11月3日、大阪市中央公会堂前(大阪府大阪市北区)で開催された(最終戦)「2024 MFJ全日本トライアル選手権シリーズ 第8戦 City Trial Japan大会」。“GATTI”の愛称で知られるトライアルライダー・小川友幸(TEAM MITANI Honda)は、最高峰・国際A級スーパー(IAS)クラスで12年連続通算14回目のチャンピオンを獲得した。
先月48歳となった彼、今シーズンもホンダRTL301RRを駆り開幕2連勝で幸先の良いスタートを飾るも、中盤はランキング2位に陥落。第6戦で3位、第7戦で2位となることでランキング首位に返り咲き、今回の最終戦で2位となったことでチャンピオンを確定、自身の記録も更新となった。
尚、第6戦にデビューしたホンダの電動トライアルマシン・RTL ELECTRICで参戦した元世界チャンピオンの藤波貴久(Team HRC)は今回も優勝、3連勝を達成。昨年よりヤマハの電動トライアルマシン・TY-Eで参戦中の黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は今回3位、電動トライアルマシンによる初のチャンピオン獲得とはならなかった。
小川友幸のコメント
「まずは今シーズンも応援いただき、ありがとうございました。おかげさまで今年も皆様にタイトル獲得の報告をすることができました。今シーズンはこれまでに無いほどアップダウンが激しいシーズンでした。連勝したと思ったら、全てが嚙み合わず自分でも過去経験のない順位となったこともありました。そんな時でも自分を信じて常に前向きでいたことから、自分を信じた結果として今回チャンピオンを獲得できたと思い、いつも以上に喜びが大きいです。まだまだ記録を更新していけるように頑張っていきますので、これからも引き続き応援をよろしくお願いします」
TEAM MITANI Honda 三谷知明 監督のコメント
「今シーズンの小川選手は開幕戦から2連勝を飾ってくれ、例年以上に順調なスタートでした。第3戦、第4戦は連続して表彰台を逃すなど小川選手らしくない結果に心配しましたが、彼を信じて全てを託しました。終盤の3戦では再び安定した走りを取り戻してくれて12年連続14回目のタイトルを獲得できたので、今は胸をなでおろしています。今シーズンも応援いただきましたトライアルファンの皆様ありがとうございました。また、いつもチームを支えていただいているスポンサーの皆様にも、心より感謝申し上げます」