JSB1000クラスでは土曜（2020年10月17日）は雨の予選からの決勝レースとなりました。スタートして５コーナーでクラッシュ発生、赤旗再スタートしてからは野左根航汰選手（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）がオープニングからトップを走行、それに続く中須賀克行選手（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）と、第２集団の加賀山就臣選手（Team KAGAYAMA）、清成龍一選手（Keihin Honda Dream SI Racing）をトップ２台が驚異的な速さで引き離しながら周回を重ねます。
レース中盤からまた雨は強くなり、清成選手と加賀山選手が接近戦。清成選手のペースが上がらなくなり、加賀山選手がパス、その背後に岩田 悟選手（Team ATJ）が迫り前に出ますが16周目に２度目の赤旗、レース中断により１周前の順位が採用され、加賀山選手が６年ぶりの表彰台を獲得しました。野佐根選手とその真後ろに迫る中須賀選手のバトルは、最後まで野佐根選手がトップを守り切り優勝！
朝の霧により進行が遅れ、21ラップに減算して行われたレース２は一転してドライコンディション。野佐根選手がただひとり１分48秒台で周回、２位の中須賀選手を11秒以上引き離しで完全優勝。２番手中須賀選手、３番手の清成選手が単独走行で、その後方では渡辺一馬選手（Keihin Honda Dream SI Racing）、濱原颯道選手（Honda Dream RT 桜井ホンダ）、加賀山選手、亀井雄大選手（Honda Suzuka Racing Team）、岩田選手が集団で続きます。
レース終盤、３番手の清成選手が中須賀選手に迫る走りを見せ３位入賞となりましたが、のちにレギュレーション違反が見つかり失格、３位には水野涼選手（MuSASHi RT HARC-PRO.Honda）が入りました。
ポイントランキングは野佐根選手が150、清成選手98、濱原選手94、岩田選手84、亀井選手81。最終戦MFJグランプリでは規定ポイントに3ポイントが加算されるため、チャンピオン決定は最終戦に持ち越されました。
最終戦は10月31・11月1日、鈴鹿サーキットで開催されます。
（レポート＆撮影：楠堂亜希）
