Facebookページ
Twitter
Youtube

ニュース

1台1台に最適な整備メニュー、熟練の整備士がベストコンディションに! RC30「リフレッシュプラン」7月28日より受付開始

 世界耐久選手権で2年連続(1985・1986年)チャンピオンを獲得したホンダのレーシングマシン・RVF750のテクノロジーをフィードバック、市販モデルとして1987年7月に発売されたVFR750R(型式:RC30)。チタン合金製のコンロッド、クロームモリブデン浸炭鋼製のカムシャフトといった軽量素材を多用し、当時としては大変高価な148万円という車両価格も話題に。日本ではホモロゲーションとして最低限生産しなければならない1,000台が限定販売され、購入希望者多数のため抽選となるなど、その圧倒的パフォーマンスと共に“伝説の名車”となっている。

VFR750R(RC30)


 ホンダは、そんなRC30 を対象としたベストコンディションに維持するプログラム「リフレッシュプラン」を実施。ユーザーからの相談および申し込みを「RC30 リフレッシュプラン受付店」(全国指定7店舗のHonda Dream)にて7月28日(火)より開始する。

 四輪スポーツカー「NSX」のリフレッシュプランで培ったノウハウを参考にしたというこのプログラム、整備メニューや再生産する純正部品の技術検討には当時の開発メンバー、自らRC30オーナーでもあるメンバーが中心となって進められてきたもの。愛車のリフレッシュ希望者は、熊本製作所内に8月上旬に開設される 「モーターサイクルリフレッシュセンター」に車両を預け、要望に応じた整備プランを熟練の整備士によってベストコンディションに仕上げられるという。

RC30の開発にも関わった当時のメンバー、ベストコンディションに仕上げてくれる熟練の整備士の皆さん。
熊本製作所内に開設されるモーターサイクルリフレッシュセンター。


 ちなみに、リフレッシュプランメニューは必須項目である「基本メニュー」(新車から30年以上経過したRC30に必要な整備メニュー。申込み全車両が必ず受ける整備。税抜549,000円)に、エンジン、足まわりなどの機能ごとにまとめて実施すべき項目の整備メニューである「プランメニュー」(同85,000 円~)、プランメニューを選択の上、車両のコンディションとオーナーの要望をもとに、追加可能な整備となる「オプションメニュー」 が選択項目として組み合わされ、1台1台に最適な整備メニューをつくることができるようになっている。

 また、このリフレッシュプランのスタートとともに、RC30の部品を新たに再生産し純正部品としてホンダ二輪車正規取扱店より順次販売される(再販売となるエンジン、機能、外装パーツはコチラ)。

ホンダコレクションホールに保管されている車両やRC30のオーナーでもあるプログラムのメンバーの実車から型を起こし、外装パーツも新たに販売されることに。そんなフェアリング類の交換、アルミ製の燃料タンクやホイールの再塗装といった「車体リフレッシュ」は税抜1,907,000円〜。新車時のシフトフィーリングを蘇らせるためクラッチASSY.なども再生産されることに。


VFR750R(RC30)リフレッシュプラン
https://www.honda.co.jp/motorcycle-refresh-plan/

2020/07/02掲載