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MBHCC A-1 ルリカミドリ バイク好いとっちゃん 第70回 「すでに実用化!? 空飛ぶオートバイに乗りたぁ~い」の巻

 もうずいぶん昔の話になるのですが、福岡から上京したばかりの頃、小学館の「コロコロコミック」に、書き上げたばかりのマンガの持ち込みをしたことがあります。

 サーフィンをやっている小学生の男の子が主人公なのですが、都会に住んでいるために、大きなボードを持って、電車を乗り継いで海に行かなければいけないため、いつも不便を感じているのです。

 そんなとき偶然、天才科学者と知り合いになります。しかもなんと彼は空を飛ぶことのできるサーフィンを開発していたのです。

 これならわざわざ海にまで行かなくてもサーフィンができる、と、喜んだのもつかの間、かわいい彼女が悪いヤツらに連れ去られてしまいます。

 そこで、この空飛ぶサーフィンを使って助けに行く…………なんていうお話でした。

 けっこう自信があったのですが、担当が言うには「今どきの小学生はサーフィンが空を飛ぶなんて、リアリティを感じるハズがない」だの「そもそも天才科学者なんて設定がもう古い」だのボロカスにこき下ろしやがったので、ワタシもそんなものか……と落ち込み、その作品はお蔵入りにしたのです。

 しかし、しかしです。それから数年後、ハリウッド映画の「バックトゥザフューチャー」では天才科学者が作った空飛ぶサーフィンが出てきましたし、劇場版の「ドラえもん」でも、のび太くんたちがサーフィンで空を飛んで事件を解決していました。

 チクショー、ワタシの方が早かったのにぃー! こんなことなら他所の雑誌にもガンガン持ち込みしとけばよかったーっ! 

 あのときの担当「Y」のヤローには今もムカついているのです(苦笑)。

 ……と、言うようなことを、なぜに今頃突然思い出したかと言うと、夕刊フジに「空中に浮かぶバイク」が開発された、との記事が載っていたからなのです。

 ワタシはスマホ持ってないし、パソコンもネットに繋いでいないので、いつも行くネットカフェでユーチューブを見てみると、実写映像がありました。ひぇ~!! もう時代はこんなところまで来ていたのですねぇ~。

 見た目はバイクと言うよりも、超小型の『ホバークラフト』ってカンジでしょうか。ドローンの技術を搭載していて、前後についた大きなファンで10㎝くらい浮上して、サイドについている前進用のプロペラで前に動いたり、方向転換したりするそうで、満タンで約3時間の航行ができるみたいです。価格は880万~1,000万円くらい。砂漠や危険地帯などでの活躍が期待されているそうです。

 ちなみに、ユーチューブを見ると海外のメーカーでもいくつか開発が進んでいるみたいですね。

 乗りたい乗りたいと思いながら、実はワタシはいまだにスノーモービルやジェットスキーにも乗ったことはないのですが、この空飛ぶバイクだけは、いつか絶対に体験してみたいな、なんて思ったのでございました。

Vol.70

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2019/09/19掲載