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トライアンフ、Moto2クラスへのエンジン供給を延長

 2019年よりFIM世界ロードレース選手権(MotoGP)・Moto2クラスの独占エンジンサプライヤーであるトライアンフモーターサイクルズは、MotoGP のマネージメント団体であるドルナと2024年までエンジンを供給する契約を締結した。出場全チームにレース専用チューンを施し供給されている765cc ・3気筒エンジンはStreet Triple RS用ユニットがベース。吸気効率の向上と高回転化が図られた結果、140PS以上の最高出力を発揮(量産エンジンと比べ17%以上向上)する。

 Moto2クラスを最高峰クラスであるMotoGPに近づけたいというドルナの意図を受け、最先端のエレクトロニクスパッケージと組み合わされたエンジンは、レース自体の全体的なレベルを引き上げる結果に。2019年以降、14人もの異なるライダーが優勝を飾り、34のイベントでラップレコードが更新され、オーストラリアGPの舞台となるフィリップ・アイランドではMoto2マシン初となる300km/hオーバーの最高速度(301.8km/h)も記録している。


トライアンフモーターサイクルズ チーフ・プロダクト・オフィサー スティーブ・サージェントのコメント 「Moto2は、当社の3気筒エンジンの信頼性とパフォーマンスの優位性を示し、証明する完璧な場であり、この場で、トップ20の予選タイムが常に1秒差以内であったことを目の当たりにしました。このことは、世界のステージで当社への注目度や信頼性を高める結果になっただけでなく、私にとっても、Moto2での成功はトライアンフモーターサイクルズの社内でレースへの情熱を再燃させる素晴らしいきっかけとなりました。私はトライアンフにとって画期的であったこの活動に関わることができたことをうれしく思うとともに、さらに3シーズン供給を継続できることに興奮を抑えきれません。トライアンフでは、エンジンパフォーマンスをさらに改善すべく全力を注ぐ所存であり、ライダーとチームのどちらにも評価されるものになるであろうことを確信しています」

ドルナ スポーツ・マネージング・ディレクター  カルロス・エスペレータのコメント
「私たちの最初の3年間は素晴らしい成功と言えるものであり、3年間にわたる、特にコロナ禍の中でのトライアンフのサポートと献身的な仕事に感謝いたします。FIM、IRTA、ドルナは、このプロジェクトが示してきた成果をうれしく思うとともに、Moto3、Moto2、MotoGPの間でステップの一貫性が実証されたものと思います。全体的にみて、私たちはこのパートナーシップに満足し、エキサイティングな3年間をまた共有できることを楽しみにしています」







2021/08/30掲載