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青山で鈴鹿8耐を観る!  鈴鹿8耐パブリックビューイングを開催、8月6日(日) ホンダウエルカムプラザ青山にて
昨年のパブリックビューイングの様子です。
昨年のTeam HRCのライダー交替シーン。


 東京・青山の夏の風物詩として定着している、鈴鹿8耐パブリックビューイングが今年も開催されます。ホンダウエルカムプラザ青山では、36回目の開催になります。

 スタートからゴールまで白熱のレースを、モータースポーツファンと一緒に共有する楽しさがそこにはあります。

 昨年、圧倒的な強さで優勝したHRCのワークスマシンの展示もあります。二輪車で来場される方のために、専用の駐車スペースも用意しています。ぜひ安全運転で。

※あらかじめホームページで詳しい情報を確認してください。


開催概要
【開催日時】
8耐マシン展示:8月1日(火)~8月6日(日)
鈴鹿8時間耐久ロードレース 決勝 パブリックビューイング:
8月6日(日) 10:00 〜20:00(通常よりも閉館時間を延長します)
【展示車両】
2022年Team HRC優勝マシン CBR1000RR-R FIREBLADE SP
トロフィー、レーシングスーツ、ヘルメット等の展示を行います
※トロフィーは8月3日(木)までの展示予定
【場所】
ホンダウエルカムプラザ青山
〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル1階
電話:03-3423-4118
入場料:無料
開館時間:10:00~18:00 混雑時は入館制限を行う場合があります
最寄り駅:東京メトロ銀座線、東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線→「青山一丁目」駅 下車5番出口すぐ
ホームページ:https://www.honda.co.jp/welcome-plaza/


青山の鈴鹿8耐メモリアル

 ホンダウエルカムプラザ青山は、本田技研工業本社ビル1階のパブリックスペースとして1985年8月19日にオープンしました。「ショールーム」ではなく「ウエルカムプラザ」の名称にしたのは、ホンダの製品を展示するだけではなく、積極的に情報を発信し、イベントを通してお客様と感動を共有したいという想いが込められています。その想いを形にした一つが鈴鹿8耐中継イベントなのです。

 第1回目は、1986年に「鈴鹿8耐衛星生中継」として実施しました。鈴鹿サーキットからの映像を専用の衛星回線を使って放映したのです。日本では、青山と東京都日野市の多摩テック(有料)の2か所だけで見ることができたのです。

 青山に来場したお客様は、延べ11,000名。バイクは延べ1,300台に達しました。レースは、ワイン・ガードナー、ドミニク・サロン組が見事に優勝を決めてくれました。初開催で負けていたら、翌年の開催がどうなったかは、分かりません。

1986年発行のパンフレット“WELCOME”の表紙から。青山から鈴鹿に声援を送りました。※写真をクリックすると全体を見ることができます。
1986年発行のパンフレット“WELCOME”から。当時は9面マルチビジョンでした。ハイビジョンは1990年に初採用しました。※写真をクリックすると全体を見ることができます。


1時間毎に、鈴鹿からFAXで送られてくるリザルトを拡大して掲示板に掲出しました。上位陣の順位は映像で分かるのですが、中盤以降のチームは、このリザルトで知ることができました。
1986年、鈴鹿8耐優勝チームのライダー交替シーン。


 1988年までの3年間は、独自の衛星回線を使用した完全生中継でした。1989年から数年間、NHKのBS放送で中継されることになりました。青山では、NHKニュースなどで中断する時間帯でも途切れることなく、NHKから映像を提供してもらい放映しました。筆者が担当した1986年から1993年までの8年間は、ホンダが4勝で勝率5割でした。

 その後も、途絶えることなく継続されました。特に、2015年から2019年までは5連敗を喫しましたので、イベント担当者はつらかったと思います。そしてコロナ禍による2年間の中断がありましたが、昨年は再開となり久々の優勝を味わうことができました。

1987年発行のパンフレット“WELCOME”から。敷地内に、巨大なパラボラアンテナを設置しました。


 ホンダウエルカムプラザ青山の鈴鹿中継イベントは、これまで35回開催され、ホンダは23勝。勝率は約66%です。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。

(レポート:高山正之)

2023/07/21掲載