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ライダー&ドライバー&チビッコが集まって「2020秋ヶ瀬新春祭り」開催!
秋ヶ瀬で育った多くのライダー&ドライバーが集まった!

 埼玉県さいたま市にあるサーキット秋ヶ瀬は、ポケットバイクやミニバイクレース開催、そしてレンタルカートでも知られている。多くのライダーやドライバーはここで腕を磨いた。そのサーキット秋ヶ瀬は、荒川の河川敷にあり、昨年10月の台風で水没し甚大な被害を受けた。

 元スーパーGTのドライバー・本山哲と、元ロードレース世界選手権GP250チャンピオンの原田哲也は同い年で、幼い頃に秋ヶ瀬をポケットバイクで競い合った仲間。そのふたりが「秋ヶ瀬のために何か出来ないかと話し合い、復興イベントとして「秋ヶ瀬新春祭り」が実施されることになった。サポートするのはトップライダーでありドライバー経験のある武田雄一と、元全日本ライダーの亀谷長純で、ふたりは本山の幼馴染でもある。

長島哲太と世界チャンピオン・原田哲也。
※以下、写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。
世界チャンピオン・坂田和人と小椋 藍。
レースになれば、先輩も後輩もないのだ……たぶん。昔取った杵柄──、74DAIJIROで激しいバトルを繰りひろげた。
世界チャンピオンの治親Daijiroと水野Daijiroのバトル。
原田Daijiro。活躍はコチラ(原田哲也が、再び走り始めた)でも。
井筒Daijiro。足の開きが……。
オトナ達が74Daijiroで真剣勝負のトップ争い。
優勝は長島哲太!


 本山は「星野(一樹)、オートレースの青木(治親)も協力すると申し出てくれて、ドライバーもライダーも参加したいと増えていった」と語る。トップライダー17人、トップドライバー13人が駆けつけ、関係者、観客を含め560名が秋ヶ瀬に集結し、耐久レースや、74Daijiro (ポケットバイク)、レンタルカートで、激しいバトルを見せ観客を熱狂させた。

 子どもたちを対象としたカートやポケバイ教室も開催された。また、ライダー、ドライバー愛用のツナギやグローブ、ブーツなどが提供されるチャリティーオークションも行われ次々に落札された。この売上金は、台風被害にあった地域に寄付される。

岩田 悟が講師を務めたポケバイ教室。
カート教室も開かれて、ドライバー達も先生に。
74Daijiro のチャリティーオークションも行われた。
一流ドライバーによるカートバトル。童心に帰る?


 当日は、故加藤大治郎さんが始めたポケットバイク“大治郎カップ”と子供用カート“MICROMAX”が同日開催された。大治郎カップは、福島県湯本第1小学校5年生の徳田翔(11)がポールポジション(PP)からスタート、激しいトップ争いを制して優勝を飾った。徳田の勝利に父親が号泣し、あたたかい拍手が沸き起こった。MICROMAXは、神奈川県もえぎの小学校1年生の坂野太絃(7)がPPからスタートし、最後の最後に勝負に出て2台を抜き去る優勝を飾った。坂野は劇的勝利に歓喜の涙を見せ、多くの祝福を集めた。

大治郎カップのトップ争い。MotoGPにも負けませぬ。
炭酸ファイト! の大治郎カップ表彰台 。加賀山就臣や青木治親らがプレゼンターとして登壇。
昨年のチャンピオン授賞式。
子どもカート表彰台。


 本山は「ライダー、ドライバーとボランティアで駆けつけてくれました。多くのファンが訪れ、二輪四輪の交流の輪も広がり有意義な時間になりました。集まってくれた全ての人に感謝しかない」と語った。サーキット秋ヶ瀬は、昨年の12月にはレース開催にこぎつけたが、今春から本格的な活動に向け動き出す。

(レポート:佐藤洋美)

●参加
四輪:本山哲、星野一樹、道上龍、武藤英紀、安田裕信、平中克幸、牧野任祐、千代勝正、佐々木大樹

二輪:原田哲也、青木治親、長島哲太、小椋藍、浦本修充、水野涼、名越哲平、加賀山就臣、岡崎静夏、岩田悟、小室旭、武田雄一、亀谷長純、高橋巧、鈴木竜生、井筒仁康、坂田和人

番外:チュートリアル福田充徳

子ども達による大治郎カップ(ポケバイ)のスタート!
2020/01/21掲載