■最高速:340km/h以上』(スズキのリリースより)
この他、スズキのブースでは、KATANA、GSX-R1000R、SV650 ABS、V-Strom250 ABSなどの市販車も展示しました。
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KAWASAKI 「Let the good times roll」
『創業より120年以上の歴史を持つ川崎重工業は、オートバイメーカーとしても歴史が長く常に走りへのこだわり(ライディオロジー)をもった製品作りをしてまいりました。
今回は、ワールドプレミアとなるニューモデルの発表に加え、過去からの脈々と続く当社製品の歴史に焦点を当てた展示も行います。
また鈴鹿8耐での優勝マシンをトロフィーと共に展示し、カワサキのレース活動を応援していただいているファンに喜ばれる展示を目指しております』(カワサキのニュースリリースより)。
●Z H2(参考出品、2020年初夏に国内導入、とカワサキが10月25日発表)(ワールドプレミア)
事前の情報公開がほとんどなく、ティーザー状態に置かれたカワサキファンが狂喜乱舞するであろう展示物がワールドプレミアのスーパーチャージド“Z”、「Z H2」。Ninja H2で世界の度肝を抜いたカワサキのスーパーチャージド技術を今度はスーパーネイキッドに仕立ててその名もストレートにZ H2として登場させたのだ。
スーパーネイキッド、Zシリーズの新たなフラッグシップモデルのこのZ H2は、高出力と強烈な加速力を持ちながら、日常の走行シーンでは、扱いやすさと優れた燃費性能を発揮する998cm3水冷並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載。Z H2専用のエンジンセッティングを施すことで、低中速回転域におけるスムーズな加速感を実現している。
また、新設計のトレリスフレームや、先進的なフロントサスペンションシステム「SFF-BP(Separate Function Fork-Big Piston)」を採用した車体は、スーパーネイキッドに求められる軽快なハンドリング性能と、スーパーチャージドエンジンのパワーを受け止める高い剛性を両立している。
スタイリング面では、Zシリーズの特徴でもある「Sugomi」デザインを採用しながらも、スーパーチャージャーのエアインテークダクトを活かした左右非対称デザイン、フレームマウントのヘッドライトなどを採用し、これまでのZシリーズのモデルとは一線を画す斬新なイメージとしている。
さらに、インテグレーテッドライディングモードをはじめとした先進的な電子制御技術に加え、フルカラーTFT液晶のインストゥルメントパネル、スマートフォン接続機能など、多数のライダーサポートシステムを搭載している。
●ZX-25R(参考出品、2020年秋頃国内導入とカワサキが10月25日に発表)(ワールドプレミア)
やってくれました。過熱する250戦線だが、とうとうここまで、の250クラスに4気筒エンジン搭載のスーパースポーツを投入だ。もちろん、250クラスのラインナップでは、今や唯一となる並列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルを開発してくれたのだ。
『スムーズで滑らかな回転フィーリングを持つ、新開発の249cm3水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンは、低中速回転域における豊かなトルクと、高速回転域での強力なパワーを両立しました。また、高回転エンジンならではのサウンドを追求した吸排気系チューニングにより、ライダーはスロットルをひねるたびに、鋭く官能的なエンジンサウンドを体感できます。車体面では、当社の勝利が続くスーパーバイク世界選手権などのレース活動で培った車体設計思想と、先進の構造解析技術を投入しました』(カワサキのリリースより)。
新設計の軽量トレリスフレームや250ccクラス初採用となる先進的なフロントサスペンションシステム「SFF-BP」、ラジアルマウントモノブロックキャリパー、ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションなども採用。また、KTRC(カワサキトラクションコントロール)やパワーモード、KQS(カワサキクイックシフター)といったライダーサポート技術も搭載。Ninja ZXシリーズを名乗るにふさわしいファンライディングを提供してくれるはず。
●W800(国内販売モデル)(ワールドプレミア)
1966年に登場し、カワサキが大排気量モーターサイクルのメーカーとして第一歩を踏み出すきっかけとなった「W」ブランドの血脈を受け継いだレトロモデル。『2018年に発売されたW800 STREET/W800 CAFEと同様に扱いやすさと高いクラフトマンシップ(職人としての誇り、こだわり)を持ちながらオリジナルである「650-W1」のルックスとフィーリングを最も強く踏襲しています』(カワサキのリリースより)。外観は、シルバー仕上げのエンジンに加え、各部にクロームメッキやスチール製のパーツを使用するなど、「650-W1」を彷彿とさせるクラシカルで上品なルックスを実現している。そしてライダーは、バーチカルツインエンジンの鼓動感と力強いエンジンサウンド、前輪19インチ、後輪18インチのホイールがもたらすゆったりとしたハンドリングが楽しめるという。
その他の注目出展モデル
●650-W1(1966)
「大型バイクのカワサキ」の起源
1960年代、125-B8の対米輸出で端緒を開いたカワサキは、アメリカ市場の大型車志向へ対応するため、カワサキ500メグロK2の排気量を496cm3から624cm3にスケールアップした試作車X650を、1965年の第12回東京モーターショーで公開し、翌年650-W1として販売を開始。
真紅のキャンディカラーと上質なクロームメッキの斬新なタンクデザイン。当時国内最大排気量のエンジンが生み出す最高速は185km/h、0-400mは13.8秒。アメリカ市場を見据えてつくり出されたこの高性能のバイクによって、カワサキはビッグバイクメーカーとして世界に名乗りを挙げている。
●Ninja H2 CARBON(2019)
川崎重工グループの技術を結集して作り上げた、究極のハイパフォーマンススポーツモデル
ガスタービンや航空機用エンジンの技術を応用した、完全自社設計の「998cm3水冷4ストローク4気筒スーパーチャージドエンジン」がさらに熟成されて再登場。吸気チャンバー内のディフューザー追加など、パフォーマンスを高めたエンジンは231psにパワーアップし、圧倒的な加速力を生み出す。
また、新しいTFT液晶メーターやスマートフォン接続機能、小傷を自己修復するハイリーデュラブルペイントの採用など、高品質も極めたハイパフォーマンススポーツモデル。
●KLX230(2020)
気軽にオフロード走行も楽しめるデュアルパーパスモデル
KLX230は、新設計の空冷4ストローク232cm3単気筒エンジンと、新設計のペリメターフレームを、モトクロスレース車である「KX」を想起させるデザインでスリムにまとめた新しいデュアルパーパスモデル。
中低速回転域でのパワー向上、車体の軽量化、そしてデュアルパーパスモデル用に新たに開発したABSを搭載。オンロードでもオフロードでも安心して走行できるKLX230は、ビギナーからベテランまで幅広いライダーに乗る楽しさを提供。
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4メーカー以外の出展は寂しかったですが、意欲的モデル多数
部品メーカーなどが集まるフロアでは新しい発見も!
マニア心をくすぐる展示物、話題のモデル他、メーカー・ブースで見かけたアレコレ
ファミリーで楽しめるブース、グルメなどなど、東京モーターショー2019の見どころ