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伊藤真一が新チームを率いて全日本RR&鈴鹿8耐参戦へ
(写真左より)作本輝介、渡辺一馬、伊藤真一、清成龍一、コラハレーシングの小原 斉チーフエンジニア(CBR1000RR-Rは海外仕様のスタンダードバージョン)。


 昨シーズンは最終戦まで高いレベルのチャンピオン争いが展開され盛り上がりを見せた国内ロードレースの最高峰・JSB1000クラスに、伊藤真一が監督として新チーム「Keihin Honda Dream SI Racing(ケーヒンホンダドリームエス・アイレーシング)」を率いて戦うこととなった。

 世界GPでの活躍の他にも鈴鹿8耐では4勝(1997、1998、2006、2011年)を挙げ、現在はホンダのテストライダーも務めている伊藤、1980年代以降の最高峰クラス全てでチャンピオンを獲得(1990年GP500、1998年スーパーバイク、2005・2006年JSB1000)している全日本ロードレース選手権において、コハラレーシング、ケーヒンとのタッグは10年ぶりとなる。また、全日本シリーズと同等のプライオリティで鈴鹿8耐にも参戦する。

 JSB1000マシンを駆るライダーは英国スーパーバイクや鈴鹿8耐の活躍でもお馴染み・清成龍一、チーム・グリーンから移籍の渡辺一馬の2名を起用。ゼッケンは清成が#17(ケーヒンがスポンサードする四輪のスーパーGTシリーズに参戦するNSXと同じナンバー)、渡辺は#33。タイヤはブリヂストンを履く。

 また、J-GP2に代わり今シーズンより新設されるST1000クラスに、将来有望なライダー育成の意味を込めてエントリー。こちらは昨シーズンJ-GP2ランキング2位で、清成と同じTeam 髙武 RSC出身である作本輝介を起用する。ゼッケンは#17。タイヤはダンロップ(ワンメイク)。

 マシンはフル・モデルチェンジでポテンシャルアップが期待されるホンダCBR1000RR-R。カラーリングはスーパーGTのNSXと同じイメージになるという。尚、鈴鹿8耐に関しては新チームということもあり、トライアウトを戦い出場権を得なくてはならない。

 全日本で本格的に監督としての責を担うこととなった伊藤曰く、自分の経験を活かしながら3名のライダーが走る環境を整えられるようバックアップ、ホンダ系チームのトップを目指すという。またライダーも開幕戦からトップ争いをし、チャンピオン争いにからみたいと力強い抱負を語っている。

2020/01/15掲載