どちらを向いてもVストローム、何を聞いてもVストロ-ム。リピーターは再会を歓び合い、初参加ライダーはひたすら感動する、夢のようなひととき。全国から集結したVストロームオーナー、Vストロームファン、スズキファン1473名がVストロームを通じてひとつになった。
Vストロームでびっしり埋め尽くされた専用駐輪場。100台、200台、300台……スズキ本社正門から入場してくるVストロームの列はまだまだ終わらない。圧巻以外の何物でもない例年の光景だが、「今年は絶対、多い気がする!」と見ていた誰もが言った。昨年より駐輪スペースをあらかじめ確実に広げて用意したスズキもさすがだ。もちろんVストローム以外のバイクも入場でき、速やかに別駐輪エリアへと誘導されてゆく。
ゲートオープンと同時に会場全体の空気がワッと活気づいた。パーツやギアなどをアピールする多くの出展ブース、オリジナル限定品の物販コーナー、二輪と四輪の展示コーナーも待ち受ける。自由にメッセージを書いて記念撮影してもらうコーナーもある。何を買おうか? 何を見ようか? 何を書こうか? ワクワク感に浸りながら歩いていると、仲間と会う。久しぶり! 憧れのゲストに会う。こんにちは! みんな再会が嬉しい。今日は全員がVストロームで繋がっている。
Vストローム専用駐輪エリアは前年よりも拡大して用意され、満車に。
走破した国道を貼ったり都道府県をペイントして、思い思いの記録を残す旅好きなバイク達。
鈴木社長の開会宣言から、めくるめくプログラムの数々が始まった。誰もが全部に参加して全部を味わいたいので、ステージに上がった表彰ライダーに拍手を送り、トークショーの奥深い話にじっくり聞き入った。出展ブースも順に訪れてみて、気になる展示車両があれば跨ってみた。じゃんけん大会はとにかくテンポが早いのでボーっとしていられない、乗り遅れてはならじと「最初はV!」からついていった。集合記念撮影は当然の大規模人数に湧きかえり、全員「VストロームのV!」で決める、大充実のひとときだ。
2014年に初開催のVストロ-ムミーティングは、オンライン開催も含め今回で第9回を終え、来年は10周年。果たしてどのような10周年企画があるのか、みんなでおおいに走り続けながら楽しみにしよう。
(文・撮影:高橋絵里)
開会宣言をするスズキ株式会社 鈴木俊宏社長、閉会挨拶は田中強二輪事業本部長。
Vストロームミーティングのレギュラーゲスト陣は冒険家の賀曽利隆さん、ジャーナリストのノア セレンさん、ロードレースプロライダーの津田拓也さん。進行MC浜崎美保さんの美声もお馴染み。
オリジナルグッズ販売は、S-MALLでのWeb先行販売のおかげで混雑は少なくなったもののやはり長い列ができた。ロゴ入りTシャツやタオルなどいずれも完売の人気。
ユニクロから『浜松企業とのTシャツコラボ企画』、この日に合わせVストロームデザインが登場、大人気のうちに完売。
エリーパワー、ユニクロ、ダンロップ、キジマ、ブリヂストン、南海部品、タナックス、デイトナ、スズキ二輪、スズキビジネスの各社が出展。Vストロームライフを彩る逸品揃いだ。
車両展示はスズキ新型スペーシアとVストローム新型4台。座ったり跨ることができて終日人気のコーナーに。
『旅するフラッグ(東日本編・西日本編)』が1年間の旅を終え無事帰還、アンカーライダーの手により鈴木社長に手渡された。フラッグを繋いだライダー達にはスズキよりレプリカフラッグが贈られ、社長も一緒に記念撮影。次なる新企画『Vストローム ロケーションマップ企画』の発表もおこなわれた。
来場記念の『Vストロームと私 ひとことスナップ』撮影コーナーも根強い人気。スズキサイトに全員掲載されてます。
1ステージ40分でじっくりと深い話が展開するトークショー。第1部の設計者トークショーでは新型Vストロームの開発秘話を、第2部のゲストトークショーはツーリングマップル制作陣による成り行き旅の極意をマシンガントーク。
当日までに最も長い日数をかけて来た『ロングツーリング賞』は、3泊かけて来場した北海道と東京からのライダーに決定。最後はじゃんけん大会、協賛社からの豪華賞品を巡り全員でヒートアップ。
この衣装で走ってきておおいに目立った人気者は福島県の猫メイドさん。実はイケメン男子でした。
会場一番乗りは愛知県のVストローム1000乗り、51さん。「安定感がありロングツーリングがラクで最高のバイクです」
大人気の賀曽利さん、ファンからのサインや写真リクエストに大忙し。成り行き旅の極意は「よし行くぞ!と思い立った時の気持ちをそのまま持ち続けることです!」
鈴木社長以下スズキスタッフとゲスト陣がライダー達をお見送り、温かさあふれるイベントだ。
納車1ヶ月、ピカピカのVストローム250SXで茨城県から来場の『たべいち』さん。「単気筒250の走りを楽しみたくて買いました。加速感がいいですね!」
Vストローム1050の『真子(まなこ)』さんは兵庫県から。「650、1000と乗って、今年1050にしました。やはりパワーがあって長距離がラクです!」
650XTから800DEに乗り換えた千葉県の『いそべぇ』さん、パニアケースもスズキ純正でキメる。「乗りやすくてパワフル。オフロード走行も経験しました!」
ひとめぼれで800DEを購入した愛知県の『海崎』さん、いそべぇさんとは「北海道ツーリング中に同じバイク同士で知り合ったのがきっかけで」この日のミーティングで再会。
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