“真夏の祭典”として40年以上に渡り日本のオートバイ・シーンを盛り上げてきた鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)。今年は国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況、出入国規制をはじめとする各地域での防止対策を踏まえ、11月5日~7日に「2021 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会」 として延期開催予定であったが、株式会社モビリティランド(三重県鈴鹿市)は、昨年に引き続き開催を中止する決定を下した。
これまで開催に向けた準備を進めてきたが、国内チームと海外チームが混在しており、防疫のための活動単位(バブル)運用が困難であること、そして現段階で海外関係者の日本入国が見込めない状況を受け、やむなく開催中止の決断をしたという。
尚、モビリティランドは同じく鈴鹿サーキットを舞台に10月8日~10日に開催予定であった四輪レースの世界最高峰「2021 FIA F1世界選手権シリーズ Honda 日本グランプリレース」 の開催中止も決定している。
株式会社モビリティランド 田中薫 代表取締役社長のコメント
「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、2年ぶりの開催を目指して準備を進めてまいりましたが、やむなく中止の決断をいたしました。
我々にとって、とても大切なレースである鈴鹿8耐が2年連続で中止という、極めて悔しい決断となりましたが、ファンの皆様、関係者の皆様のためにも、2022年の鈴鹿8耐が、より一層魅力あるものとなるよう準備を進めてまいります」