スズキフランス（スズキのフランス子会社）が運営、ル・マン24時間や鈴鹿８時間などの耐久レースで知られるFIM世界耐久選手権（EWC）の2019-2020 年シーズン戦にGSX-R1000 をベースとするマシンで参戦する二輪耐久レースチーム「スズキ・エンデュランス・レーシングチーム（SERT）」が、９月26 日にポルトガルで開催された第４戦（最終戦）「エストリル12時間 」で累計ポイントによって2016年シーズン以来となる４年ぶり、16回目のシリーズチャンピオンを獲得した。
1980年代より耐久レースの名門として知られ、“絶対王者”として君臨し続けたSERTは今シーズン、ヨシムラジャパンの技術支援も受けながら第１戦「ボルドール24時間」で優勝、第３戦「ル・マン24時間」で３位表彰台を獲得。11月１日に決勝レースが行われる予定であった鈴鹿８耐が中止となったことでシリーズ最終戦となったエストリル12時間に、累計ポイントランキングで２位に40ポイント差をつけて挑むことに。決勝では４位を獲得し、累計ポイントが２位と18ポイント差の167.5ポイントでシリーズチャンピオンが決定する。
●スズキ・エンデュランス・レーシングチーム（SERT）2019-2020年シーズンの成績
第１戦 ボルドール24時間（フランス・2019年９月21・22日） １位
第２戦 セパン８時間 （マレーシア・2019年12月14日） ４位
第３戦 ル・マン24時間 （フランス・2020年８月29・30日） ３位
第４戦 エストリル12時間 （ポルトガル・2020年９月26日） ４位
●シリーズ累計ポイント
１位 Suzuki Endurance Racing Team 167.5
２位 YART-YAMAHA 149.5
３位 F.C.C. TSR Honda France 143.5