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小鹿野・バイクの森に「伝承・ポップ吉村メモリアルコーナー」開設、オープニングイベントではヨシムラファミリーが一堂に会す!
以下、写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。


 2021年11月27日(土)、バイクで町おこしを行う埼玉県秩父郡小鹿野町の「バイクの森」を利用するライダーに向け開設された「伝承・ポップ吉村メモリアルコーナー」は、ヨシムラの原点でもある吉村秀雄(ポップ吉村)を知ることの出来る展示コーナー。

 そのオープンを記念してヨシムラは、世界耐久選手権でSERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)との日仏合同チームとして挑み、見事タイトルを獲得したマシンを展示するなど、勝利報告会を兼ねてヨシムラファミリーが一堂に会する特別なイベントを開催した。


 午前9時からのオープニングセレモニーはヨシムラOBや関係者を招いて行われ、小鹿野町・森 真太郎町長、ヨシムラジャパン・吉村不二雄社長、吉村直江氏、モリワキエンジニアリング・森脇 護社長、森脇南海子専務がテープカットを行い、展示コーナーが公開された。

 展示コーナーではパネルを前にして吉村社長、森脇社長、森脇専務が展示写真について思い出を紹介すると共に、トークショー1「ポップ吉村の思い出」ではポップの様々なエピソードを披露、笑いあり涙ありの熱い内容となった。




 思い出のマシンも展示された。1983年 GSX1000(ヨシムラエンジン/モリワキフレーム)はフロントカウルがスプリントカウルしか現存しておらず、すでにセルスターターも無い車体をエンジンがかけられる状態までレストア協力してもらい、アサカワスピード代表の浅川邦夫氏が、加藤陽平チームディレクターと共にマシンを押し掛け。3気筒での始動となったことで急遽プラグ交換が必要になり、会場からレンチを借りる事で奇跡的にプラグ交換ができる事となり、再チャレンジが実現。ポップがチューンした当時のエンジンから高らかな4気筒の咆哮が披露された。



 2021年、世界チャンピオンを獲得したヨシムラSERT Motul 耐久マシン・GSX-R1000Rは渡辺一樹選手がブリッピングするや軽やかに吹け上がり、「バイクの森」に欧州サーキットで奏でられたサウンドが響き渡った。

 トークショー2「2021 EWCシリーズチャンピオン獲得記念」では、吉村社長、加藤チームディレクター、渡辺選手が登場。ル・マン24時間とボルドール24時間のトロフィー、EWCシリーズチャンピオントロフィーを披露した。



 ヨシムラでタイトルを獲得、一時代を築いた辻本聡氏もイベントを見守った一人で、「本当に久しぶりに親父さんと一緒に戦った仲間が一堂に集まった同窓会だった。親父さんのすごさを改めて懐かしみ、自分たちの知らない親父さんのことを、不二雄社長、森脇社長、南海子さんから聞くことができ、“耐久のヨシムラ”の現在を知ることの出来た貴重な時間だった」と振り返った。

 ポップ吉村のルーツを知る展示企画から最新レースの報告まで行われた晩秋のスペシャルイベントは、ヨシムラ、モリワキファンの笑顔の中で終了した。

(レポート:佐藤洋美 写真提供:株式会社ヨシムラジャパン)

イベント協力
小鹿野町、秩父フォーラム、ウエルカムライダーズおがの、バイク弁当、株式会社ヨシムラジャパン、株式会社モリワキエンジニアリング







2021/12/02掲載