ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦中の中上貴晶(IDEMITSU Honda LCR)は、ホンダ・レーシング(HRC)と2025年からMotoGPマシン開発ライダーとして複数年契約に合意。それにより、中上のシートにはロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦中のソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)が2025年シーズンより座ることに。チャントラは、タイ人初のMotoGPクラスのフル参戦ライダーとなる。
中上貴晶のコメント
「この度、2024年シーズンでMotoGPレギュラーライダーとしてのキャリアを終えることを決断いたしました。これまであたたかく応援していただきましたファンの皆様には心から感謝を申し上げます。また長きにわたりサポートくださいました出光興産株式会社様、ならびにHonda様に改めて御礼を申し上げます。2025年からはHRCのマシン開発に携わることとなりました。MotoGPでの7年間の経験を生かして尽力できることは大変やりがいを感じており、とてもうれしく思っております。10月にもてぎで日本GPが開催されます。ここまで大変厳しい状況が続いてはおりますが、日本の皆様の声援をエネルギーに変え少しでも上位でフィニッシュしたいと思います」
ソムキアット・チャントラのコメント
「LCRチームに加わることができて大変うれしく思います。MotoGPの世界で戦うことが夢でしたが、遂にそれを実現することになりました。今まで自分のキャリアを支えてくれたすべてのスポンサーと関係者の皆様に感謝したいと思います。来シーズンからは、最高峰クラスで学び、最大限の力を発揮し、この新しい冒険を楽しむことに全力で取り組みます。難しいとは思いますが、ベストを尽くします」