3月にポルトガルで開幕、ロードレースの世界最高峰・MotoGPに参戦する「Monster Energy Yamaha MotoGP」が新しいカラーリングを発表。インドネシアのジャカルタで開催されたヤマハのディーラーミーティングにおいて、YZR-M1を駆る#20ファビオ・クアルタラロと#21フランコ・モルビデリらが2023年シーズンに向けての意欲を語った。
※ジャーナリスト西村 章が聞いたMotoGP『技術者たちの2022年回顧と2023年への抱負──Yamaha篇』はコチラ
2023年型YZR-M1はカムフラージュ柄とグレーが追加された新しいカラーリングを採用。
“ヤマハ・カラーとMonster Energy の冒険的なライフスタイル・カラーをブレンド”しているという。
ファビオ・クアルタラロのコメント
「モトクロスの練習中に手を怪我してしまったため、冬休みのプランは予定通りに進みませんでした。それでも休むことなく努力を続けています。2023シーズンに向けて万全の体調で臨むため、有酸素運動に励んできました。手の怪我も今は完治しているので、もう一度タイトル獲得を目指す準備ができていると感じています。カムフラージュ柄を採用した新しいカラーリングは、いい感じの変化になっています。外観がとても気に入っていますし、変化させることは良いことだと思います。
しかしそれ以上に、早くライディングしたい気持ちが強く、セパンで行われる2023年型YZR-M1のテストを楽しみにしています。私たちは今シーズンも同様、ハードワークします。2022シーズンには多くのことを学びました。そして私は今、もう一度タイトルを目指して戦いたいのです。ファンの皆さんは冬の間にたくさんのメッセージを送ってくれるなど、とても温かくサポートしてくれています。今シーズンもサーキットで彼らに会うのが楽しみです。一緒に楽しみましょう!」
フランコ・モルビデリのコメント
「私たちは今日、新しいカラーリングとともに新たなスタートを切りました。すべてはゼロに戻り、どんなことも可能になるので非常にワクワクしています。2022シーズンは終盤でフィーリングを向上させることができました。このあとは来るウインター・テストで良い仕事をして、3月のポルトガルGPからはじまる新シーズンに備えることが重要です。レースの形式が変わり、ライダーとチームは慣れるまでに少し時間が必要になりますが、ファンが楽しめるものなのでポジティブな変化として受け止めています。
今日のディーラー・ミーティングでサポートしてくれたインドネシアのファンにお礼を言いたいです。彼らの情熱が私たちを後押ししてくれたので、2023シーズンを最高の形でスタートしたいと思っています」